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第16話 土【しんぱん】

桂木弥子の体当たりインタビュー
「突撃となりの奇妙な愉快犯」

弥子「特別企画4回目のゲストはポルナレフさんだよ!」
ポルナレフ「画面の前のマドモアゼル! ボンジュール! ファンレターならコメント欄に送ってくれよな!……それはそうと、今回はよく騙してくれたよなぁ、ヤコ?」
弥子「ごめんごめん。ほら、ポルナレフさんって顔に出やすいからさ」
ポルナレフ「にゃにぃ~? 俺だってやるときはやるんだぜ~? だのにお前らときたら…」
弥子「ほ、ほら、時間もったいないよ! せっかくのインタビュー企画なんだから」
ポルナレフ「ったく、しゃーねーな…」

弥子「ポルナレフさんのスタンドってカッコいいよね。甲冑とレイピアって、まるで物語の騎士みたい。フランス出身だから?」
ポルナレフ「安直すぎるぜ、ヤコ。フランス出身者が全員騎士に憧れるわけじゃねーぜ。…まあ俺は憧れてフェンシング習ってたんだけどよ」
弥子「あ、やっぱり習ってたんだ。剣さばきがすごいもんね、ポルナレフさんって」
ポルナレフ「どーも。まあ、フェンシングを習い始めた理由はもうひとつあるんだけどな」
弥子「そうなの? どんな理由?」
ポルナレフ「妹を守るためさ。いつでも守れるように、強くならないとって思ったのがきっかけでもある。…まあ、守れなかったんだけどな」
弥子「ポルナレフさん…」
ポルナレフ「ヤコ、お前はちゃんと守れよ。お前の大事なもん。一人で守りきれそうになかったら俺を呼べ。すぐに駆けつけるからよ」
弥子「ありがとう。でも、私にとってはポルナレフさんも大切な人の一人だよ」
ポルナレフ「メルシー。そいつは光栄だ」

弥子「ねえ、ポルナレフさん」
ポルナレフ「なんだ?」
弥子「妹さんがどんな人だったか、聞いてもいい?」
ポルナレフ「ああ、もちろんだぜ。…そーだなー。まず、シェリーは美人だ。俺に似てな」
弥子「えー、シェリーさんはともかく、ポルナレフさんは美形じゃないでしょー」
ポルナレフ「やかましい。俺が美形だって言ったら美形なんだよ。…で、その美人なシェリーはかなりお転婆だった。わがままなところもあったぜ。そこも可愛いんだけどな」
弥子「兄馬鹿だね」
ポルナレフ「自覚はしてるぜ? シェリーに欲しいってねだられたらついつい買え与えちまうしよ」
弥子「うん」
ポルナレフ「頭も良くてな……勉強しに、よく図書館に通ってた。でも必ず、勉強とは関係のない本を一冊は借りてくるんだ。料理の本だとか、犬や猫の写真集だとかな」
弥子「うん」
ポルナレフ「友だちを大事にするやつだった。友だちから悩みを打ち明けられて、どうしたらいいか考え込む日もあった。気は強いが、争いは好まない。そうゆうやつだったんだ、俺の妹は…」
弥子「ポルナレフさん…」
ポルナレフ「わりぃ、ヤコ。ちょっとだけ待っててくれるか? すぐに、いつもの俺に戻るからよ」
弥子「いいよ。…たまには自分の気持ちに素直になる日があってもいいんじゃないかな。妹さんも、きっとそれを望んでる」
ポルナレフ「ああ…そうだな」

ポルナレフ「悪いな、もう大丈夫だ」
弥子「ううん。…ポルナレフさん」
ポルナレフ「ん?」
弥子「もっと、私のことも頼ってね。他のみんなに比べたら頼りないかもしれないけれど…」
ポルナレフ「なーに言ってんだよヤコ。お前は充分頼りがいのある女だぜ! 心配すんな。なんかあったら、お前にも相談するからよ」
弥子「うん! 約束だよ」

弥子「というわけで、今回のゲストはポルナレフさんでした! ポルナレフさん、最後に一言!」
ポルナレフ「俺のファンのみんな! 次の活躍を期待しててくれよなー!」
弥子「ここまで読んでくれてありがとうございました! またねー」
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