第6話 力【さる】
偽物の船長がいなくなり、船員たちはリーダーの穴を埋めるように忙しなく動いていた。その内の数人が、ソナーを見てなにやら困りはてた顔で相談していた。
「な、なんだ、これは」
「この音波の形は…海洋生物の類いではないが…」
「潜水艦か…それにしては…」
念のため船内を確認していたジョセフと承太郎が、そこに遭遇する。
「何かあったのか?」
「ミスター・ジョースター。いえ、なにやら妙な音波がソナーで引っかかりまして」
「潜水艦のような大きさなのですが、生き物のように鼓動を感じる、というか」
「とにかく奇妙なんです」
「ふむ…それなら念のためそいつから離れて進んだほうがよさそうじゃの」
ジョセフがそう言った直後、船体が大きく揺れた。
「何事じゃ!?」
「おい! 船を待避させろ! 魚雷だ! 魚雷が撃ち込まれた!」
「なにぃ!?」
▼▲▼▲▼
現状を確認するため、甲板に上がったジョセフと承太郎。そこには既に、アヴドゥル、ポルナレフ、花京院、弥子の四人が揃っていた。
「ジョースターさん!」
「皆、無事か」
「ああ、無事だぜ。船員は船の奥に避難させてある」
「魚雷が撃ち込まれたと聞いたが……スタンド攻撃か?」
「分からない。だが見てくれ、承太郎。あそこにシースコープが見えないか?」
見てみると確かに、潜水艦に通常ついている潜望鏡…いわゆるシースコープが水面からこちらを見ていた。
次の瞬間、潜水艦がにわかに浮上し、魚雷が発射された。
「魚雷だ! 僕たちのほうに向かってきているぞ!」
「アヴドゥル、お前の炎でなんとかできねーのか!?」
「無理だ! 魚雷を炎で攻撃したら大変なことになるぞッ!」
「大丈夫、私に任せて!」
「桂木、オメーのスタンドでどうにかできるのか?」
「うん。みんな、できるだけ私の近くにいて」
そう言って彼女が発動させたのは、嫉妬深い童話の魔女を模した多面鏡。
「『イルミネイト・スルー・ロンリネス』…『醜い姿見イビルリフレクター』!」
弥子を囲むように浮かび上がる多数の鏡面。それは他の仲間たちをも囲い、覆い隠す。
(私の力じゃ『跳ね返す』ことはできないけど…防ぐくらいはできるはず!)
魚雷はまっすぐに甲板に飛んできて、弥子たちを守るイビルリフレクターへと突っ込んだ。しかし鏡が破られることはなく、勢いをなくした魚雷は船の外へと跳ね返され、そのまま海に沈んだ。
「ブラボー! すごいぜ、ヤコ!」
「なんとか防いだが…次々と撃たれたらさすがにまずいな」
「だがこの距離じゃあまともに攻撃できねーぜ」
「僕のハイエロファントの攻撃ならなんとか届きそうだが…中の敵にまで届くかどうか……」
「どうにかして船に入り込めればいいんじゃが…」
「…みんな、私に考えがあるの」
「な、なんだ、これは」
「この音波の形は…海洋生物の類いではないが…」
「潜水艦か…それにしては…」
念のため船内を確認していたジョセフと承太郎が、そこに遭遇する。
「何かあったのか?」
「ミスター・ジョースター。いえ、なにやら妙な音波がソナーで引っかかりまして」
「潜水艦のような大きさなのですが、生き物のように鼓動を感じる、というか」
「とにかく奇妙なんです」
「ふむ…それなら念のためそいつから離れて進んだほうがよさそうじゃの」
ジョセフがそう言った直後、船体が大きく揺れた。
「何事じゃ!?」
「おい! 船を待避させろ! 魚雷だ! 魚雷が撃ち込まれた!」
「なにぃ!?」
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現状を確認するため、甲板に上がったジョセフと承太郎。そこには既に、アヴドゥル、ポルナレフ、花京院、弥子の四人が揃っていた。
「ジョースターさん!」
「皆、無事か」
「ああ、無事だぜ。船員は船の奥に避難させてある」
「魚雷が撃ち込まれたと聞いたが……スタンド攻撃か?」
「分からない。だが見てくれ、承太郎。あそこにシースコープが見えないか?」
見てみると確かに、潜水艦に通常ついている潜望鏡…いわゆるシースコープが水面からこちらを見ていた。
次の瞬間、潜水艦がにわかに浮上し、魚雷が発射された。
「魚雷だ! 僕たちのほうに向かってきているぞ!」
「アヴドゥル、お前の炎でなんとかできねーのか!?」
「無理だ! 魚雷を炎で攻撃したら大変なことになるぞッ!」
「大丈夫、私に任せて!」
「桂木、オメーのスタンドでどうにかできるのか?」
「うん。みんな、できるだけ私の近くにいて」
そう言って彼女が発動させたのは、嫉妬深い童話の魔女を模した多面鏡。
「『イルミネイト・スルー・ロンリネス』…『醜い姿見イビルリフレクター』!」
弥子を囲むように浮かび上がる多数の鏡面。それは他の仲間たちをも囲い、覆い隠す。
(私の力じゃ『跳ね返す』ことはできないけど…防ぐくらいはできるはず!)
魚雷はまっすぐに甲板に飛んできて、弥子たちを守るイビルリフレクターへと突っ込んだ。しかし鏡が破られることはなく、勢いをなくした魚雷は船の外へと跳ね返され、そのまま海に沈んだ。
「ブラボー! すごいぜ、ヤコ!」
「なんとか防いだが…次々と撃たれたらさすがにまずいな」
「だがこの距離じゃあまともに攻撃できねーぜ」
「僕のハイエロファントの攻撃ならなんとか届きそうだが…中の敵にまで届くかどうか……」
「どうにかして船に入り込めればいいんじゃが…」
「…みんな、私に考えがあるの」
