このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

第12話 母【せいぎ】

「ケケケーッ。無駄じゃ無駄じゃ。てめえらにゃあなぁ~んにもできんよォ~」

 エンヤ婆があざ笑いながら承太郎の攻撃を受け流す。

「お前たちが一人相撲している間にッ、あの桂木弥子とかいう小娘を始末してやるわい!」
「なにっ」
「てめえ、ヤコに何しやがった!」
「すでに何人か送っているのよぉ~死体の兵隊をねえ! 今頃手も足も出ずに泣いているだろうねえ、かわいそうにねえぇ」

 エンヤ婆は小躍りしそうなほど上機嫌に笑う。

「なぬ!?」

 しかし次の瞬間、ひどく狼狽した様子になった。

「な、なんじゃ! 死体どもがまるで糸が切れたかのように! おのれ、何をした桂木弥子ぉ!」

 ちょうどそのとき、弥子は一人で死体たちに反撃していた。
 花と悪夢イビルラベンダーで死体の体を引き裂き、銀の被雷針イビルプレッシャーで筋肉繊維を壊したため、エンヤ婆は死体を操ろうにも操れない状態になったのだ。

「ぐっ! こっ、き、う、が、」

 その隙を突いて、承太郎は星の白金スタープラチナで正義ジャスティスを吸いこんで押さえつけた。

「や……や……やめて…く…くる…」

 酸素不足に陥ったエンヤ婆は、気絶しましたとさ。
3/3ページ
スキ