真実を映す鏡 5
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変だ……。霊子の衝撃波も、霊圧も……感じない――――……!?
「――感じますか。我が力の脈動を」
その瞬間、後ろをとられた。
「!!!」
「貴方を罰する者の力を!」
滅却師最終形態 ――――。
「黒崎サンは知っておいた方がいい」と、浦原さんがそう言って話し始めたのを憶えてる。
「前に一度石田サンが滅却師の能力を失くした事があったでしょう。その原因となったのがこれっス」
霊子を拡散される手袋“散霊手套 ”。それを身につけ鍛錬した後、散霊手套を外す事でようやく手に入る滅却師最大の力。それが滅却師最終形態。
「しかしその力を手にした者はじきに力を使い果たし、滅却師としての能力を失う――――」
そう話す浦原さんの顔がいつもと違って、やけに真面目だったのが印象的だった。
俺は一気に男との距離をとる。
同じなのか? こいつが使っている力は俺の聞いたものと。
「……混乱している様ですね」
男の攻撃を必死に受け止める。先程よりも攻撃が段違いに重い。
「貴方の心を見透かし、そして断言しましょう。『別物』です」
攻撃が受け止められず、右頬にかすった。男は次から次へと攻撃を繰り出す。攻撃の重さもそうだが、速さも段違いだ。
「貴方の知る滅却師最終形態と言うものは、その脆さ故に概念自体が200年程も昔に死滅した「過去の遺物」です。そんなものに執心していたのは石田と神崎くらいのもの!」
「! やっぱり。紫乃について何か知ってるのか」
男は真上から攻撃を繰り出す。俺は攻撃を受け止めた。
「その問いに答える必要はありませんよ」
「そうかよ!」
俺は斬魄刀の間から男を見据える。
「お前らの昔話は知らねえが。安心したぜ。石田も紫乃も。そんなキモチ悪りイ格好に変身したら、間違えて斬っちまいそうだからな」
ありったけの力を斬魄刀に叩き込む。ほんのわずかに男の目が揺らいだ。
「『月牙天衝』!!!」
その一瞬に攻撃を繰り出す。
やったか……。
「……いけませんねぇ」
「っ」
男の声が聞こえる。砂埃が舞い上がる中、遠くに目を凝らした。だが、男は意外にも俺が握っている斬魄刀の真横にいた。
「ちゃんと狙って斬ったらどうです」
「くそっ――……!」
思わず足が後退する。
「狙ったところで弱点など何処にもありはしませんがね!」
男は刀を真横に構えて、見せつける様に背に生えている翼を広げる。
「不気味だと言いましたね。ワタクシのこの姿を。正しい反応です。貴方がた悪虐の輩の瞳には、聖なる執行者たる我々の姿は不気味でおぞましいものと映って然るべし!!!」
男が刀を高く掲げる。と、眩い光があちこちから集まってくる。
これは……周囲の霊子が男の元に集まっているのか。思えば石田もそうだ。滅却師にとって霊子は発するものじゃなく、吸収するもの……。
そして。その力が完成されていれば尚更――――…………。
「さあ! その身に受けなさい! 我が完聖体 「神の正義 」の力を!」
「!」
斬魄刀を握る手に力を込める。けれど、俺が斬魄刀を振り下ろす前に誰かが後ろから男の霊子を攻撃した。
「!?」
男の後ろには化け物が立っていた。そしてその後ろにはネルが言っていたトレス・ベスティアがいた。
「このノボせたメガネザルに見せてやれ。てめぇの力をな!! アヨン!!!」
だがアヨンと呼ばれた化け物は、トレス・ベスティアの方へぐりんと向き直る。
「…………。……コッチ気にしなくていいんだよ、行け、アヨン」
アヨンは滅却師の男を向く前に一度頭上を仰ぎ見る。かと思えば。
「オオオオオアアアアアアアアアア!!!!」
凄まじい叫び声を上げた。
「何だよ…あいつは…!?」
「アヨンはあたしらの左腕を融合して作ったバケモノだ!! パワーはあるが見境は無えぞ!! 今回の敵はてめえらじゃねえんだ。死にたくなけりゃ手ェ出さずに逃げてろよ!! 死神!!!」
