翌日、ランドリーにメンバー全員集まっていた。

奏斗：「おっ！今日は皆いるんじゃん！」
四季凪：「お疲れ様です。」
奏斗：「そっか。もう雪平さんいないんだっけ。」
セラフ：「もう引っ越しちゃったよ～。」
奏斗：「セラ～、寂しいなぁ～ｗ僕がヨシヨシしてあげようか～？ｗ」
セラフ：「うわっ、キモッ！ｗｗ」
雲雀：「でも、正直寂しいんじゃないかぁ？」
セラフ：「なぁんでだよ！寂しい訳ないでしょ。」
四季凪：「でも確かに、一緒に住んでたからなのか、彼女との距離感は近かったですよね。」
セラフ：「そう？」
四季凪：「アナタ気付いて無いでしょ。アナタだけ、彼女の事を下の名前で呼んでるんですよ？」
セラフ：「マジ？」
奏斗：「セラ無意識だったんか！」
雲雀：「めっちゃ独占欲出してくると思ってたけど、気のせいだったって事か？」
セラフ：「えっ…そんなに？」
四季凪：「私は、彼女とか貴方とかって呼んでました。」
雲雀：「俺と奏斗は、雪平さんって呼んでたぞ。」
セラフ：「俺も、雪平さんじゃなかった？」
奏斗：「い～や！セラは美弥さんって呼んでたね！！」
セラフ：「そうだっけか？」
奏斗：「実際、一緒に過ごしてみてどうだったの？」
セラフ：「別に？楽しかったよ。」
雲雀：「デートとかしたんかぁ？」
セラフ：「しないよ。外に出しちゃ危ないでしょ。」
雲雀：「それはそうか。ｗ」
セラフ：「でも、引っ越し落ち着いたら遊びに行くよ。」
四季凪：「アナタ、なんというか…凄いですね。」
セラフ：「何が～？」

昔は、絶対に心を開かない男だったのに、1週間一緒に過ごせたり、女性の部屋に遊びに行くなんて…と、四季凪は思ったが、言葉を吞んだ。