雄英体育祭
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの後、また寝てしまうとまたあの夢が出てきそうで怖くて眠れなかった。
気がつくとうっすらと空が明るくなっていた。
私はベッドから降り、ハンガーにかけてある制服を手に持つ。
「・・・・・・・・・」
制服を眺めつつ、入学式の次の日を思い出す。
本当に反吐が出る。
透から学校に行くように説得された次の日、ちゃんと登校をした。
私が教室に入った瞬間、みんな会話をぴたっと止めコソコソし始める。
自分の席に座り、興味が無いフリをしつつ耳を傾ける。
「あの子、無個性なのによく男子に歯向かったよねぇ」
「私ならもう学校に行けないわー」
「ねー」
・・・・・・・・・は?
なんで、無個性だっていうのがクラス中に知れ渡ってるの?
この高校には同じ中学出身はいない。
だとするとーーーーーー・・・・・・
ーーーーガタッ!
思わず大きく音を立てて立ち上がってしまった。
みんながビクッとして私を見るが、私はそれに構わず職員室へ向かう。
「先生!!!!」
大きな声で担任を呼ぶ。
大きい声で呼んだからか、他の先生もそれに釣られて私を見る。
「あぁ?・・・・・・なんだ与無か」
そっと周りを見て、興味を持ちながらチラチラ視線が私たちに向いている先生達が多いな・・・
とりあえずここを離れよう。
「・・・・・・ここでは話せない内容なのでちょっと来て頂けませんか?」
「あぁ、分かった。ちょっと待ってろ」
先生の準備が終わるのを待って、私達は人気のない裏庭へ。
「先生、単刀直入に聞きます。私が無個性だと言ったのは先生ですよね?」
「あぁ、なんだそのことか・・・そうだよ?」
「っ、何故!本人がいない時にそう言うんですか!!?」
先生は悪びれることもせずにこう告げた。
「だって、無個性って人種に価値も何も無いだろ?」
「ーーーー!!!!!」
こんな人が、先生だなんて信じられない。
頭に血が上りすぎてクラクラする。
「まあ、"女"は無個性でも価値は少しあるがな・・・・・・」
そう言う担任は気持ち悪い目で私を頭からつま先まで眺める。
「ここは誰も来ない場所・・・そこに連れてくるってことはそういうことだよなぁ!?」
「何言ってるかよく分かりません・・・・・・どうしたんですか?」
ゆっくり近づいてくる先生に私は自己防衛で速攻攻撃に出る。
地面に手をつき先生の顎めがけて蹴りあげる。
「ガッ!!!」
一般生徒、更に無個性である私がこんな行動に出ると思わなかったのか、見事命中し倒れた。
・・・・・・・・・やっちまった。
とりあえずそのまま中庭に放置しておいて、保健の先生に事情を話した。
後のことは先生が何とかしてくれるという事だったので処置は任せることにして、私は教室に戻った。
何限目か忘れたけど、授業が終わった時放送で呼ばれた。
『1年2組の与無衰、今すぐ校長室に来て下さい。繰り返しますーーーー』
あー・・・・・・きっと朝のことだ。
こいつ、また何かしたの?という周りの目に一瞥し、校長室へ。
コンコン、とノックするとどうぞと了解を得て扉を開く。
「・・・・・・先生、気が付いたんですね」
「与無お前、よくもっ・・・・・・」
「まあまあお二人さん、落ち着いて。ほら、与無君も突っ立ってないで座りなさい」
「はぁ・・・・・・・・・」
先生とは距離を置いて座り、校長先生を見る。
「それで、用件とは」
「君には停学処分を下す」
「!?なにを!?この先生は私に猥褻行為をしようとしたんですよ!正当防衛です!」
「過剰防衛だよ」
「なら!私はそのまま抵抗せずそのまま流されておけと!?」
「そういうことになるね」
なにこの学校・・・校長なにを言ってるのか分かっているの・・・?
信じられないという目で見ると担任がはっ!と嘲笑う。
「だから言ったろ、無個性なんて人種に価値もないって」
「〜〜〜っ、ふざっけるな!!!!」
バン!と机を叩く。怒りで手が震えてる。
「個性があろうがなかろうが人間であることに変わりはないです!それに教師とあろう者が差別をするなんて言語道断!!教師として失格です!」
「なんだと与無・・・・・・!」
「すまないね、与無君・・・許せないのは分かる・・・・・・だが、世間体というものがあってな・・・・・・君が一方的に暴行をした、という事にしておいてくれないか」
「・・・もういいです。ここまで腐ってるとは思いませんでした・・・もう好きにしてください」
この後のことはあまりにもイラついていて覚えてない。
どうやって帰路に着いたかすら分からない。
気がついたら自分のベッドの中で1人泣いていた。
悔しかった。無個性だというだけでこうも酷い仕打ちをされるのか、と。
あれから停学処分を解除されてもしばらく学校には行けなかった。
ただ、保健の先生がどうやって知ったのか私に電話をしてくれて力になれなくてごめんねと電話越しで泣いてくれてた。
教室に無理に行くことは無いから、保健室にいつでも来てくれとそう言われ、少し心が軽くなってそれから保健室で過ごすようになった。
・・・・・・たまに学校に行かなかったりするけど。
これは透にも話してない。話したら絶対心配するから。
嫌なことを思い出してしまい、気分が悪くなったので制服をまた掛けてベッドに潜り込む。
こういう時は寝よ!
