第拾弐話 墓参り
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「・・・・それっ『土方さーん』Σ!?」
いつの間にか戻って来た蘭
『・・ハァ・・・ハァ・・・あれ?』
どうやら走って来たようだ
『何の話しをしていたんですか?』
「Σあっ いや・・・」
「ちょっとね」
『そうか・・・じゃあ おばちゃん また 遊びに来るね♪』
「待っているからね」
『うん!!土方さん 行きましょう』
「Σちょっ あんま ひっぱんなって/////」
そうしている内に行ってしまった
「あれから 何年たっただろうね・・・・よく 似ているよ」
蘭を見て思っていた
「両親に・・・・・でも あの二人・・どっからどう見てもカップルに見えるわね」
いなくなった二人に女の人は そう笑顔で言っていた
―山―
長屋の近くにある山を 二人は歩いていた
「・・・ハァ・・ハァ・・・まだ 着かないのかιι」
『もう少しですから 頑張って下さい』
「その言葉・・・数分前にも言ったぞι」
『・・・・そうですか』
ちょっと間を空けて言った蘭
と・・・・
『土方さん 着きました!』
「Σおっ・・・・スゲェな」
山頂の所であって 景色が一望だった
「墓は どこにあんだァ??」
『あそこに 桜の木があるところです』
と・・・・・
蘭が指で指した方を見ると・・・・
大きな桜の木があり その所に二つの墓があった
「デケェ 桜の木だな」
『はい』
いつの間にか墓の前に来ていた
『・・・・久しぶり 父さん・・・母さん・・・』
「・・・・」
『・・・・あれ?』
「どーした?」
『いえ 花が供えられていて・・・』
「さっきの人じゃねーのか?」
『いいえ 違うと思います』
「なんでだァ?」
『・・・分かりませんが なんとなく』
「じゃあ 誰かが供えてくれたんじゃねーのかァ」
『・・・・そうかもしれません』
そう言った後に
蘭は 墓の前で手を合わせた
『・・・・』
「・・・・」
土方は 先程の会話を思い出していた
~回想~
「・・・・あの子の両親は 攘夷戦争に出ていたんでよ」
「Σ!?」
「有名な・・ね」
それともう一つ・・・・・
祭りの時に高杉が言っていた
最後の言葉で・・・・
「"紅姫"」
あの言葉が気にってなっていた
"紅姫"は あの攘夷戦争に出ていた
"黒夜叉"・"紅夜叉"の娘の通りの名前だと・・・・・
~回想終了~
「(蘭・・・お前は何者だ)」
そんなことを考えていた
『・・・・ふぅ』
「終わったかァ?」
『・・・はい・・・土方さん』
「・・・なんだァ?」
『聞きたいことが あるならお話します』
「Σ!?」
考えていた事が 分かったみたいだ
「蘭・・・・お前は何者だ」
『・・・私は』
数分後
「・・・・そーか」
『隠していてすみません』
蘭は 両親のこと・・・
そして・・・自分のことを全部 話したようだ
「それでか・・・」
高杉が言っていた言葉に
やっと つじつまが合ったと思った土方
「・・・・」
『・・・本当にすみません』
頭を下げて 謝る蘭
「・・・・辛かったんだな」
『・・・えっ』
「・・・一人で 抱えていたんだろ」
『・・・・ッ・・・土方さん』
急に泣き出した蘭
「Σ泣くな!ι」
『・・・すみません・・ですが』
「・・・」
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