アヨンは巨体と思えないほどの猛スピードで男に向かって行く。男は刀を構えるが、その前にアヨンの右腕が男を殴った。
「――感じますか。我が力の脈動を」
その瞬間、後ろをとられた。
「!!!」
「貴方を罰する者の力を!」
「黒崎サンは知っておいた方がいい」と、浦原さんがそう言って話し始めたのを憶えてる。
「前に一度石田サンが滅却師の能力を失くした事があったでしょう。その原因となったのがこれっス」
霊子を拡散される手袋“
「しかしその力を手にした者はじきに力を使い果たし、滅却師としての能力を失う――――」
そう話す浦原さんの顔がいつもと違って、やけに真面目だったのが印象的だった。
俺は一気に男との距離をとる。
同じなのか? こいつが使っている力は俺の聞いたものと。
「……混乱している様ですね」
男の攻撃を必死に受け止める。先程よりも攻撃が段違いに重い。
「貴方の心を見透かし、そして断言しましょう。『別物』です」
攻撃が受け止められず、右頬にかすった。男は次から次へと攻撃を繰り出す。攻撃の重さもそうだが、速さも段違いだ。
「貴方の知る滅却師最終形態と言うものは、その脆さ故に概念自体が200年程も昔に死滅した「過去の遺物」です。そんなものに執心していたのは石田と神崎くらいのもの!」
「! やっぱり。紫乃について何か知ってるのか」
男は真上から攻撃を繰り出す。俺は攻撃を受け止めた。
「その問いに答える必要はありませんよ」
「そうかよ!」
俺は斬魄刀の間から男を見据える。
「お前らの昔話は知らねえが。安心したぜ。石田も紫乃も。そんなキモチ悪りイ格好に変身したら、間違えて斬っちまいそうだからな」
ありったけの力を斬魄刀に叩き込む。ほんのわずかに男の目が揺らいだ。
「『月牙天衝』!!!」
その一瞬に攻撃を繰り出す。
やったか……。
「……いけませんねぇ」
「っ」
男の声が聞こえる。砂埃が舞い上がる中、遠くに目を凝らした。だが、男は意外にも俺が握っている斬魄刀の真横にいた。
「ちゃんと狙って斬ったらどうです」
「くそっ――……!」
思わず足が後退する。
「狙ったところで弱点など何処にもありはしませんがね!」
男は刀を真横に構えて、見せつける様に背に生えている翼を広げる。
「不気味だと言いましたね。ワタクシのこの姿を。正しい反応です。貴方がた悪虐の輩の瞳には、聖なる執行者たる我々の姿は不気味でおぞましいものと映って然るべし!!!」
男が刀を高く掲げる。と、眩い光があちこちから集まってくる。
これは……周囲の霊子が男の元に集まっているのか。思えば石田もそうだ。滅却師にとって霊子は発するものじゃなく、吸収するもの……。
そして。その力が完成されていれば尚更――――…………。
「さあ! その身に受けなさい! 我が
「!」
斬魄刀を握る手に力を込める。けれど、俺が斬魄刀を振り下ろす前に誰かが後ろから男の霊子を攻撃した。
「!?」
男の後ろには化け物が立っていた。そしてその後ろにはネルが言っていたトレス・ベスティアがいた。
「このノボせたメガネザルに見せてやれ。てめぇの力をな!! アヨン!!!」
だがアヨンと呼ばれた化け物は、トレス・ベスティアの方へぐりんと向き直る。
「…………。……コッチ気にしなくていいんだよ、行け、アヨン」
アヨンは滅却師の男を向く前に一度頭上を仰ぎ見る。かと思えば。
「オオオオオアアアアアアアアアア!!!!」
凄まじい叫び声を上げた。
「何だよ…あいつは…!?」
「アヨンはあたしらの左腕を融合して作ったバケモノだ!! パワーはあるが見境は無えぞ!! 今回の敵はてめえらじゃねえんだ。死にたくなけりゃ手ェ出さずに逃げてろよ!! 死神!!!」
アヨンは巨体と思えないほどの猛スピードで男に向かって行く。男は刀を構えるが、その前にアヨンの右腕が男を殴った。