主人と僕の旅路 4
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かごめちゃんが琥珀君の首にある四魂のかけらを浄化していく。
前から凄いと思っていたけれど、こうして間近で見ると、やっぱりかごめちゃんって凄い。それに比べて私は……。
琥珀君を守れなかった……――。
一人ガックリと肩を落とす。
すると「あの時……」と琥珀君がポツリと話し始める。
「奈落がおれのかけらを取ろうとして……触手が触れた時、おれのかけらに浄化の光が流れ込みました」
「奈落の触手から……?」
「まるで桔梗さまに浄化されたみたいだった」
炎虎で攻撃する前に確かに四魂のかけらが光った。琥珀君のかけらにはまだ桔梗さんの力が残っている。
「それで……?」
琥珀君とかごめちゃんのやり取りを見ていた珊瑚さんが口を開く。
「琥珀おまえ……。自分のかけらで奈落を倒せると思っているのか?」
言い方は冷たいけれど、琥珀君を心配しているのが伝わってくる。
「姉上……。おれのかけらが奈落を苦しめるのは間違いないんだ。まだ桔梗さまの力が働いているんだ。だから……」
「わ、私がいけないんですっ!」
咄嗟に口を開いた。
一斉に私に視線が集まる。
「私が奈落の気配に気付けなかったから。だから――」
「鈴さんのせいじゃないです。おれが」
「ううん。私が」
その瞬間、ごちっと鈍い音が響く。犬夜叉さんが琥珀君の頭に拳骨をした音だった。
「ったく。まるで腫れ物を扱うみてーによー。はっきり言ってやれ。迷惑だから勝手にチョロチョロするなってよっ」
そして犬夜叉さんは私にもキッと目線を向ける。
「おめーも妙に辛気臭い顔してよ。別におめーのせいじゃねぇだろ」
「……犬夜叉さん」
バチッと犬夜叉さんと目が合う。犬夜叉さんは一瞬目線を逸らした。
そういえば……。私、犬夜叉さんの目の前で大号泣しちゃったんだっけ。
しかも犬夜叉さんは何一つ悪くないのに。
「あの、犬夜叉さん。この前はすみません。突然……その、泣き出したりして」
「ケッ。謝るなら泣くんじゃねぇ」
「犬夜叉……。おすわり」
かごめちゃんの一声で犬夜叉さんは顔が地面にのめり込む。
「なんでだ」
「今回は仕方ないわ。殺生丸がいなくて、しかも鈴ちゃんは本調子じゃなかったんだから」
「う……」
犬夜叉さんの目の前で大号泣して、殺生丸さまにキスされて……。
ボッと顔が赤くなった。
その反応をかごめちゃんがニヤニヤと笑って「そういえば」と話し始める。
「殺生丸とはどうなったの?」
「へ!?」
「キス、されたその後よ」
「っ!!!」
さらにボボボッと体温が上がる。
「ななな、何もないよ!!!」
「うそだぁ~」
「ほ、ほんとうに」
そもそも殺生丸さまはどうしてあんな……キス……なんてしたんだろう。
まさか私のこと――と淡い期待を抱いてしまう。けれど殺生丸さまは私のこと好きみたいなそぶりも見せなかったし。
ちょっとからかっただけ? でも殺生丸さまは軽い気持ちでそういうことしないだろうし。
でも、でも……とグルグルと思考がこんがらがる。
「で、鈴ちゃんは殺生丸のどういうところを好きになったの?」
「へ?」
「さぁ、さぁ、答えなさい~」
かごめちゃんはジリジリと私に詰め寄る。
かごめちゃんの次から次へくる質問に答えていくうちに、結構な時間が経ったのか急に慣れた妖気を感じる。
「っ!」
この妖気って。
「せっしょうまる、さま……」
ザ……と殺生丸さまがゆっくりとこちらに歩いてくる。
その殺生丸さまの顔が渋かった。
犬夜叉さんがいるから?
――その予想は当たった。
「抜け、犬夜叉」
「なっ」
殺生丸さまは天生牙を抜いていた。
「けっ。くだらねぇ。まだ刀のことにこだわっているのか」
犬夜叉さんの問いに殺生丸さまは答えず、代わりに冥道残月破を放った。
「どうやら本気らしいな。だったら……おれも遠慮はしねぇぞ!」
犬夜叉さんも鉄砕牙を抜く。
「風の傷!!」
だが風の傷は出ない。
なんで、と思っている暇もなく殺生丸さまの持つ天生牙が鉄砕牙に変化する。
「風の傷!」
殺生丸さまの放った攻撃に犬夜叉さんは間一髪で避ける。
「殺生丸てめぇ……。奈落に魂を売りやがったのか!?」
「…………」
殺生丸さま、犬夜叉さんの刀のことで奈落と手を組んだってこと!?
