主人と僕の旅路 4
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―殺生丸視点―
曲霊の臭いを辿ったが、結局は夢幻の白夜のおとりだった。殺生丸は夢幻の白夜に対して爪で攻撃を仕掛ける。と、爪で斬られた瓢箪から肉片が飛び出した。
「あんたに斬られた曲霊の肉片だ。あんたを引きつけて時を稼ぐには十分だったよ。気づくのがちっと遅かったな」
「……」
気付くのが遅い?
「どういう意味だ」
そう問いかけた瞬間、周りを大量の妖怪に囲まれた。
「今頃最後のかけらは、奈落のもとに向かっている。もうしばらくここにいてもらうぜ」
奈落の狙いは琥珀か。もしくはそれ以外にあるのか。
殺生丸は新しく手に入れた刀、爆砕牙を振るう。ドガガガガと閃光と爆発音がして、一瞬にして妖怪が消え去る。
「え……瞬殺……?」
琥珀のところに曲霊がいる……。
琥珀の臭いを辿っていく。それにつれて犬夜叉たちの臭いも強くなっていく。そして――曲霊の臭いも。
どうやら犬夜叉は曲霊を相当追いつめているらしい。
殺生丸はフッと不敵に笑うと一気に曲霊と距離を追いつめる。琥珀が触手に捕まってしまう。その一瞬を殺生丸は天生牙で曲霊を斬りつけた。
「殺生丸さま……」
バキバキと触手が一気に殺生丸に襲い掛かる。殺生丸は爆砕牙に持ちかえて触手を斬りつけた。爆砕牙で斬られた体は二度と使い物にならない。
「ここまでだ曲霊。夢幻の白夜を囮に、私から逃げ回っていたようだな。天生牙を恐れて……」
曲霊を斬れるのは天生牙のみ。だからわざわざ囮という面倒なことをしたわけだ。
「ふっ笑わせるわ……。一撃でわしを仕留められなかった天生牙など……」
「仕留めなかったのだ。きさまが誰に殺されるかはっきりとわからせるために」
そして天生牙で曲霊本体を一気に斬りつけた。曲霊はスッと空気に溶けていく。
「これで……終わったと思うな……。まだこちらには切り札が……」
切り札……。
思わず殺生丸は眉をしかめる。
どういうことだ…………。
「曲霊はまだ完全に死んでいないということでしょうか」
琥珀は後ろにいる雲母に乗った珊瑚に問いかける。珊瑚は少し考えるとハッと視線を殺生丸に向ける。
「鈴が曲霊に何か話しかけられてた。それから曲霊の毒気にあたって気絶して!」
――あんたを引きつけて時を稼ぐには十分だったよ――
――まだこちらには切り札が……――
なるほど。切り札は鈴のことか。
殺生丸はザッと踵を返した。
―邪見視点―
「鈴さんが……」
「さらわれただと!?」
邪見は弥勒と楓に鈴のことを話していた。
出来る事なら。出来る事ならっ。殺生丸さまに知られる前に鈴を連れ戻さねば。でないとわしは殺される。今のうちに。
ドキドキと嫌な汗が次から次へと湧き出る。その時――。
「曲霊は生き残っていた……か……」
殺生丸の声が邪見の耳にはっきりと届く。
「ひぃ~!!!」
「生き残りとはどういうことです?」
殺生丸は邪見と弥勒に目もくれず、強く地面を蹴った。
わしに目もくれず……。鈴が危ないということか!?
邪見は腰を抜かしたまま、殺生丸を見上げる。
それにしても鈴をさらった目的は何だ? やっぱり殺生丸さまの天生牙か。だが。どうもそれだけではないような気もする……。
曲霊の臭いを辿ったが、結局は夢幻の白夜のおとりだった。殺生丸は夢幻の白夜に対して爪で攻撃を仕掛ける。と、爪で斬られた瓢箪から肉片が飛び出した。
「あんたに斬られた曲霊の肉片だ。あんたを引きつけて時を稼ぐには十分だったよ。気づくのがちっと遅かったな」
「……」
気付くのが遅い?
「どういう意味だ」
そう問いかけた瞬間、周りを大量の妖怪に囲まれた。
「今頃最後のかけらは、奈落のもとに向かっている。もうしばらくここにいてもらうぜ」
奈落の狙いは琥珀か。もしくはそれ以外にあるのか。
殺生丸は新しく手に入れた刀、爆砕牙を振るう。ドガガガガと閃光と爆発音がして、一瞬にして妖怪が消え去る。
「え……瞬殺……?」
琥珀のところに曲霊がいる……。
琥珀の臭いを辿っていく。それにつれて犬夜叉たちの臭いも強くなっていく。そして――曲霊の臭いも。
どうやら犬夜叉は曲霊を相当追いつめているらしい。
殺生丸はフッと不敵に笑うと一気に曲霊と距離を追いつめる。琥珀が触手に捕まってしまう。その一瞬を殺生丸は天生牙で曲霊を斬りつけた。
「殺生丸さま……」
バキバキと触手が一気に殺生丸に襲い掛かる。殺生丸は爆砕牙に持ちかえて触手を斬りつけた。爆砕牙で斬られた体は二度と使い物にならない。
「ここまでだ曲霊。夢幻の白夜を囮に、私から逃げ回っていたようだな。天生牙を恐れて……」
曲霊を斬れるのは天生牙のみ。だからわざわざ囮という面倒なことをしたわけだ。
「ふっ笑わせるわ……。一撃でわしを仕留められなかった天生牙など……」
「仕留めなかったのだ。きさまが誰に殺されるかはっきりとわからせるために」
そして天生牙で曲霊本体を一気に斬りつけた。曲霊はスッと空気に溶けていく。
「これで……終わったと思うな……。まだこちらには切り札が……」
切り札……。
思わず殺生丸は眉をしかめる。
どういうことだ…………。
「曲霊はまだ完全に死んでいないということでしょうか」
琥珀は後ろにいる雲母に乗った珊瑚に問いかける。珊瑚は少し考えるとハッと視線を殺生丸に向ける。
「鈴が曲霊に何か話しかけられてた。それから曲霊の毒気にあたって気絶して!」
――あんたを引きつけて時を稼ぐには十分だったよ――
――まだこちらには切り札が……――
なるほど。切り札は鈴のことか。
殺生丸はザッと踵を返した。
―邪見視点―
「鈴さんが……」
「さらわれただと!?」
邪見は弥勒と楓に鈴のことを話していた。
出来る事なら。出来る事ならっ。殺生丸さまに知られる前に鈴を連れ戻さねば。でないとわしは殺される。今のうちに。
ドキドキと嫌な汗が次から次へと湧き出る。その時――。
「曲霊は生き残っていた……か……」
殺生丸の声が邪見の耳にはっきりと届く。
「ひぃ~!!!」
「生き残りとはどういうことです?」
殺生丸は邪見と弥勒に目もくれず、強く地面を蹴った。
わしに目もくれず……。鈴が危ないということか!?
邪見は腰を抜かしたまま、殺生丸を見上げる。
それにしても鈴をさらった目的は何だ? やっぱり殺生丸さまの天生牙か。だが。どうもそれだけではないような気もする……。