主人と僕の旅路 4
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殺生丸さまは私をゆっくりと地面に下ろす。
「あ、ありがとうございます」
「……」
ほんの少しだけ、殺生丸さまの温もりが寂しい。――なんて。
その時「殺生丸」と刀々斎さんが殺生丸さまを呼ぶ。
「どれ、見せてみな。おまえの爆砕牙を……」
殺生丸さまは斬られた左腕と共に爆砕牙を掲げる。
「殺生丸、おまえはもともと刀を持っていたのさ。自分の中にな」
殺生丸さまの中に……?
「だがそれを手にするには、おまえが真の妖怪としてひとり立ちする必要があった」
その刀々斎さんの言葉に邪見が「なにおうっ、殺生丸さまは昔から立派にひとり立ちしておられたわいっ!」と突っかかる。
「おまえうるさい」
「ゔ」
邪見の言葉を一喝。
それにしても殺生丸さまが犬夜叉さんの刀、鉄砕牙への未練を断ち切ることが試練だったのか。
刀々斎さんは言葉を続ける。
「殺生丸、おまえは鉄砕牙を奪おうとして左腕を失った。だが、今、新たに真の己の刀とともに新しい腕を得た。それこそが……」
殺生丸さまは左腕を見つめ、ゆっくりと拳をつくった。
「それこそが……。おまえがおやじどのを越え――鉄砕牙から解放された証だ」
殺生丸さまのお父様。殺生丸さまのこと、ちゃんと考えていてくれたんだ。
私は心の中で「疑ってすみません」とお父様に手を合わせる。
その時、かごめちゃんが「う……」と声を上げて薄っすらと目を開けた。
「かごめ……?」
「かごめちゃん!!!」
だがかごめちゃんはすぐに目を閉じてしまう。
「と、とりあえずかごめちゃんを移動させましょう。このまま外じゃ、風邪ひいちゃうし」
「あ、ああ。そうだよな」
そう言って犬夜叉さんはかごめちゃんをおぶった。
私はホッとして息を吐き出す。そして殺生丸さま向き合った。
「あの、殺生丸さま。私も犬夜叉さんとかごめちゃんに着いていっていいですか。かごめちゃんのことが心配だし。それに」
私はもう一人、倒れている男の子に目を向けた。
「それに琥珀君のことも――」
琥珀君は四魂のかけらが黒く汚れてから一度も目を開けていない。
私に浄化が出来たらいいのだけれど。そんな力はない。
かごめちゃんが目を開けてくれなきゃ。
私はグッと拳を握りしめた。すると殺生丸さまは私の手にそっと触れる。
「っ! せ、殺生丸さま!?」
そ、そういえば私。とんでもないことを口走った――気がする。それにあの時の私は感情がぐちゃぐちゃになっていて。
「っ!!!」
一気に頬が赤くなる。
そんな私から殺生丸さまは手を引くと琥珀君を担ぎ上げた。
「!」
「行くぞ鈴、邪見」
「は、はい!」
よかった。殺生丸さま、琥珀君のこと助けてくれるんだ。
それに私のことも。
これからも殺生丸さまと一緒にいていいんだ。
私は思わず口元を緩めてしまう。
「ありがとうございます、殺生丸さま」
そう小声で呟いた。
「あ、ありがとうございます」
「……」
ほんの少しだけ、殺生丸さまの温もりが寂しい。――なんて。
その時「殺生丸」と刀々斎さんが殺生丸さまを呼ぶ。
「どれ、見せてみな。おまえの爆砕牙を……」
殺生丸さまは斬られた左腕と共に爆砕牙を掲げる。
「殺生丸、おまえはもともと刀を持っていたのさ。自分の中にな」
殺生丸さまの中に……?
「だがそれを手にするには、おまえが真の妖怪としてひとり立ちする必要があった」
その刀々斎さんの言葉に邪見が「なにおうっ、殺生丸さまは昔から立派にひとり立ちしておられたわいっ!」と突っかかる。
「おまえうるさい」
「ゔ」
邪見の言葉を一喝。
それにしても殺生丸さまが犬夜叉さんの刀、鉄砕牙への未練を断ち切ることが試練だったのか。
刀々斎さんは言葉を続ける。
「殺生丸、おまえは鉄砕牙を奪おうとして左腕を失った。だが、今、新たに真の己の刀とともに新しい腕を得た。それこそが……」
殺生丸さまは左腕を見つめ、ゆっくりと拳をつくった。
「それこそが……。おまえがおやじどのを越え――鉄砕牙から解放された証だ」
殺生丸さまのお父様。殺生丸さまのこと、ちゃんと考えていてくれたんだ。
私は心の中で「疑ってすみません」とお父様に手を合わせる。
その時、かごめちゃんが「う……」と声を上げて薄っすらと目を開けた。
「かごめ……?」
「かごめちゃん!!!」
だがかごめちゃんはすぐに目を閉じてしまう。
「と、とりあえずかごめちゃんを移動させましょう。このまま外じゃ、風邪ひいちゃうし」
「あ、ああ。そうだよな」
そう言って犬夜叉さんはかごめちゃんをおぶった。
私はホッとして息を吐き出す。そして殺生丸さま向き合った。
「あの、殺生丸さま。私も犬夜叉さんとかごめちゃんに着いていっていいですか。かごめちゃんのことが心配だし。それに」
私はもう一人、倒れている男の子に目を向けた。
「それに琥珀君のことも――」
琥珀君は四魂のかけらが黒く汚れてから一度も目を開けていない。
私に浄化が出来たらいいのだけれど。そんな力はない。
かごめちゃんが目を開けてくれなきゃ。
私はグッと拳を握りしめた。すると殺生丸さまは私の手にそっと触れる。
「っ! せ、殺生丸さま!?」
そ、そういえば私。とんでもないことを口走った――気がする。それにあの時の私は感情がぐちゃぐちゃになっていて。
「っ!!!」
一気に頬が赤くなる。
そんな私から殺生丸さまは手を引くと琥珀君を担ぎ上げた。
「!」
「行くぞ鈴、邪見」
「は、はい!」
よかった。殺生丸さま、琥珀君のこと助けてくれるんだ。
それに私のことも。
これからも殺生丸さまと一緒にいていいんだ。
私は思わず口元を緩めてしまう。
「ありがとうございます、殺生丸さま」
そう小声で呟いた。