アマゾンの翌日便が来るまで私は夢も見ないくらい深い眠りについた。
気がつくとうっすらと空が明るくなっていた。
私はベッドから降り、ハンガーにかけてある制服を手に持つ。
「・・・・・・・・・」
制服を眺めつつ、入学式の次の日を思い出す。
本当に反吐が出る。
透から学校に行くように説得された次の日、ちゃんと登校をした。
私が教室に入った瞬間、みんな会話をぴたっと止めコソコソし始める。
自分の席に座り、興味が無いフリをしつつ耳を傾ける。
「あの子、無個性なのによく男子に歯向かったよねぇ」
「私ならもう学校に行けないわー」
「ねー」
・・・・・・・・・は?
なんで、無個性だっていうのがクラス中に知れ渡ってるの?
この高校には同じ中学出身はいない。
だとするとーーーーーー・・・・・・
ーーーーガタッ!
思わず大きく音を立てて立ち上がってしまった。
みんながビクッとして私を見るが、私はそれに構わず職員室へ向かう。
「先生!!!!」
大きな声で担任を呼ぶ。
大きい声で呼んだからか、他の先生もそれに釣られて私を見る。
「あぁ?・・・・・・なんだ与無か」
そっと周りを見て、興味を持ちながらチラチラ視線が私たちに向いている先生達が多いな・・・
とりあえずここを離れよう。
「・・・・・・ここでは話せない内容なのでちょっと来て頂けませんか?」
「あぁ、分かった。ちょっと待ってろ」
先生の準備が終わるのを待って、私達は人気のない裏庭へ。
「先生、単刀直入に聞きます。私が無個性だと言ったのは先生ですよね?」
「あぁ、なんだそのことか・・・そうだよ?」
「っ、何故!本人がいない時にそう言うんですか!!?」
先生は悪びれることもせずにこう告げた。
「だって、無個性って人種に価値も何も無いだろ?」
「ーーーー!!!!!」
こんな人が、先生だなんて信じられない。
頭に血が上りすぎてクラクラする。
「まあ、"女"は無個性でも価値は少しあるがな・・・・・・」
そう言う担任は気持ち悪い目で私を頭からつま先まで眺める。
「ここは誰も来ない場所・・・そこに連れてくるってことはそういうことだよなぁ!?」
「何言ってるかよく分かりません・・・・・・どうしたんですか?」
ゆっくり近づいてくる先生に私は自己防衛で速攻攻撃に出る。
地面に手をつき先生の顎めがけて蹴りあげる。
「ガッ!!!」
一般生徒、更に無個性である私がこんな行動に出ると思わなかったのか、見事命中し倒れた。
・・・・・・・・・やっちまった。
とりあえずそのまま中庭に放置しておいて、保健の先生に事情を話した。
後のことは先生が何とかしてくれるという事だったので処置は任せることにして、私は教室に戻った。
何限目か忘れたけど、授業が終わった時放送で呼ばれた。
『1年2組の与無衰、今すぐ校長室に来て下さい。繰り返しますーーーー』
あー・・・・・・きっと朝のことだ。
こいつ、また何かしたの?という周りの目に一瞥し、校長室へ。
コンコン、とノックするとどうぞと了解を得て扉を開く。
「・・・・・・先生、気が付いたんですね」
「与無お前、よくもっ・・・・・・」
「まあまあお二人さん、落ち着いて。ほら、与無君も突っ立ってないで座りなさい」
「はぁ・・・・・・・・・」
先生とは距離を置いて座り、校長先生を見る。
「それで、用件とは」
「君には停学処分を下す」
「!?なにを!?この先生は私に猥褻行為をしようとしたんですよ!正当防衛です!」
「過剰防衛だよ」
「なら!私はそのまま抵抗せずそのまま流されておけと!?」
「そういうことになるね」
なにこの学校・・・校長なにを言ってるのか分かっているの・・・?
信じられないという目で見ると担任がはっ!と嘲笑う。
「だから言ったろ、無個性なんて人種に価値もないって」
「〜〜〜っ、ふざっけるな!!!!」
バン!と机を叩く。怒りで手が震えてる。
「個性があろうがなかろうが人間であることに変わりはないです!それに教師とあろう者が差別をするなんて言語道断!!教師として失格です!」
「なんだと与無・・・・・・!」
「すまないね、与無君・・・許せないのは分かる・・・・・・だが、世間体というものがあってな・・・・・・君が一方的に暴行をした、という事にしておいてくれないか」
「・・・もういいです。ここまで腐ってるとは思いませんでした・・・もう好きにしてください」
この後のことはあまりにもイラついていて覚えてない。
どうやって帰路に着いたかすら分からない。
気がついたら自分のベッドの中で1人泣いていた。
悔しかった。無個性だというだけでこうも酷い仕打ちをされるのか、と。
あれから停学処分を解除されてもしばらく学校には行けなかった。
ただ、保健の先生がどうやって知ったのか私に電話をしてくれて力になれなくてごめんねと電話越しで泣いてくれてた。
教室に無理に行くことは無いから、保健室にいつでも来てくれとそう言われ、少し心が軽くなってそれから保健室で過ごすようになった。
・・・・・・たまに学校に行かなかったりするけど。
これは透にも話してない。話したら絶対心配するから。
嫌なことを思い出してしまい、気分が悪くなったので制服をまた掛けてベッドに潜り込む。
こういう時は寝よ!
アマゾンの翌日便が来るまで私は夢も見ないくらい深い眠りについた。