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はじまりは突然に

騎士団総長室の扉をこれでもかと思いっきり強く締めて出た俺は城内の騎士団訓練場に向かっていた。途中、木々の間に気配を感じ視線を向ける。

「イル、また日向ぼっこかい?」

語りかけた俺に対し相手は木の上から軽々と飛び降りこちらを見返した
第二騎士団副団長 イルだ

「いやー、つい良い天気で寝ちゃいましたー」

団長の前で堂々とサボり宣言をする彼
キャラなのか、性格なのか
そんな彼に対し怒る感情などは不思議と浮かばない

「まぁ、ほどほどにね。
テルが毎回、鬼の形相でお前を探しているから」

「あいつ真面目なんですよー、双子なのに絶対あいつの方が先にハゲ「るわけないだろいが」」

・・・え?
という表情のイル
その背後に鬼の形相をしたイルの双子の兄で同じく第二騎士団 副団長 テルがいた。

「お前はまた訓練サボりやがったなぁぁ、毎度毎度ーーっ」
「いや、、テル、あの待て!話をっ」
「問答無用じゃあーーーっ!」
「わぁーーーー⁈⁈」

我が騎士団の日課の一つ
騒がしく若い輩達が揃う集団ではありがちな場面だが仲の良い姿を見ると思わず口角が緩む
だがそんな様子をテルは見逃さなかった

「団長、笑ってないで貴方も訓練です」

「あーー!団長が戻るなら俺も訓練するーーっ!」
お仕置きされながらも元気な口調のイル

「まったく、我が団員達は少しばかり団長に甘えすぎです。総長に呼ばれた途端、士気の下がり具合といったら、、毎回私が喝をいれる羽目になるんですよ」

「いつも済まないな、テル。頼りにしている」

笑いかけたながた伝えた言葉に
ブツブツと小言を言っていたテルが一瞬止まる

しかし次の瞬間、聞こえない声で
「、、、私だって先程指南中に退席されて満足してないんですからね」
と耳を赤く染めそっぽを向いた

テルが何か呟いた?みたいが
まぁ、怒りは収まったららしい

「あーー兄貴ばっかり、ずるいぞ」
と何故か意味不明な事を言っているイル


イルとテルは互いに手を差し出して言った
「ほら、行きますよ
「いこうぜ

第二騎士シルス団長殿」」

呼ばれる声に俺は迷わず2人の手をとった



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