主人と僕の旅路 4
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「曲霊……琥珀の体ごとかけらを奈落の所に運ぶつもりか!?」
「安心しろ。用が済んだらこの体は返してやる。亡骸でよければな……」
っ!!!
私は式神をいつでも取り出せる状況にしておく。
「取り憑いてみるとよくわかる。この小僧は四魂のかけらの力で命をつないでいる」
そう琥珀君が、いや曲霊が話した後だった。ザーと嫌な音と共に妖気が大量に迫って来る。
「水竜!!!」
私は式神を取り出し、琥珀君と私の周りを守らせる。その瞬間、大量の妖怪が扉を破って現れた。だが妖怪は水竜の盾に阻まれ琥珀君に触れられない。
「よしっ」
だが状況はどんどん悪化していく。琥珀君の首の後ろから黒い靄が出て、琥珀君の握っている鎌が大きくなっていく。
「女……きさまも死ね。弟の手にかかって」
琥珀君の握る鎌は水竜の盾を突破し、珊瑚さんに襲い掛かる。
「っ!」
――覚えておくといい。陰陽術は妖怪にしか効かない。
当主様の言葉を思い出す。
式神じゃ人間の琥珀君に太刀打ちできない!!!
私は咄嗟に九字兼定を鞘から取り出す。と、曲霊の顔が一気に歪んだ。
「!」
その隙を狙って一気に琥珀君へと駆ける。
「曲霊!!! 琥珀君から離れなさい!!!」
琥珀君は珊瑚さんから私へ刃の向きを変える。
「離れてやってもいい」
「っ」
「陰陽師。お前が提案にのるのであれば」
提案?
すると琥珀君がスッと私の横に立ち、耳元に唇を近付けた。
「――――」
「っ」
その提案は――。
「…………」
私が答えを出せずにいると「鈴離れるのだ!!!」と邪見の鋭い声が飛んできた。
「え?」
その瞬間、バチバチと体に電流のようなものが走る。そう思った時には遅かった。自然と瞼が落ちていく。
何が起き、て……。
「鈴!!!」
邪見の声を最後に私は意識を手放した。
―邪見視点―
鈴はピクリとも動かない。琥珀は妖怪に乗ってどこかへ行ってしまった。
鈴がこうなったのは冥界に行った時以来だ……。それよりも。このことが殺生丸さまに知られたら――。
「殺生丸さまに殺されるぅうううううーーーー!!!」
「うるさい」
楓婆にポカンと頭を殴られる。
「ぐぅぅ」
あまりの痛みに頭を抑える。その時。
「邪見……」とか細い声が聞こえた。
前を見ると鈴が目を開け、天井をジッと見ている。かと思えばのろのろと立ち上がって、外へ向かって歩き出した。
「お、おい鈴」と楓婆が言っているにも関わらず、鈴はスタスタと歩いて行ってしまう。
邪見はその後をつまずきながらも必死に追う。
「ったく、心配かけおって」
「ごめんなさい邪見さま」
「全くおまえだけの問題じゃ…………って。お、おい! 今、邪見さまって!」
「……」
鈴は何も答えずスタスタと歩いていく。
様子がおかしい。いや様子がおかしいというよりも。
「お前、誰じゃ」
「……」
その瞬間、鈴の足が止まる。
「へぇ。存外鋭いじゃないか」
「っ!」
鈴がこちらを振り返る。だが鈴の目には光が灯っていなかった。
「お前、曲霊か」
そう口に出した瞬間、茂みの中から妖怪が現れる。そして鈴を乗せ飛び去って行ってしまった。
「安心しろ。用が済んだらこの体は返してやる。亡骸でよければな……」
っ!!!
私は式神をいつでも取り出せる状況にしておく。
「取り憑いてみるとよくわかる。この小僧は四魂のかけらの力で命をつないでいる」
そう琥珀君が、いや曲霊が話した後だった。ザーと嫌な音と共に妖気が大量に迫って来る。
「水竜!!!」
私は式神を取り出し、琥珀君と私の周りを守らせる。その瞬間、大量の妖怪が扉を破って現れた。だが妖怪は水竜の盾に阻まれ琥珀君に触れられない。
「よしっ」
だが状況はどんどん悪化していく。琥珀君の首の後ろから黒い靄が出て、琥珀君の握っている鎌が大きくなっていく。
「女……きさまも死ね。弟の手にかかって」
琥珀君の握る鎌は水竜の盾を突破し、珊瑚さんに襲い掛かる。
「っ!」
――覚えておくといい。陰陽術は妖怪にしか効かない。
当主様の言葉を思い出す。
式神じゃ人間の琥珀君に太刀打ちできない!!!
私は咄嗟に九字兼定を鞘から取り出す。と、曲霊の顔が一気に歪んだ。
「!」
その隙を狙って一気に琥珀君へと駆ける。
「曲霊!!! 琥珀君から離れなさい!!!」
琥珀君は珊瑚さんから私へ刃の向きを変える。
「離れてやってもいい」
「っ」
「陰陽師。お前が提案にのるのであれば」
提案?
すると琥珀君がスッと私の横に立ち、耳元に唇を近付けた。
「――――」
「っ」
その提案は――。
「…………」
私が答えを出せずにいると「鈴離れるのだ!!!」と邪見の鋭い声が飛んできた。
「え?」
その瞬間、バチバチと体に電流のようなものが走る。そう思った時には遅かった。自然と瞼が落ちていく。
何が起き、て……。
「鈴!!!」
邪見の声を最後に私は意識を手放した。
―邪見視点―
鈴はピクリとも動かない。琥珀は妖怪に乗ってどこかへ行ってしまった。
鈴がこうなったのは冥界に行った時以来だ……。それよりも。このことが殺生丸さまに知られたら――。
「殺生丸さまに殺されるぅうううううーーーー!!!」
「うるさい」
楓婆にポカンと頭を殴られる。
「ぐぅぅ」
あまりの痛みに頭を抑える。その時。
「邪見……」とか細い声が聞こえた。
前を見ると鈴が目を開け、天井をジッと見ている。かと思えばのろのろと立ち上がって、外へ向かって歩き出した。
「お、おい鈴」と楓婆が言っているにも関わらず、鈴はスタスタと歩いて行ってしまう。
邪見はその後をつまずきながらも必死に追う。
「ったく、心配かけおって」
「ごめんなさい邪見さま」
「全くおまえだけの問題じゃ…………って。お、おい! 今、邪見さまって!」
「……」
鈴は何も答えずスタスタと歩いていく。
様子がおかしい。いや様子がおかしいというよりも。
「お前、誰じゃ」
「……」
その瞬間、鈴の足が止まる。
「へぇ。存外鋭いじゃないか」
「っ!」
鈴がこちらを振り返る。だが鈴の目には光が灯っていなかった。
「お前、曲霊か」
そう口に出した瞬間、茂みの中から妖怪が現れる。そして鈴を乗せ飛び去って行ってしまった。