与無覚醒編
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次の瞬間、ステインは黒霧にナイフで襲いかかる。それを寸での所で個性を使い手を別の場所に移す。
だが、ステインは黒霧の個性を先程見て知っていたので使うと予想していた。
ちらっと上を見て黒霧も釣られて上を見る。空中に投げ出されたナイフはしっかり黒霧を狙ってる。
黒霧はそれを先程と同じ様に移動させようとするが、視線を外した隙にもう片方の手で左腕に切りつけ血が付着したナイフを舐める。
と同時に黒い渦から手を抜き元の位置に戻った手で投げたナイフを手に取り、背後から襲いかかろうとしてる男の頭上を飛んで避ける。
男が振り返る瞬間、ステインは男の足を払いよろけ倒れた所を跨り右肩にナイフを突き立て、左首付近にもナイフで牽制する。男は自由になってる左手を動かそうとしたのを察知したステインは左肘に足を乗せ動けないようにする。
「何を成し遂げるにも信念・・・思いが要る・・・ない者弱い者が淘汰される当然だ・・・だからこうなる(死ぬ)」
無駄のない動きに男は手の下で笑みを零す。
「ハッハハハ・・・!いってえええ強すぎだろ、黒霧!こいつ帰せ!早くしろ!」
「身体が動かない・・・恐らく、ヒーロー殺しの"個性"・・・」
「"英雄"が本来の意味を失い偽物が蔓延るこの社会も、徒らに"力"を振りまく犯罪者も粛清対象だ・・・」
そう言うと左のナイフを顔面につけてる手を切りつけようとゆっくりと動き出す。
それを見て慌てた男は右肩の痛みが走るが気にせずナイフを五指で掴む。
「待て待て・・・この掌はダメだ・・・殺すぞ」
ーーピシッ
「ーーーー!!」
ーーーボロボロボロ・・・ッ
「口数が多いなァ・・・信念?んな仰々しいもんないね・・・強いて言えばそう・・・オールマイトだな・・・あんなゴミが祀り上げられてるこの社会を滅茶苦茶にブッ潰したいなァとは思ってるよ」
歪んだ感情とオールマイトに対する憎悪、男が発する殺気にゾッとして後ろに飛び退く。
と同時に空を切る男の手。
ゆっくりと立ち上がる男は苛立たしそうに首を掻く。
「せっかく前の傷が癒えてきたとこだったのにさ・・・こちとら回復キャラがいないんだよ・・・責任とってくれんのかぁ?」
「・・・・・・それがお前か」
「は?」
ステインが発した言葉に男は怪訝そうに見る。
ステインは男の目的は真逆であるがある一点において同じ意見であった為、仲間に入ろうと言葉を続ける。
「お前と俺の目的は対極にあるようだ・・・だが"現在を壊す"この一点に於いて俺たちは共通してる・・・」
嫌な流れを感じ取り、男はステインに吐き捨てる。
「ざけんな帰れ死ね、"最も嫌悪する人種"なんだろ」
「真意を試した・・・死線を前にして人は本質を表す・・・異質だが"想い"・・・歪な信念の芽がおまえには宿ってる」
そしてひと息入れて黒霧を見る。
男に視線を戻し、彼がどう成長するのか考え、やめた。
これから見ていけば分かる・・・・・・
「おまえがどう芽吹いていくのか・・・始末するのはそれを見届けてからでも遅くはないかもな・・・」
「・・・・・・始末すんのかよ・・・こんなイカれた奴がパーティーメンバーなんて嫌だね俺・・・」
「死柄木弔、彼が加われば大きな戦力になる・・・交渉は成立した!」
個性が解除された黒霧を見て、やるべき事をする為ステインが言う。
「用件は済んだ!さァ"保須"へ戻せ・・・あそこにはまだ成すべき事が残ってる」
だが、ステインは黒霧の個性を先程見て知っていたので使うと予想していた。
ちらっと上を見て黒霧も釣られて上を見る。空中に投げ出されたナイフはしっかり黒霧を狙ってる。
黒霧はそれを先程と同じ様に移動させようとするが、視線を外した隙にもう片方の手で左腕に切りつけ血が付着したナイフを舐める。
と同時に黒い渦から手を抜き元の位置に戻った手で投げたナイフを手に取り、背後から襲いかかろうとしてる男の頭上を飛んで避ける。
男が振り返る瞬間、ステインは男の足を払いよろけ倒れた所を跨り右肩にナイフを突き立て、左首付近にもナイフで牽制する。男は自由になってる左手を動かそうとしたのを察知したステインは左肘に足を乗せ動けないようにする。
「何を成し遂げるにも信念・・・思いが要る・・・ない者弱い者が淘汰される当然だ・・・だからこうなる(死ぬ)」
無駄のない動きに男は手の下で笑みを零す。
「ハッハハハ・・・!いってえええ強すぎだろ、黒霧!こいつ帰せ!早くしろ!」
「身体が動かない・・・恐らく、ヒーロー殺しの"個性"・・・」
「"英雄"が本来の意味を失い偽物が蔓延るこの社会も、徒らに"力"を振りまく犯罪者も粛清対象だ・・・」
そう言うと左のナイフを顔面につけてる手を切りつけようとゆっくりと動き出す。
それを見て慌てた男は右肩の痛みが走るが気にせずナイフを五指で掴む。
「待て待て・・・この掌はダメだ・・・殺すぞ」
ーーピシッ
「ーーーー!!」
ーーーボロボロボロ・・・ッ
「口数が多いなァ・・・信念?んな仰々しいもんないね・・・強いて言えばそう・・・オールマイトだな・・・あんなゴミが祀り上げられてるこの社会を滅茶苦茶にブッ潰したいなァとは思ってるよ」
歪んだ感情とオールマイトに対する憎悪、男が発する殺気にゾッとして後ろに飛び退く。
と同時に空を切る男の手。
ゆっくりと立ち上がる男は苛立たしそうに首を掻く。
「せっかく前の傷が癒えてきたとこだったのにさ・・・こちとら回復キャラがいないんだよ・・・責任とってくれんのかぁ?」
「・・・・・・それがお前か」
「は?」
ステインが発した言葉に男は怪訝そうに見る。
ステインは男の目的は真逆であるがある一点において同じ意見であった為、仲間に入ろうと言葉を続ける。
「お前と俺の目的は対極にあるようだ・・・だが"現在を壊す"この一点に於いて俺たちは共通してる・・・」
嫌な流れを感じ取り、男はステインに吐き捨てる。
「ざけんな帰れ死ね、"最も嫌悪する人種"なんだろ」
「真意を試した・・・死線を前にして人は本質を表す・・・異質だが"想い"・・・歪な信念の芽がおまえには宿ってる」
そしてひと息入れて黒霧を見る。
男に視線を戻し、彼がどう成長するのか考え、やめた。
これから見ていけば分かる・・・・・・
「おまえがどう芽吹いていくのか・・・始末するのはそれを見届けてからでも遅くはないかもな・・・」
「・・・・・・始末すんのかよ・・・こんなイカれた奴がパーティーメンバーなんて嫌だね俺・・・」
「死柄木弔、彼が加われば大きな戦力になる・・・交渉は成立した!」
個性が解除された黒霧を見て、やるべき事をする為ステインが言う。
「用件は済んだ!さァ"保須"へ戻せ・・・あそこにはまだ成すべき事が残ってる」