雄英体育祭
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どこの高校も入学式の日。
私は校長先生の長ったらしい話を聞いていた。
「ーーーーーであるからして、ーーー・・・・・・・・・」
あー、つまんないなぁ・・・
欠伸を噛み殺しながら無事合格して晴れて名門雄英高校ヒーロー科に入った自慢の友人のことを考える。
今頃私と同じ話聞いてるのかなぁ・・・・・・
・・・・・・・・・いや、名門校が入学初日にこんな長ったらしい話するんじゃなくて、身体測定とか能力テストとかに時間費やした方がヒーローの卵としては重要だろうし経験を積むのが先だろう。
だから初日から入学式の恒例の校長先生の長話地獄には行かないはずだ。
うん、きっとそうだろう。
『これで、校長先生のお話を終了致します。続いてーーー』
・・・早く終わってみーちゃんに会いたいな・・・・・・
みーちゃんとは最近路地裏で見つけ、それ以来よく餌付けして一緒に遊んでる新しい友達だ。
私が見つけた時はまだ子猫で、恐らく親猫が棄てたんだと思う。
安易に野良に餌をやるのはかえって酷だと理解はしてるんだけど、何故かあの子猫の赤と青の目の色に惹かれた。
なんだか、凄く忘れてはいけない何かを忘れてしまっているような、そんな錯覚を覚えてしまって・・・・・・
『新入生の皆様はクラスに戻って下さい』
アナウンスがそう流れるとみんなぞろぞろと自分のクラスに戻っていく。
私もその流れに沿って自分のクラスに行く。
確か私のクラスは2組だったかな・・・
・・・?先に誰か入ったのかな?扉開いてる。
中を除くとクラスの半分程はもう戻ってきてたみたいでみんな自分の個性を説明して自慢してるみたいだ。
そもそも、こんな普通の高校に入る時点でたかが知れてる個性なのに。
・・・・・・まあ、無個性よりはマシか・・・
「お、見てみ!あのこ超可愛くね!?当たりクラスだな!」
「なあなあ誰かあのこの個性教えてもらえって!」
可愛い子?どこにいるんだろう?私もその子見たい!
目だけ動かし探すけど、透より可愛い子なんて見当たらない。
仕方ない、席座ろ。
扉から近い、一番前の席に座り携帯を弄る。
弄ってると誰か近づいてくる気配がして顔を上げてみるとさっき可愛い子のなんちゃらって話してたやつがいた。
「な、なあ」
「・・・・・・なに?」
何となく個性の話をしに来たんだろうなと分かってたので話しかけるなオーラを撒きながら不機嫌な態度で応えた。
「い、いや・・・・・・君の個性ってなんなのかなぁって思ってさ・・・」
「・・・・・・なに?まず個性の話から?普通名前から聞くもんじゃないの?それ以前に名乗りもしないってどういうこと?まぁ、別に名前とか知らなくていいけど」
ガタッと立ち上がりそう言うと男はたじろいでご、ごめん・・・と言いながらさっき話してた友達の方へと逃げていく。
そして、クラスの澱んだ空気と目線に舌打ちして鞄を持って教室から出ていく。
その背後でなにあいつ・・・と怖いねーとか聞こえてきて入学早々ぼっちになる予感がしたがどうでもいい。
姉さんに安心してもらうためだけに入った高校だから単位さえ取れればそれでいい。
私は校長先生の長ったらしい話を聞いていた。
「ーーーーーであるからして、ーーー・・・・・・・・・」
あー、つまんないなぁ・・・
欠伸を噛み殺しながら無事合格して晴れて名門雄英高校ヒーロー科に入った自慢の友人のことを考える。
今頃私と同じ話聞いてるのかなぁ・・・・・・
・・・・・・・・・いや、名門校が入学初日にこんな長ったらしい話するんじゃなくて、身体測定とか能力テストとかに時間費やした方がヒーローの卵としては重要だろうし経験を積むのが先だろう。
だから初日から入学式の恒例の校長先生の長話地獄には行かないはずだ。
うん、きっとそうだろう。
『これで、校長先生のお話を終了致します。続いてーーー』
・・・早く終わってみーちゃんに会いたいな・・・・・・
みーちゃんとは最近路地裏で見つけ、それ以来よく餌付けして一緒に遊んでる新しい友達だ。
私が見つけた時はまだ子猫で、恐らく親猫が棄てたんだと思う。
安易に野良に餌をやるのはかえって酷だと理解はしてるんだけど、何故かあの子猫の赤と青の目の色に惹かれた。
なんだか、凄く忘れてはいけない何かを忘れてしまっているような、そんな錯覚を覚えてしまって・・・・・・
『新入生の皆様はクラスに戻って下さい』
アナウンスがそう流れるとみんなぞろぞろと自分のクラスに戻っていく。
私もその流れに沿って自分のクラスに行く。
確か私のクラスは2組だったかな・・・
・・・?先に誰か入ったのかな?扉開いてる。
中を除くとクラスの半分程はもう戻ってきてたみたいでみんな自分の個性を説明して自慢してるみたいだ。
そもそも、こんな普通の高校に入る時点でたかが知れてる個性なのに。
・・・・・・まあ、無個性よりはマシか・・・
「お、見てみ!あのこ超可愛くね!?当たりクラスだな!」
「なあなあ誰かあのこの個性教えてもらえって!」
可愛い子?どこにいるんだろう?私もその子見たい!
目だけ動かし探すけど、透より可愛い子なんて見当たらない。
仕方ない、席座ろ。
扉から近い、一番前の席に座り携帯を弄る。
弄ってると誰か近づいてくる気配がして顔を上げてみるとさっき可愛い子のなんちゃらって話してたやつがいた。
「な、なあ」
「・・・・・・なに?」
何となく個性の話をしに来たんだろうなと分かってたので話しかけるなオーラを撒きながら不機嫌な態度で応えた。
「い、いや・・・・・・君の個性ってなんなのかなぁって思ってさ・・・」
「・・・・・・なに?まず個性の話から?普通名前から聞くもんじゃないの?それ以前に名乗りもしないってどういうこと?まぁ、別に名前とか知らなくていいけど」
ガタッと立ち上がりそう言うと男はたじろいでご、ごめん・・・と言いながらさっき話してた友達の方へと逃げていく。
そして、クラスの澱んだ空気と目線に舌打ちして鞄を持って教室から出ていく。
その背後でなにあいつ・・・と怖いねーとか聞こえてきて入学早々ぼっちになる予感がしたがどうでもいい。
姉さんに安心してもらうためだけに入った高校だから単位さえ取れればそれでいい。
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