「まずは服の上から楽しもうか･･････」

男達は下卑た笑いを浮かべながら服の上から私の胸を揉みしだく。

「んんんんんんんんっ！んんん！！！！！」

悪寒が全身に走る。
カツキに触られた時のゾクッとした感じの種類が確実に違う。
カツキに舌舐められた時はゾクゾクと腰に甘い痺れがきた。
でも、これは嫌だ･･････っ怖いっ嫌っ助けて･･･誰か･････････カツキ！！！！！

ドカァァアアアアアアアアン！！！！！

「な、なんだぁ！？」
「大変ですお頭ァ！！！！竜人族がっぎゃあっ！！！！！」

侵入者を告げに来たお頭の仲間と思われる人が爆風で吹っ飛び意識を失った。
そして、壊れた壁から侵入者が堂々とした足取りで入り込む。
そして、私はその顔を見て安堵したのか涙がボロボロと溢れてきた。

「ーーーーーおい」
「あぁん！？なんなんだてめぇは！！！！！」
「･･･を離せ」
「あ？なんて言ったか聞こえねーよ、ばぁか」
「俺のもんから手を離せって言ってんだクソがあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞ死ねえええええええ！！！！！！」

爆風を利用しながら高速で闇商人達を次々となぎ倒していく。
私はその光景をただ眺めていた。
どうして彼がここにいるのか、場所がわかったのか分からないけど、とりあえず助かったのかな？
倒し終えたのか彼が私の方を見て、眉をひそめた。
そして近づいてきて私のところに止まり、私と同じ目線になるようしゃがみこんで抱き締められた。

「･･･知らねぇ奴に着いてくんじゃねぇバカがっ！まってろ、すぐ外して････････････」
「････････････ンン？」

じーっと私の姿を見てカツキは黙ってしまった。
私はそれに嫌な予感がしてガチャガチャと鎖で音を立てる。
「んんんんんんんん！！！！！んんんんんんんん！！！！！！！」
「はっ！俺から逃げた罰だ･････････可愛がってやるよ」

目が明らかに血走っててやばい！さっきの悪人よりも悪人らしい顔してるっ！
涙目で訴えてもカツキの加虐心に火がつくだけで結局解放されたのはそれから1時間後だった。