第拾話 祭り篇 前編
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―橋の上―
暑い日が続く
そんな中 編み笠をかぶり
僧の格好で橋の上に座っていた桂
と・・・・
「誰だ?」
桂に近づいて来る気配
桂は声をかけた
「・・・ククク ヅラぁ 相変わらず幕吏から 逃げまわってるよーだな」
側に来て立っていたのは・・・・
桂と同じ編み笠をかぶり
女物を思わせる派手な着物を着た男
「ヅラじゃない桂だ なんで貴様がここにいる?幕府の追跡を逃れて 京に身をひそめているときいたが」
「祭りがあるって きいてよォ いてもたってもいられなくてなって 来ちまったよ」
「祭り好きにも大概にするがいい 貴様は 俺以上に幕府から嫌われているんだ 死ぬぞ」
「よもや 天下の将軍様が参られる祭りに 参加しないわけにはいくまい」
「! お前 何故それを?まさか・・・」
「クク てめーの考えているよな だいそれたことを するつもりはねーよ だが しかし面白ェだろーな 祭りの最中 将軍の首が飛ぶようなことがあったら 幕府も世の中もひっくり返るぜ フフフ ハハハ」
笑みを浮かべ 男は笑いを響かせていた
と・・・・
「・・・・それに」
「?」
「面白ェことに あいつらに娘が居たんだってなァ」
「Σ!」
「それも真選「何故 お前がそれを知っている!?」
「クク 噂が流れてんだ “夜叉の娘が真選組に居る"ってなァ」
「・・・まさか 巻き込む気じゃ あるまいな?」
男を睨む桂
「・・・・なーに 挨拶がてら 会うだけだ」
それだけ言って 男は去った
-真選組屯所-
「あー 暑いιι」
「暑いなι」
「あぁ そうだなιι」
「あんまり 暑いって言ってると よけーに 暑いわιι」
真選組屯所は 相変わらずの賑やかさと騒がしさで 暑さでも唸れているιι
と・・・・
タタッ
「一体 どこに居るんだろι」
誰かを捜している山崎
「Σあっ!蘭ちゃーん」
『?・・・Σあっ 山崎さん!』
「・・・・ハァ・・ハァ・・・」
汗だくになりながら 蘭を捜していたようだ
「やっと 見つけたιι」
『どうしたんですか?』
「クゥーン」
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