主人と僕の旅路 5 【完結】
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―かごめ視点―
「しっかりして、犬夜叉!」
そう呼びかけるものの犬夜叉は正気を失って、私に襲い掛かってくる。犬夜叉の鋭い爪が私の右腕をかする。血が勢いよく飛び散った。
「どうしたかごめ……。犬夜叉を鎮め浄化すればいいではないか」
「くっ……」
私は痛みを堪えて立ち上がる。
「くくくできぬか……。きさまの霊力は曲霊に封じられたままだからな」
四魂の玉から離れれば、犬夜叉はもとに……。
そう思ってひたすらに走るも犬夜叉は後ろから迫ってくる。
「逃げても無駄だ……」
「!」
そして奈落も。体内の中とはいえ逃げても現れる。
「妖怪となった犬夜叉はきさまを殺すことしか頭にない……。きさまにいいものをやろう」
そう言うと私の頭上に一つの矢が現れた。
「この奈落の瘴気をたっぷり含んだ矢だ。それで犬夜叉を射抜けばきさまは助かる」
そう話している間にも犬夜叉はこちらに迫っている。
私は再び走るが、目の前は崖のようになっていて行き止まりだ。私は振り返って犬夜叉を見つめる。
「犬夜叉……」
なんだか泣いてしまいそうになる。
その瞬間、また奈落の矢が現れた。
「どうする……。このまま殺されるのを選ぶか……?」
「奈落あんた……。バカじゃないの? 私が犬夜叉を撃てるわけないでしょ! 犬夜叉だって私を……」
「殺すわけがないか……。くくく……すぐにわかる」
犬夜叉は鋭い爪をこちらに向ける。
――お願い。やめて、犬夜叉――
そう願うものの……――。
重い衝撃が私を襲い、体は真っ逆さまに下へ落ちていった。
―殺生丸視点―
血の、匂い。
鈴のものではない。が鈴と近い人間の匂い。犬夜叉と共にいるあの女の匂いか。
そう気付くと殺生丸はかごめの元へ自然と足が向かっていた。
しばらくすると妖怪に囲まれているかごめを見つける。かごめは気を失っているようだ。かごめの右腕がわずかだが切り裂かれ、血がにじんでいるのを視界の隅で捉えた。
「……」
殺生丸は自身の鋭い爪で妖怪を切り裂く。
「あっ、痛……」
いつの間にかごめが体を起こしている。
「妖怪を……追い払ってくれてたの……?」
「その傷……犬夜叉の爪にやられたな。半妖が……。奈落の闇に飲みこまれたか」
「ち、違う……。犬夜叉は……」
殺生丸はそう言うとかごめの言葉を気にせず、鈴の匂いを辿って歩き出した。
やはり。この鈴の匂いは――。
「しっかりして、犬夜叉!」
そう呼びかけるものの犬夜叉は正気を失って、私に襲い掛かってくる。犬夜叉の鋭い爪が私の右腕をかする。血が勢いよく飛び散った。
「どうしたかごめ……。犬夜叉を鎮め浄化すればいいではないか」
「くっ……」
私は痛みを堪えて立ち上がる。
「くくくできぬか……。きさまの霊力は曲霊に封じられたままだからな」
四魂の玉から離れれば、犬夜叉はもとに……。
そう思ってひたすらに走るも犬夜叉は後ろから迫ってくる。
「逃げても無駄だ……」
「!」
そして奈落も。体内の中とはいえ逃げても現れる。
「妖怪となった犬夜叉はきさまを殺すことしか頭にない……。きさまにいいものをやろう」
そう言うと私の頭上に一つの矢が現れた。
「この奈落の瘴気をたっぷり含んだ矢だ。それで犬夜叉を射抜けばきさまは助かる」
そう話している間にも犬夜叉はこちらに迫っている。
私は再び走るが、目の前は崖のようになっていて行き止まりだ。私は振り返って犬夜叉を見つめる。
「犬夜叉……」
なんだか泣いてしまいそうになる。
その瞬間、また奈落の矢が現れた。
「どうする……。このまま殺されるのを選ぶか……?」
「奈落あんた……。バカじゃないの? 私が犬夜叉を撃てるわけないでしょ! 犬夜叉だって私を……」
「殺すわけがないか……。くくく……すぐにわかる」
犬夜叉は鋭い爪をこちらに向ける。
――お願い。やめて、犬夜叉――
そう願うものの……――。
重い衝撃が私を襲い、体は真っ逆さまに下へ落ちていった。
―殺生丸視点―
血の、匂い。
鈴のものではない。が鈴と近い人間の匂い。犬夜叉と共にいるあの女の匂いか。
そう気付くと殺生丸はかごめの元へ自然と足が向かっていた。
しばらくすると妖怪に囲まれているかごめを見つける。かごめは気を失っているようだ。かごめの右腕がわずかだが切り裂かれ、血がにじんでいるのを視界の隅で捉えた。
「……」
殺生丸は自身の鋭い爪で妖怪を切り裂く。
「あっ、痛……」
いつの間にかごめが体を起こしている。
「妖怪を……追い払ってくれてたの……?」
「その傷……犬夜叉の爪にやられたな。半妖が……。奈落の闇に飲みこまれたか」
「ち、違う……。犬夜叉は……」
殺生丸はそう言うとかごめの言葉を気にせず、鈴の匂いを辿って歩き出した。
やはり。この鈴の匂いは――。