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第18話 水【げぶしん】

 今回弥子の持論として出した、「人を狂信的に惹きつける人の共通点」について、なぜこの三点なのか解説書こうと思います。
 自分得です。自分なりの解釈が書いてあります。解釈違いNGな人は回避お願いします。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。





 まずなぜ今回このような話を挟んだのかというと、ンドゥール戦の最後で、承太郎が人を狂信的に操るDIOという男について興味が出たというような発言があったからです。
 弥子の探偵としての経験と照らし合わせた会話にしたかったので、比較対象としてアヤさんとシックスを出しました。この二人も形は違えど、熱狂的なファンや全てを捧げてもいいというほどの部下がいたので、人を狂信的に惹きつけるという点では同じなんじゃないかと考えたためです。
 そしてこの三人の共通してるんじゃないかと思った部分が下記の三点です。


DIO
①優しそう
→花京院やポルナレフを勧誘するときとかけっこう柔らかい口調だった。第一部の大学生のときとか優等生みたいな感じだった。

②強みを持ってる
→吸血鬼としてのパワー、時を止めるスタンド。

③親近感
→部下と同じスタンド使い、薄暗いことをして生きている。



アヤ・エイジア
①優しそう
→いつも温和な笑みを浮かべている。

②強みを持ってる
→歌唱力、歌への愛。

③親近感
→「私は世界でひとりきり」という孤独感。



シックス
①優しそう
→ネウロ関連の場面以外ではだいたい笑みを浮かべている。

②強みを持ってる
→「新しい血族」としての力。

③親近感
→同じ「新しい血族」だと信じ込ませることで、信者に近い部下を獲得した。



 まず一つ目。
 DIOは明らかに猫をかぶる意味での笑みですね。アヤさんも過去回想では尖ったところがあったようなので、表向きの微笑みを常に浮かべているという印象があります。シックスはネウロ関連だと苦い顔を浮かべる場面が多いですね。それ以外だと、部下を勧誘するときや拷問するときなどは笑顔が多いので、優しそう・笑顔を崩さない、と言えなくもないんじゃなかなーと思っての項目でした。

 そして二つ目。
 DIOとシックスは規格外の力を持っているので言わずもがな。アヤさんも戦闘力は皆無のはずなのに、歌を歌うだけで人を気絶させることができたり、歌への愛を保つために大事な人を殺したり、など同業者から見たら「かなわない」ことのオンパレードではないかと。それぞれに得意分野というか強みのようなものがあり、「こんなの誰もかなわないだろ」って思わせるところがあると思ったので、この項目になりました。

 三つ目ですが、これは例外から思いつきました。
 DIOにとってのホル・ホース、アヤ・エイジアにとっての弥子、シックスにとっての葛西のように、信者にならなかった例外の人たちの共通点は「親近感を感じなかった」ことではないかと思ったので。
 弥子は愛されて育ったためアヤさんの歌に共感はしていませんでした(事件後のCDでは脳を揺さぶられていましたが)。葛西は「新しい血族」が本当はシックスだけだと感づいており、他の五本指より冷静な対応をしていました。また、葛西以外の五本指は自分がシックスと同じ「新しい血族」であることに誇りを持っているような印象を受けました。
 そして、DIOを裏切って情報を流す敵キャラは何人かいますが、敵キャラの中でDIOに攻撃をしかけたのはホル・ホースだけですね。ンドゥールやアヌビス神のセリフにあるように、「自分は強いがそれでもDIO様にはかなわない」と思って多くのスタンド使いはDIOに忠誠を誓うのでしょう。自分の能力に自信を持つ人ほど、「自分の強さ」という絶対的な価値観が崩壊したとき、新たな「DIOの強さ」という価値観を信じることで、安心しようとするのではないかと思います。しかしホル・ホースは、一番より二番であることにこだわっています。強さにはあまり執着しないタイプの敵キャラですね。一番にこだわるDIOには共感も親近感も抱かないでしょう。また、ホル・ホースは自分のスタンド能力よりも相棒をフォローする自分の才能に自信を持っている印象を受けました。DIOの時止めを体感したとき、恐怖はしても敗北感や畏敬の感情に繋がらなかったのは、元々自分のスタンドがそこまで強いものだと思っていなかったからではないでしょうか。

 以上、超個人的なキャラ解釈でした。
 三つ目に関しては、本かなにかで、「洗脳するときは相手に共感することで、相手の心を開きやすくなる」みたいなのを読んだので、信者を増やすときは共感や親近感が必要なのでは…?と思ったんです。こじつけですね、すいません。
 逆に言うと、承太郎と戦うときのDIOは焦ったりしてたし(Not優しげ)、承太郎とDIOのスタンドは同じタイプだったし(Not特別な強み)、承太郎はDIOに対して全然可哀想だと思ってないし(Not共感親近感)で、この法則で言うと承太郎がDIOに惹きつけられる点は皆無なので、あながち間違ってもいないのではないかと。

 長々と失礼しました。
 ここまで読んでくださりありがとうございました。
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