私はグッと唇を噛みしめる。
殺生丸さまのことだから何か考えがあるのだと信じたい。けれど――。
「おまえの刀から……奈落の臭いがするぜ!」
「悪い。そりゃおれの臭いだ」
上空から夢幻の白夜が現れる。
「神無の形見……鏡の妖の破片を殺生丸さまにお渡ししたのさ」
前から凄いと思っていたけれど、こうして間近で見ると、やっぱりかごめちゃんって凄い。それに比べて私は……。
琥珀君を守れなかった……――。
一人ガックリと肩を落とす。
すると「あの時……」と琥珀君がポツリと話し始める。
「奈落がおれのかけらを取ろうとして……触手が触れた時、おれのかけらに浄化の光が流れ込みました」
「奈落の触手から……?」
「まるで桔梗さまに浄化されたみたいだった」
炎虎で攻撃する前に確かに四魂のかけらが光った。琥珀君のかけらにはまだ桔梗さんの力が残っている。
「それで……?」
琥珀君とかごめちゃんのやり取りを見ていた珊瑚さんが口を開く。
「琥珀おまえ……。自分のかけらで奈落を倒せると思っているのか?」
言い方は冷たいけれど、琥珀君を心配しているのが伝わってくる。
「姉上……。おれのかけらが奈落を苦しめるのは間違いないんだ。まだ桔梗さまの力が働いているんだ。だから……」
「わ、私がいけないんですっ!」
咄嗟に口を開いた。
一斉に私に視線が集まる。
「私が奈落の気配に気付けなかったから。だから――」
「鈴さんのせいじゃないです。おれが」
「ううん。私が」
その瞬間、ごちっと鈍い音が響く。犬夜叉さんが琥珀君の頭に拳骨をした音だった。
「ったく。まるで腫れ物を扱うみてーによー。はっきり言ってやれ。迷惑だから勝手にチョロチョロするなってよっ」
そして犬夜叉さんは私にもキッと目線を向ける。
「おめーも妙に辛気臭い顔してよ。別におめーのせいじゃねぇだろ」
「……犬夜叉さん」
バチッと犬夜叉さんと目が合う。犬夜叉さんは一瞬目線を逸らした。
そういえば……。私、犬夜叉さんの目の前で大号泣しちゃったんだっけ。
しかも犬夜叉さんは何一つ悪くないのに。
「あの、犬夜叉さん。この前はすみません。突然……その、泣き出したりして」
「ケッ。謝るなら泣くんじゃねぇ」
「犬夜叉……。おすわり」
かごめちゃんの一声で犬夜叉さんは顔が地面にのめり込む。
「なんでだ」
「今回は仕方ないわ。殺生丸がいなくて、しかも鈴ちゃんは本調子じゃなかったんだから」
「う……」
犬夜叉さんの目の前で大号泣して、殺生丸さまにキスされて……。
ボッと顔が赤くなった。
その反応をかごめちゃんがニヤニヤと笑って「そういえば」と話し始める。
「殺生丸とはどうなったの?」
「へ!?」
「キス、されたその後よ」
「っ!!!」
さらにボボボッと体温が上がる。
「ななな、何もないよ!!!」
「うそだぁ~」
「ほ、ほんとうに」
そもそも殺生丸さまはどうしてあんな……キス……なんてしたんだろう。
まさか私のこと――と淡い期待を抱いてしまう。けれど殺生丸さまは私のこと好きみたいなそぶりも見せなかったし。
ちょっとからかっただけ? でも殺生丸さまは軽い気持ちでそういうことしないだろうし。
でも、でも……とグルグルと思考がこんがらがる。
「で、鈴ちゃんは殺生丸のどういうところを好きになったの?」
「へ?」
「さぁ、さぁ、答えなさい~」
かごめちゃんはジリジリと私に詰め寄る。
かごめちゃんの次から次へくる質問に答えていくうちに、結構な時間が経ったのか急に慣れた妖気を感じる。
「っ!」
この妖気って。
「せっしょうまる、さま……」
ザ……と殺生丸さまがゆっくりとこちらに歩いてくる。
その殺生丸さまの顔が渋かった。
犬夜叉さんがいるから?
――その予想は当たった。
「抜け、犬夜叉」
「なっ」
殺生丸さまは天生牙を抜いていた。
「けっ。くだらねぇ。まだ刀のことにこだわっているのか」
犬夜叉さんの問いに殺生丸さまは答えず、代わりに冥道残月破を放った。
「どうやら本気らしいな。だったら……おれも遠慮はしねぇぞ!」
犬夜叉さんも鉄砕牙を抜く。
「風の傷!!」
だが風の傷は出ない。
なんで、と思っている暇もなく殺生丸さまの持つ天生牙が鉄砕牙に変化する。
「風の傷!」
殺生丸さまの放った攻撃に犬夜叉さんは間一髪で避ける。
「殺生丸てめぇ……。奈落に魂を売りやがったのか!?」
「…………」
殺生丸さま、犬夜叉さんの刀のことで奈落と手を組んだってこと!?
私はグッと唇を噛みしめる。
殺生丸さまのことだから何か考えがあるのだと信じたい。けれど――。
「おまえの刀から……奈落の臭いがするぜ!」
「悪い。そりゃおれの臭いだ」
上空から夢幻の白夜が現れる。
「神無の形見……鏡の妖の破片を殺生丸さまにお渡ししたのさ」