第10話 憑【じょてい】
カルカッタからベナレスまでバスで移動してきたジョースター一行。そこには先ほどホル・ホースを守ろうとした少女、ネーナも乗っていた。ポルナレフがネーナを元気づけようとしているが、彼女は興味がなさそうである。
「どうした? じじい、元気ないな」
「うむ。虫に刺されたと思っていたところにバイ菌が入ったらしい」
ジョセフの右腕にできていた虫刺されが、赤く膨れ上がっていた。それはどこか、ヒトの顔にも見えた。
▼▲▼▲▼
ベナレスに到着し、ジョセフは最寄りの病院へと向かうことにした。
「承太郎、悪いが付き添ってくれんか?」
「一人で行け」
にべもなく断る承太郎に、ジョセフもカチンときたようで、結局一人で病院に行ってしまった。
「ちょっと、承太郎くん! 自分のおじいちゃん相手に冷たすぎない?」
「あんまり構うとすぐ調子に乗るからな、うちのジジイは。これくらいがちょうどいい」
「もー。てあれ、ポルナレフさんは?」
「あのネーナという少女を追っていきましたよ。僕らは今夜泊まるホテルを探しましょう」
三人は人数分の部屋が取れるホテルを探して町を歩いた。
「そういえば、弥子ちゃん。この子、お返ししますね。借りっぱなしだったので」
その道中、花京院がおもむろにポケットから取り出したのは、弥子のスタンドの能力のひとつである、魔界の凝視虫イビルフライデーだった。
「あ、忘れてた。ごめんね花京院くん」
「いえ」
忘れられていた魔界の凝視虫イビルフライデーはふてくされているのか、目を細めて不機嫌アピールをしている。
「わっ、ごめんごめん。もう忘れないから!」
「ははは。しかし便利ですよね。視界を共有できて、居場所まで分かるなんて」
「そういや、ジジイにも一匹貸してなかったか?」
「あっ、そうだった! いたったたた! つねらないで! 次から気をつけるから!」
手の中の魔界の凝視虫イビルフライデーに前足?でささやかな攻撃を受けながら、弥子はそういえばジョースターさんにも貸していたんだった、ともう一体の魔界の凝視虫イビルフライデーと視界を共有した。
「えっ……」
弥子の視界に、医者と見られる人物が顔を切り裂かれて倒れる映像と、ジョセフの腕にあった顔のような虫刺されが動いてしゃべっている映像が映った。
「? どうした、桂木」
「承太郎くん……ジョースターさん、もしかしたらスタンド攻撃を受けているのかも…」
「なにっ」
「どこの病院だ!?」
「どうした? じじい、元気ないな」
「うむ。虫に刺されたと思っていたところにバイ菌が入ったらしい」
ジョセフの右腕にできていた虫刺されが、赤く膨れ上がっていた。それはどこか、ヒトの顔にも見えた。
▼▲▼▲▼
ベナレスに到着し、ジョセフは最寄りの病院へと向かうことにした。
「承太郎、悪いが付き添ってくれんか?」
「一人で行け」
にべもなく断る承太郎に、ジョセフもカチンときたようで、結局一人で病院に行ってしまった。
「ちょっと、承太郎くん! 自分のおじいちゃん相手に冷たすぎない?」
「あんまり構うとすぐ調子に乗るからな、うちのジジイは。これくらいがちょうどいい」
「もー。てあれ、ポルナレフさんは?」
「あのネーナという少女を追っていきましたよ。僕らは今夜泊まるホテルを探しましょう」
三人は人数分の部屋が取れるホテルを探して町を歩いた。
「そういえば、弥子ちゃん。この子、お返ししますね。借りっぱなしだったので」
その道中、花京院がおもむろにポケットから取り出したのは、弥子のスタンドの能力のひとつである、魔界の凝視虫イビルフライデーだった。
「あ、忘れてた。ごめんね花京院くん」
「いえ」
忘れられていた魔界の凝視虫イビルフライデーはふてくされているのか、目を細めて不機嫌アピールをしている。
「わっ、ごめんごめん。もう忘れないから!」
「ははは。しかし便利ですよね。視界を共有できて、居場所まで分かるなんて」
「そういや、ジジイにも一匹貸してなかったか?」
「あっ、そうだった! いたったたた! つねらないで! 次から気をつけるから!」
手の中の魔界の凝視虫イビルフライデーに前足?でささやかな攻撃を受けながら、弥子はそういえばジョースターさんにも貸していたんだった、ともう一体の魔界の凝視虫イビルフライデーと視界を共有した。
「えっ……」
弥子の視界に、医者と見られる人物が顔を切り裂かれて倒れる映像と、ジョセフの腕にあった顔のような虫刺されが動いてしゃべっている映像が映った。
「? どうした、桂木」
「承太郎くん……ジョースターさん、もしかしたらスタンド攻撃を受けているのかも…」
「なにっ」
「どこの病院だ!?」
