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第10話 憑【じょてい】

桂木弥子の体当たりインタビュー
「突撃となりの奇妙な愉快犯」

弥子「インタビュー企画も今回で3回目! ゲストはこの人です!」
アヴドゥル「モハメド・アヴドゥルだ。よろしく頼む」
弥子「ポルナレフさんにはまだ生きてるってこと秘密なんだ。だから内緒にしててね」

弥子「さっそくなんですけど、アヴドゥルさんって、どうして占い師になったんですか?」
アヴドゥル「そうだな…。私は生まれついてのスタンド使いだ。幼い頃から、自分にだけ見える彼は何なのか知りたいと思っていた。そして様々な魔術や地域信仰を調べてきた。その過程で、占いにも興味を持ったんだ」
弥子「なるほど。スタンドがきっかけだったんですね」
アヴドゥル「そうだ。それで、近隣の知り合いや同じスタンド使いの相談を受けているうちに、占い師に向いているのでは、と言われてな。占い師というのは様々な人の悩みを聞くのが仕事だ。悩みを抱える人たちが道を切り開く手助けができれば、と思って始めたんだ」
弥子「そうだったんですね。すごいなぁ、アヴドゥルさん。自分の特技を職業に活かせるなんて」
アヴドゥル「私なんて、まだまださ」

弥子「ところでアヴドゥルさんの家族の話って聞いたことないですけど…」
アヴドゥル「ああ。両親はちょっと遠いところに住んでいるからな。たまに顔を出すくらいだ」
弥子「アヴドゥルさんのご両親ってどんな人なんですか?」
アヴドゥル「信心深い人たちだな。両親だけでなく、兄弟や親戚も。それゆえ、幼い頃にスタンドを暴走させたときは恐れられたよ。我々にとって、炎というのは神聖なものであり、恐ろしいものでもあるからな」
弥子「そうなんですか…」
アヴドゥル「ああ。だが今は亡き祖母が幼い私に言ったんだ。『自分の炎を恐れてはいけない。人は恐れるものを支配することはできないから』と。今でもはっきりとおぼえているよ。たとえどんなに親しい者が私の炎を恐れても、私だけはそれを恐れてはならない、と。……桂木」
弥子「はい」
アヴドゥル「お前は自分のスタンドが恐ろしいか?」
弥子「ううん。ちっとも!」
アヴドゥル「そうか。それはよかった。だがな、桂木。これから先、自分のスタンドに恐怖するときがくるかもしれない。…自分のスタンドが嫌いになるときがくるかもしれない。それでも忘れるな。お前のスタンドは絶対にお前の味方だ」
弥子「はい。肝に銘じておきます」

アヴドゥル「すまない。説教臭くなってしまったな」
弥子「いいえ。ためになるお話、ありがとうございました!」
アヴドゥル「合流できたら、また話そう」
弥子「はい、楽しみにしています! というわけで、インタビュー企画第3回目のゲストはモハメド・アヴドゥルさんでした!」
アヴドゥル「ここまで読んでくれてありがとう。私が再登場するのを楽しみにしててくれ」
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