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第10話 憑【じょてい】

 承太郎たちが病院付近まで来たとき、周囲はにわかに騒がしくなっていた。

「なんだ? 何かあったのかな」
「警察もいるみたい」

 辺りを窺うと、地元の警官が慌ただしく走り回っていた。

「繰り返す! 容疑者の名前はジョセフ・ジョースター! アメリカ人で推定190cm以上! 殺人の容疑がかかっている! まだこの近くにいるはずだ! 探せ!」
「おお!」

 偶然近くの警官の話が聞こえた三人は、思わず顔を見合わせた。

「ジョースターさんが…殺人容疑?」
「ジジイのやつ何やってんだ…」
「弥子ちゃん、ジョースターさんは?」
「病院にはもういないみたい。こっちの道を走ってる!」

 弥子の指示に従って行くと、建物の陰にジョセフを発見した。

「ジョースターさん!」
「承太郎! 花京院! 桂木!」
「なにぃー!? なぜここにいる!? ホテルに向かったはずでは!?」
「うわっ、なにコレ気持ちわるい!」
「オメーがそれ言うのかよ…」

 肩に目玉を乗せている弥子に、承太郎は思わずツッコんだ。

「んなこと言っとらんで、何とかせい承太郎! コイツはスタンドじゃ!」
「アイアイサー」

 承太郎の星の白金スタープラチナが女帝エンプレスを目一杯引きちぎる。肉の塊は血をまき散らして、ピクリとも動かなくなった。
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