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第15話 夢【しにがみ】

 砂漠を抜けたジョースター一行はヤプリーンという村で宿を取っていた。
 村人と交渉し、セスナを買い付けたジョセフだったが、その翌日、村人からやはり昨日の話はなしにしてほしいと告げられる。

「今さら飛行機を売れんとはどういうことだ!?」

 話を聞くと、どうやら赤ん坊が熱を出したらしく、医者のいる町まで連れて行かなければならないらしい。交渉の結果、その赤ん坊をジョセフたちが医者まで連れて行くことになった。
 ちなみに、セスナは四人乗りのため、今回も弥子が荷物スペースに身を置くこととなった。

「弥子ちゃん、本当にそこでいいのかい? シートベルトもないのに……」
「いいよ。危なくなったらスタンドで自分の身くらい守れるし」

 こうして、五人と赤ん坊を乗せたセスナは飛び立った。


▼▲▼▲▼


 空の旅となってしばらく経ち、花京院とポルナレフは仮眠を取っていた。

「…ん? なんか臭わないか?」

 ジョセフが赤ん坊が粗相をしたことに気づいて、ポルナレフを起こそうとする。

「ポルナレフ! 起きろポルナレフ! 寝る前に赤ん坊のおしめを取り替えてやってくれ!」
「ポルナレフさんちょっと手伝ってー」

 替えのおしめを取り出した弥子がポルナレフをゆすると、ようやくポルナレフが目を覚ました。

「フーーーーッ。何かすごく恐ろしい夢を見たような気がするんだ」
「えっ、怖い夢?」
「いや…どんな夢だったか思い出せない…。忘れてしまった」
「まあ夢ってそんなもんだよ。ほら、赤ちゃんのおしめ変えるから手伝って」

 なぜか布おむつの巻き方を知っていた弥子が、ポルナレフに指示する。途中ポルナレフが不潔だなんだと騒ぐので、ポルナレフさんって意外と世間知らずなんだなぁ、と弥子は思った。
 すると、仮眠を取っていた花京院がなにやらうなされ始めた。

「花京院くん、ずっとうなされてる…。起こしたほうがいいかな」

 と弥子が言った瞬間、眠ったままの花京院が急に暴れ始める。
 そのはずみでジョセフが操縦桿を手放してしまい、すったもんだの結果、セスナは墜落してしまった。
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