真顔の裏
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放課後
帰りのHRも終わり、みんなわいわいとお喋りをしている。
私はというと、机に突っ伏してた。
今日色々とありすぎてもう何が何だかわからなくて疲れたから。
不意にクラスがざわついてなんだろうとちらっと腕の隙間から見るとそこには入口でキョロキョロと誰かを探してる轟くんがいた。
え!?なんで!?
思わずそのまま机と向かい合ったままの格好で顔もガードしてしまった。
あぁ、でも気になって仕方ないから個性を使って轟くんの様子を見てしまった。
キョロキョロ・・・
ぼーっとしたいつもの轟くんがクラス中を眺め・・・・・・・・・あ!目合っちゃったっ!
あれ、なんかいつものぼーっとした顔じゃなくて何となくだけど明るい表情になったような・・・・・・
て、近づいて来るっ・・・どうしよっ・・・このまま寝たふりー・・・・・・・・・
「鈴木」
「ふぁっ」
まさかの耳元で言われるとは思わなくて、近づいてきた時に個性も解除してしまったから変な反応してしまった。
「め、珍しいね・・・普通科に来るなんて・・・」
「あぁ、お前と帰りたいと思って来た」
一緒に帰る!?私と轟くんが!?
「えっと・・・・・・」
反応に困ってるとはっと気づいた。
ここ、普通科の教室だ。しかも廊下にまで野次馬が出来てる。
恥ずかしくなって咄嗟に鞄を持って轟くんの手を握って走り出す。
そして靴箱に着いた時に轟くんと手を繋いでいたことに気づいて慌てて手を離した。
心做しかしゅんとしてるように見えるのは私の願望からだろうなぁ・・・
「普通科の・・・靴箱はあっちだから・・・それじゃあ・・・」
「鈴木」
「?なに?轟くん・・・」
「・・・・・・迷惑だったか」
「え?」
「帰り、誘ったの迷惑だったか」
「そんな事ないよ」
慌てて否定するとパァっと顔が明るくなったような気がした。
見た目は真顔なのに、私の目おかしくなったのかな?
「とりあえず、靴履こうか!」
「おぉ」
芦『なにあれ、いつの間にあんな仲になってるの!?』
八『お二人の間に何が・・・轟さんも嬉しそうにしてますし・・・』
蛙『みんな、こうやって二人の恋路を隠れて見るのは良くないわ・・・明日、本人に聞きましょ』
麗『それもそうやね!2人が見えなくなってから私たちは帰ろっか』
女子ーズが靴箱の陰に隠れて2人を生暖かく見守って心の中で鈴木衰に応援をしていたのは2人は知らないのであった。
帰り道、轟くんと並んで帰るなんて以前の私には夢にも思わなかっただろうなぁ・・・
でも、普通科の私と一緒に帰るというのはなにか理由があってだろう。
多分、昼休みの件だろうなとは思ってる。
だって、接点はそれくらいしかないから。
でも私から切り出していいものか悩んでると
「・・・・・・昼、ごめん」
「え?」
「教室戻ろうとしてたんだろ、呼び止めてごめん」
「あぁ、その事?それなら全然大丈夫だよ」
それが気がかりで一緒に帰ろうと言ったのかな・・・
律儀だなぁ・・・
「ーーーあとお前だけが右を使わねぇ理由も知らねぇのに哀しい顔をしてたって言ってくれた」
右手を見ながら轟くんはそう呟いて多分、まだ向き合ってる途中なんだろうなと感じ胸が締め付けられた。
「それが、すげぇ嬉しかったんだ」
「〜〜〜〜っとどっろきくっ」
「だから・・・・・・・・・友達になってくんねぇか」
友達・・・・・・・・・それでも陰で見てた頃よりかなり進歩してる。
不安そうな眼差しで見る彼に私は
「私も・・・・・・轟くんと友達になりたいっ!よろしくっお願いします!」
笑顔でそう応えた。
私は彼がプロヒーローになるまで、この思いは胸に秘めて私が出来るサポートをしようとそう心に決めた。
それまでは、どうかこの思いが溢れませんように・・・・・・・・・
「衰・・・・・・て呼んでもいいか?」
「そ、それはちょっと・・・・・・破壊力がっ」
「・・・・・・破壊力?」
帰りのHRも終わり、みんなわいわいとお喋りをしている。
私はというと、机に突っ伏してた。
今日色々とありすぎてもう何が何だかわからなくて疲れたから。
不意にクラスがざわついてなんだろうとちらっと腕の隙間から見るとそこには入口でキョロキョロと誰かを探してる轟くんがいた。
え!?なんで!?
