~詩の解説~
対 酒
(白楽天)
蝸牛角上争何事 蝸牛角上 何事を争う
石火光中寄此身 石火 光中 此の身を寄す
随富随貧且歓楽 富に随い 貧に随うて しばらく 歓楽す
不開口笑是痴人 口を開いて 笑わざるは 是 痴人
【訳】
カタツムリの角の上のような狭い世界で何をそんなに争うのだ。
一瞬のきらめきような、短い人生に身を寄せているのだ。
富める者も貧しい者も、おのおの楽しもうではないか。
押し黙っているのはバカというものだ。
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あっという間に終わってしまう人生なのに、争ってばかりじゃバカらしい。
パーッと遊ぼうじゃないか!
という内容の詩です。