罠
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朝起きると、バレットがイライラした表情で腕を組みながら店の中をうろついていた。
まるで落ちつきがない熊みたいだ。
「おはよう、クラウド。よく眠れた?」
ティファが笑顔で近づいてくる。
俺は軽く肩をすくめた。
「ああ」
「おせぇよ! 今何時だと思ってる!」
「・・・まだ7時半だ」
ため息混じりにバレットの方を見る。
昨日、今日の作戦を聞いたときは出発は8時だと言っていたはずだ。
まだ30分も余裕がある。
「彼、作戦の前はいつもこんな感じなの。あまり気にしないで」
ティファがこっそりと囁いてきた。
・・・見かけによらずプレッシャーに弱いやつなのか、こいつは。
「さっさと行くぞ! ジェシー達は先に列車に乗り込んでる!」
「ちょっと、バレット!?」
ティファの制止も無視して、バレットはさっさと店から出て行ってしまった。
「・・・出発は8時の予定じゃなかったのか?」
「作戦が計画通りに進まないのも、いつものことなんだけどね」
ティファは少し困った表情で微笑む。
しかし、あんな性格のくせにバレットはアバランチのリーダーをやっているらしい。
半ば強制的に自分をリーダーのように仕立て上げているような気はするが、まったくもってリーダーには向いていない。
他にも適任者はいるだろうに・・・アバランチの奴らはよく我慢できるものだ。
「じゃあマリン。お店、よろしくね」
「うん! 気をつけてね!」
カウンターの中からひょっこりと顔を出しながら、マリンは大きく手を振った。
ティファがいない間はマリンが店を請け負っているらしい。
年の割にかなりしっかりしているようだ。
・・・いや、それよりも――――
「ティファも行くのか?」
「ええ。言ってなかった? 今日は私も参加するから」
そう言いながらにっこりと微笑むが・・・大丈夫なんだろうか。
「・・・戦えるのか?」
「馬鹿にしないでっ。クラウドが村から出て行ってから、私も頑張って鍛えたの」
そう言いながら、軽くファイティングポーズをとる。
「さ、行きましょう。遅れたらバレットに怒鳴られるよ」
俺もティファの後を追って、店を出た。
まるで落ちつきがない熊みたいだ。
「おはよう、クラウド。よく眠れた?」
ティファが笑顔で近づいてくる。
俺は軽く肩をすくめた。
「ああ」
「おせぇよ! 今何時だと思ってる!」
「・・・まだ7時半だ」
ため息混じりにバレットの方を見る。
昨日、今日の作戦を聞いたときは出発は8時だと言っていたはずだ。
まだ30分も余裕がある。
「彼、作戦の前はいつもこんな感じなの。あまり気にしないで」
ティファがこっそりと囁いてきた。
・・・見かけによらずプレッシャーに弱いやつなのか、こいつは。
「さっさと行くぞ! ジェシー達は先に列車に乗り込んでる!」
「ちょっと、バレット!?」
ティファの制止も無視して、バレットはさっさと店から出て行ってしまった。
「・・・出発は8時の予定じゃなかったのか?」
「作戦が計画通りに進まないのも、いつものことなんだけどね」
ティファは少し困った表情で微笑む。
しかし、あんな性格のくせにバレットはアバランチのリーダーをやっているらしい。
半ば強制的に自分をリーダーのように仕立て上げているような気はするが、まったくもってリーダーには向いていない。
他にも適任者はいるだろうに・・・アバランチの奴らはよく我慢できるものだ。
「じゃあマリン。お店、よろしくね」
「うん! 気をつけてね!」
カウンターの中からひょっこりと顔を出しながら、マリンは大きく手を振った。
ティファがいない間はマリンが店を請け負っているらしい。
年の割にかなりしっかりしているようだ。
・・・いや、それよりも――――
「ティファも行くのか?」
「ええ。言ってなかった? 今日は私も参加するから」
そう言いながらにっこりと微笑むが・・・大丈夫なんだろうか。
「・・・戦えるのか?」
「馬鹿にしないでっ。クラウドが村から出て行ってから、私も頑張って鍛えたの」
そう言いながら、軽くファイティングポーズをとる。
「さ、行きましょう。遅れたらバレットに怒鳴られるよ」
俺もティファの後を追って、店を出た。