そしてついに卒業式。
3年間色々あったなぁー。
でも波瑠が居てくれたから楽しかった。

別れて１ヶ月経ち登校日に学校に行くと
海人くんがチラッとコッチを見たが波瑠が
一緒にいたからかすぐ目を逸らした。

最近はたまに一緒に遊ぶグループの
紫耀くんと喋る事が増えました。

きっかけはあの時の遊んだ時に何があったか
気になったらしく波瑠に聞いてたみたい。

それを聞いた紫耀くんは泣いていたみたいで
波瑠達がどうした？って聞いたら
「だって今優羽が1番辛くて苦しくて
悲しくてしんどいはずなのに俺は優羽
に何もしてあげれない…」と言い
波瑠は「大丈夫だよ。その気持ちだけで。
優羽は今までどんなに辛いことも
どんなことも沢山乗り越えてきてる。
今回の事もきっと乗り越えられるから。
何もしてあげられないって言うなら
優羽の入試が落ち着いた頃に
紫耀くんが連絡して遊びに誘って
息抜きさせてあげて？」って言って
それから連絡をとるようになり
次第には遊ぶようになった。

私が紫耀くんと話してるとその様子を
海人くんがこっちを見てくる。
あんまりいい顔はしてないけど
もう海人くんの事は好きじゃない。

色んな事を受け入れてくれて相談にも
乗ってくれて優しい紫耀くんが好き。

今日ちゃんと紫耀くんに自分の気持ちを
素直に伝えようと思う。
もう傷つきたくないとも思ったりもしたけど
やっぱり紫耀くんが好きって思った。