ストーリー ver.
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セラフは時々、同じ悪夢を見る。
自分ひとりしかいなくなった世界。
そんな夢を見た時、目覚めてすぐ無意識に四季凪に電話やメッセージを送る事が多い。
それは、自分ひとりでないという安心感が欲しいのかもしれない。
四季凪もそれを理解しており、優しく答えてあげている。
今日も同じ悪夢を見て目が覚めた。
セラフ:「美弥…美弥…」
その日は何故か美弥に電話を掛けようとしている。
++++++
美弥:“セラフくんから…電話?”
セラフは美弥の声が出ない事は十分程に知っているはず。
なのに、電話をわざわざ掛けてくるなんて、何かあったのだろうか?
でも、出たところで話せないし…
そんな事を考えていたが、一向に切られないので、意を決して通話ボタンをタップした。
セラフ:「美弥?…美弥…」
美弥:「っ…せっら。」
少し声が出た事に美弥は驚いた。
セラフ:「美弥…一人に…しないで…」
セラフは魘されているかのような声で、美弥の名前を呼び続けている。
美弥:「セラフ…だい…じょぶ?」
美弥の声も少しずつ出るようになってきた。
美弥:「セラ?大丈夫だよ。私…ここいるよ。」
セラフ:「…美弥?」
美弥:「おはよ。落ち着いた?」
セラフ:「えっ…あぁ…ごめん…」
そのままセラフはまた寝てしまったようだ。
寝息が聞こえた。
美弥は、安心して通話を切った。
数時間後、セラフのおはようという投稿がされたので、美弥はセラフに電話をかけた。
セラフ:「何で?」
四季凪:「どうかしましたか?」
セラフ:「美弥ちゃんから…電話?」
四季凪:「まだ声出ないんでしたよね?何かあったんでしょうか?」
少し緊張しながら、通話ボタンを押した。
美弥:「もしもし、セラフくん?」
セラフ:「は?美弥…?」
美弥:「そうだよ。おはよう。」
セラフ:「えっ?…声。」
美弥:「ふふっ…やっぱり覚えてないんだ。セラフくんのお陰で声が出るようになったんだよ。」
セラフ:「は?どういう?てか、美弥…ちゃん…だよ…ね?」
美弥:「はい。雪平美弥ですw朝方私に電話してきたんだよ。後で発信履歴見てみて。で、セラフくんから電話って何事!?って思いながら電話出て…凄く呼ばれるから答えなきゃって頑張ったら、声出るようになったの。その節はありがとうね。w」
セラフの横に座っていた四季凪が、そのやり取りを聞いて閃いた。
四季凪:「その電話って、セラ夫がたまに私にかけてくるアレじゃないですか?」
セラフ:「あっ…」
セラフは悪夢を見た事を思い出した。
セラフ:「俺、凪ちゃんに電話しないで美弥ちゃんにしちゃったのか…」
四季凪:「雪平さん、セラ夫の朝の声可愛かったでしょ?w」
美弥:「その声は、四季凪さん?正直ドキッとしましたねw」
セラフ:「ちょっ!凪ちゃん!?」
四季凪:「まぁ、それだけ貴方に心を開いた証拠でもありますので、許してやって下さい。w」
美弥:「wwいつでも歓迎致します。w」
セラフ:「も~…てか、仕事だから切るよ!」
美弥:「仕事中だったの?ゴメンなさい。またね。」
セラフ:「また連絡する。」
そう言って電話を切った。
四季凪:「あれは、私だけの特権かと思ってましたが…残念です。」
セラフ:「だから~…」
四季凪:「でも、彼女だったら仕方ない、譲ってあげましょうかね。」
セラフ:「ほら!ミーティング始まるから行くよ!!」
四季凪:「はいはいw」
セラフ:「声…想像以上に可愛かったな…」
四季凪:「w」
自分ひとりしかいなくなった世界。
そんな夢を見た時、目覚めてすぐ無意識に四季凪に電話やメッセージを送る事が多い。
それは、自分ひとりでないという安心感が欲しいのかもしれない。
四季凪もそれを理解しており、優しく答えてあげている。
今日も同じ悪夢を見て目が覚めた。
セラフ:「美弥…美弥…」
その日は何故か美弥に電話を掛けようとしている。
++++++
美弥:“セラフくんから…電話?”
セラフは美弥の声が出ない事は十分程に知っているはず。
なのに、電話をわざわざ掛けてくるなんて、何かあったのだろうか?
でも、出たところで話せないし…
そんな事を考えていたが、一向に切られないので、意を決して通話ボタンをタップした。
セラフ:「美弥?…美弥…」
美弥:「っ…せっら。」
少し声が出た事に美弥は驚いた。
セラフ:「美弥…一人に…しないで…」
セラフは魘されているかのような声で、美弥の名前を呼び続けている。
美弥:「セラフ…だい…じょぶ?」
美弥の声も少しずつ出るようになってきた。
美弥:「セラ?大丈夫だよ。私…ここいるよ。」
セラフ:「…美弥?」
美弥:「おはよ。落ち着いた?」
セラフ:「えっ…あぁ…ごめん…」
そのままセラフはまた寝てしまったようだ。
寝息が聞こえた。
美弥は、安心して通話を切った。
数時間後、セラフのおはようという投稿がされたので、美弥はセラフに電話をかけた。
セラフ:「何で?」
四季凪:「どうかしましたか?」
セラフ:「美弥ちゃんから…電話?」
四季凪:「まだ声出ないんでしたよね?何かあったんでしょうか?」
少し緊張しながら、通話ボタンを押した。
美弥:「もしもし、セラフくん?」
セラフ:「は?美弥…?」
美弥:「そうだよ。おはよう。」
セラフ:「えっ?…声。」
美弥:「ふふっ…やっぱり覚えてないんだ。セラフくんのお陰で声が出るようになったんだよ。」
セラフ:「は?どういう?てか、美弥…ちゃん…だよ…ね?」
美弥:「はい。雪平美弥ですw朝方私に電話してきたんだよ。後で発信履歴見てみて。で、セラフくんから電話って何事!?って思いながら電話出て…凄く呼ばれるから答えなきゃって頑張ったら、声出るようになったの。その節はありがとうね。w」
セラフの横に座っていた四季凪が、そのやり取りを聞いて閃いた。
四季凪:「その電話って、セラ夫がたまに私にかけてくるアレじゃないですか?」
セラフ:「あっ…」
セラフは悪夢を見た事を思い出した。
セラフ:「俺、凪ちゃんに電話しないで美弥ちゃんにしちゃったのか…」
四季凪:「雪平さん、セラ夫の朝の声可愛かったでしょ?w」
美弥:「その声は、四季凪さん?正直ドキッとしましたねw」
セラフ:「ちょっ!凪ちゃん!?」
四季凪:「まぁ、それだけ貴方に心を開いた証拠でもありますので、許してやって下さい。w」
美弥:「wwいつでも歓迎致します。w」
セラフ:「も~…てか、仕事だから切るよ!」
美弥:「仕事中だったの?ゴメンなさい。またね。」
セラフ:「また連絡する。」
そう言って電話を切った。
四季凪:「あれは、私だけの特権かと思ってましたが…残念です。」
セラフ:「だから~…」
四季凪:「でも、彼女だったら仕方ない、譲ってあげましょうかね。」
セラフ:「ほら!ミーティング始まるから行くよ!!」
四季凪:「はいはいw」
セラフ:「声…想像以上に可愛かったな…」
四季凪:「w」