Phototaxis
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「次は野生中だって」
「ふーん」
「可愛い後輩からの情報によると、豪炎寺&一年生でなんかジャンプの特訓してるんだって!」
「へー」
「もう!凪木ってばもっと興味持ってよ!FFの予選大会だよ!?」
「ごめんあんまり興味ない」
「ええええ」
人の約束断ってまでこの間の試合見に行ったのに?!
友人が横からわめく。
あ、あれはだって、染岡から来てくれって頼まれたからだし、アドバイスした身としては見に行かないと…
「え?招待したら凪木来てくれるの?」
私たちの会話を盗み聞いていたらしいひょっこりマックスが振り向く。
にたにたと笑う様子はまるでチェシャ猫だ。
「じゃー廃部寸前だったサッカー部のFF地区予選の記念すべき初戦見に来てよ」
「それは?」
「ファンを招待」
「……時間があれば」
「へへ、やった」
ぎぃと木製のイスを鳴らしてマックスは笑う。
よかったねー染岡~なんて声をあげれば話を盗み聞きしていたのか染岡が顔を真っ赤にして立ち上がった。うっせえマックス!!
楽しそうだなとそれを眺めている私を友人がじっと見つめている。
「なに」
「染岡ってばかわいそ…」
「は?」
「なんでもないデス」