ショート ver. ~ifの世界線~

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その1 セラフ幼稚園編

母:「ゴメン、お母さん今手が離せないから、セラを迎えに行ってくれない?」
私:「は~い。」

私は幼稚園バスが止まる場所までセラを迎えに来た。

私:「あっ、バス来た。」

先生が出てきた後、何人かの園児が降りて来た。
セラはいつも最後に降りてくる。

セラフ:「あっ!ねーちゃん!!」

セラは私を見つけると満面の笑みで駆け寄って来て、私の足にギュってしてきた。

私:「おかえりセラ!」
セラフ:「ただいま!」

私はセラの頭を撫でてあげると嬉しそうにしている。

セラフ:「今日ね、僕一番だったんだよ!」
私:「凄いじゃん!何の一番だったの?」
セラフ:「えっとね、かけっこ!」
私:「セラは運動神経いいからねぇ。羨ましいよ。」
セラフ:「じゃあ、僕がねーちゃんを守ってあげるね!」
私:「ありがと。ほら、お母さん待ってるから帰ろ?」
セラフ:「うん!」

私はセラと手を繋いで帰った。

セラフ:「あとね…えっとね…」

途中もセラは今日幼稚園であった事を色々教えてくれた。

私:「ただいま~。」
母:「おかえり。迎えありがとね。先に宿題やっちゃいなさい。」
セラフ:「ねぇ、ママ~。お菓子食べて良い?」
母:「夕ご飯食べられなくなるから、1個だけね。」
セラフ:「やったぁ~。」

私は、勉強机に行き宿題を出した。
今日の宿題は算数だから、どちらかというと好きな科目だ。
さっさと終わらせようと思った矢先…

セラフ:「ね~ちゃ?」

セラフが部屋に入って来た。

私:「なに?」
セラフ:「ママが、お菓子1個良いよって。」

セラフの手には、ビスケットの個包装が2つ握られていた。

私:「良かったじゃん。セラ食べな。」
セラフ:「ねーちゃんは?」
私:「今から宿題するから、後でね。」

セラフは凄く悲しそうな顔をした。
でも、構っていると一向に宿題が終わらないので、算数のプリントに目を移した。

セラフ:「待ってる…」

小さな声で呟いて、私の椅子の足元に座った。
体育座りのような座り方で、握っているお菓子を見つめている。

母:「セラ、そこに居たらお姉ちゃん勉強出来ないでしょ。こっちに来なさい。おやつ食べるんでしょ?」

セラフ:「ヤダ。ねーちゃんと食べるもん…」

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