思わずそのまま机と向かい合ったままの格好で顔もガードしてしまった。
あぁ、でも気になって仕方ないから個性を使って轟くんの様子を見てしまった。
キョロキョロ・・・
ぼーっとしたいつもの轟くんがクラス中を眺め・・・・・・・・・あ!目合っちゃったっ!
あれ、なんかいつものぼーっとした顔じゃなくて何となくだけど明るい表情になったような・・・・・・
て、近づいて来るっ・・・どうしよっ・・・このまま寝たふりー・・・・・・・・・
「鈴木」
「ふぁっ」
まさかの耳元で言われるとは思わなくて、近づいてきた時に個性も解除してしまったから変な反応してしまった。
「め、珍しいね・・・普通科に来るなんて・・・」
「あぁ、お前と帰りたいと思って来た」
一緒に帰る!?私と轟くんが!?
「えっと・・・・・・」
反応に困ってるとはっと気づいた。
ここ、普通科の教室だ。しかも廊下にまで野次馬が出来てる。
恥ずかしくなって咄嗟に鞄を持って轟くんの手を握って走り出す。
そして靴箱に着いた時に轟くんと手を繋いでいたことに気づいて慌てて手を離した。
心做しかしゅんとしてるように見えるのは私の願望からだろうなぁ・・・
「普通科の・・・靴箱はあっちだから・・・それじゃあ・・・」
「鈴木」
「?なに?轟くん・・・」
「・・・・・・迷惑だったか」
「え?」
「帰り、誘ったの迷惑だったか」
「そんな事ないよ」
慌てて否定するとパァっと顔が明るくなったような気がした。
見た目は真顔なのに、私の目おかしくなったのかな?
「とりあえず、靴履こうか!」
「おぉ」
芦『なにあれ、いつの間にあんな仲になってるの!?』
八『お二人の間に何が・・・轟さんも嬉しそうにしてますし・・・』
蛙『みんな、こうやって二人の恋路を隠れて見るのは良くないわ・・・明日、本人に聞きましょ』
麗『それもそうやね!2人が見えなくなってから私たちは帰ろっか』
女子ーズが靴箱の陰に隠れて2人を生暖かく見守って心の中で鈴木衰に応援をしていたのは2人は知らないのであった。
帰り道、轟くんと並んで帰るなんて以前の私には夢にも思わなかっただろうなぁ・・・
でも、普通科の私と一緒に帰るというのはなにか理由があってだろう。
多分、昼休みの件だろうなとは思ってる。
だって、接点はそれくらいしかないから。
でも私から切り出していいものか悩んでると
「・・・・・・昼、ごめん」
「え?」
「教室戻ろうとしてたんだろ、呼び止めてごめん」
「あぁ、その事?それなら全然大丈夫だよ」
それが気がかりで一緒に帰ろうと言ったのかな・・・
律儀だなぁ・・・
「ーーーあとお前だけが右を使わねぇ理由も知らねぇのに哀しい顔をしてたって言ってくれた」
右手を見ながら轟くんはそう呟いて多分、まだ向き合ってる途中なんだろうなと感じ胸が締め付けられた。
「それが、すげぇ嬉しかったんだ」
「〜〜〜〜っとどっろきくっ」
「だから・・・・・・・・・友達になってくんねぇか」
友達・・・・・・・・・それでも陰で見てた頃よりかなり進歩してる。
不安そうな眼差しで見る彼に私は
「私も・・・・・・轟くんと友達になりたいっ!よろしくっお願いします!」
笑顔でそう応えた。
私は彼がプロヒーローになるまで、この思いは胸に秘めて私が出来るサポートをしようとそう心に決めた。
それまでは、どうかこの思いが溢れませんように・・・・・・・・・
「衰・・・・・・て呼んでもいいか?」
「そ、それはちょっと・・・・・・破壊力がっ」
「・・・・・・破壊力?」