好き好き大好き愛してる。《sss》
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-そこに愛なんてない-
「ん、」
貴方の冷たい唇が、なんの前触れもなく私の唇に触れる。
「は、」
貴方の熱い舌が、逃げられないように私の舌に絡んむ。
「ひそか、」
濡れた瞳を熱に揺らして、するりと首に手を回す。
あぁ、綺麗な顔。
「私貴方の、顔とっても好き。」
「僕もリラの顔、好きだよ♠︎」
ムードをぶち壊すような、子供みたいな言葉を交わして、
ふっとお互い笑い出す。
「ね、」
「ん?」
「もう一回」
唇を寄せれば、また優しい甘いキスをくれる。
シャンプーの匂いと、
ほのかに香る鉄の匂い。
この距離にいる私にしか気がつかない。
シャワーを浴びた後にさえ、残る匂い。
深くなるキスの合間に、
今日は何人殺したのかな。
なんて物騒なことを考える。
「リラ…」
いつのまにかソファに押し倒され、ヒソカ越しに天井が見える。
貴方の瞳は、まるで獣のようにガラリと光って、あぁ、綺麗な瞳…ってうっとりと眺める。
「ボク以外のこと、考えないでよ♣︎
妬けちゃう❤︎」
ペテン師は赤い舌で薄い唇をべろりと舐める。
「貴方以外、見えてないよ。」
貴方が殺した人も、
誰の血を浴びたのかも、そんなのはどうだっていいの。
でもこの行為に、
「愛してるよ♠︎」
愛なんてない。
「私もよ。」
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