第1話
夢小説設定
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5人でいつも通り歩いてる。
ツッチー「あれ?竜じゃねえかよ。」
麗奈「え?」
見ると先生が竜に向かって叫んでいた。
山口「あいつらが本当にお前の仲間なのか?本当にあそこがお前の居場所なのか?悪いけど私は生徒の言いなりになるような先公じゃないから!そんな半端な気持ちで教師になったんじゃない!お前が学校にくるまで私は諦めないからな!」
タケ「山口ってさ…」
聞かずに隼人は歩き始める。
麗奈「隼人?」
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山口「どうした武田…?」
タケ「竜…来るかな?」
山口「えっ、お前小田切のこと気になるのか?」
タケ「俺と隼人と竜と麗奈は小学校からのダチだから。ずっと一緒だったからさ。だからなんかあの2人が喧嘩したまま卒業なんて嫌だなって思ってさ。」
山口「そうか…心配すんな。わたしがちゃんと小田切を学校に来させるから。」
タケ「ま、先公なんてアテにしてないんだけどね。」
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麗奈「ターケッ。あの先生に聞いてきたの?」
タケ「麗奈…バレた?」
麗奈「ちょっとそうかなー?って思って様子見にきちゃった。」
タケ「俺がこのままにさせるわけにはいかないからさ」
麗奈「私もこのままじゃいや。」
タケ「ごめんな?」
麗奈「謝ることじゃないよ?竜は絶対にくるから。…隼人達のとこもどろっ」
タケ「おうっ」
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フレンツェン裏口
麗奈(竜…いるかな?)
竜がちょうどお店に入ってくとこだった。
麗奈は出てくるのを隠れて待った。
数分後…
「おら!ついてこいっ」
「ふざけやがってよおー竜ちゃんー」
麗奈(竜っ!?)
麗奈「…竜っ!!」
竜「… 麗奈っ?逃げろ!来るなっ!」
「へえ〜いい女じゃねえか。竜ちゃんのこれか?」
と麗奈を捕まえ小指を立てる。
竜「こいつには手出さないでくれっ…」
「どの口がいってんだよっ」
ドカッ
竜「うっ…」
麗奈「竜っ!!!やめてっ!!!」
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倉庫
麗奈「竜っ!りゅうっ!!…やめてっ」
竜「そいつにっ…触るなっっ…うっ…」
ガンっガンっ
チェーンで閉められたドアが開けようとする
音が響く。
麗奈(だれ…?)
ガラガラッ
麗奈(先生…?どうして…)
山口「篠山…?もう十分だろ。勘弁してやってくれないか?この通りだ。」
と頭を下げる。
「先公が頭下げてるよ!面白えなこいつっ!」
山口「あいつらは私の大事な教え子なんだ。まだ18で一端の大人ぶってるけど何もわかってねえガキ同然なんだ。私はあいつに教えなきゃいけないことがまだ山ほどある。だから、頼む。あいつを私に返してくれ。頼む…」
「そう簡単にはいかねえんだよな?」
「ちゃんとおとしまえつけもらわなきゃな?」
「それとも先生がまた稼いでくれるか?そしたら俺たちまた考え直してあげてもいいんだけどな?」
「先生ならさもうちょっと稼げんじゃないのー?」
と腕を回す。すると…グイッ
男達を次々と返り討ちに。
麗奈(強い…先生だよね?…)
「お前一体何者だ!」
山口「言ったろ?私はそいつらの担任の先生だよ。これだけ頼んでもだめならしょうがないな。言っとくけど私はかわいい教え子の為なら手加減しないよ!」
すると男達は山口に殴りかかっていく。
麗奈を抑えてた男達も向かっていく。
が結局返り討ちに…。
麗奈「竜っ…大丈夫?」
竜「麗奈は?」
麗奈「大丈夫っ…ごめんね?」
竜「無事ならいい…巻き込んでごめん。」
すると決着はついていた。
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河原
山口「痛むか?篠山は?怪我ないか?」
麗奈「はい。ありがとうございました。」
竜「さわんじゃねえよ。なんで来たんだよ?…俺はあんた騙したんだぞ?」
山口「約束したから。」
竜「約束?」
山口「言ったでしょ?どんなことがあっても絶対守るって。」
麗奈(そんなことがあったんだ…)
竜「馬鹿じゃねえのか!」
山口「約束ってえのはな守るもんなんだよ。お前言ったよな?30万あればあいつらと手が切れるって。そしたら学校に行けるって。」
竜「普通魔にウケるかよあんな話。」
山口「悪いけど私は普通の教師じゃないから。それに、教師が生徒信じてなにが悪い?」
竜「笑わせんなよ。」
山口「笑いたかったら笑えよ。誰に笑われようが、騙されようが私はこれからもずっとお前のこと信じるよ。だってお前はちゃんとあいつらと手を切ったじゃないか。」
竜「俺は先公なんて信じねえ。誰も信じねえ。… 麗奈いくぞ。」
麗奈「竜…」
竜「どっか痛むか?…なにもされてないよな?大丈夫だったか?」
麗奈「大丈夫。…怖かったけどっ。へへっ」
麗奈の手は震えていた。
竜「悪い。」
麗奈「謝るのは私の方だから…。竜が無事でよかった。」
竜「…明日…待ってて。ちゃんといくから。学校。」
麗奈「ほんと…?」
竜「あぁ。」
麗奈「待ってる!!!!!!」
と麗奈は竜の腕に抱きつく。
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3D教室
今日も3Dは賑やかだ。
隼人「れい!昨日は何してたんだよ〜!」
麗奈「んー?なんだっけ?」
隼人「かわいいなあっ!!」
ガラガラッ
「おい!竜が来たぞっ!!!」
ガタッ
隼人は立ち上がり足早に出て行く。
それにみんな着いていき外に出る。
麗奈「竜…!」
麗奈も必死に着いていく。
隼人「久しぶり。今更なに?俺さ…お前のことは許してねえからっ…!!」
ドカッ
麗奈「隼人っ!!!」
隼人が竜を殴る。
竜も殴りかかり2人を中心にみんなが
止めにかかる。
麗奈「ちょっと!…2人ともっだめ!!」
麗奈も2人の近くで止める。
山口「いいかげんにしやがれえ!!!」
ビシャッ
山口は屋上からみんなに水をかける
隼人「てめぇ!なにすんだよっ!!」
山口「よーし。これで全員揃ったな。お前らよく聞け。私はこのままお前らを卒業になんかさせねえかんな。高校生活の思い出が何一つねえ、将来の夢もねえ、そんな半端なまんまで卒業なんかさせてたまるかってんだ!たった一度の高校生活がこれからのお前達の長い人生のなかでどれだけ貴重でどれだけ大切なものなのかしっかり教えてやるからな!覚悟しろよっ!」
みんなは屋上にいる山口を睨み続ける。
麗奈「くしゅっ…」
第1話end