主人と僕の旅路 4
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―主人公視点―
奈落の姿を見た瞬間、一気に顔が青ざめた。
殺生丸さまのことで頭がいっぱいで周囲のことを全然見れていなかった。
四魂のかけらのことで琥珀君が狙われていることは分かりきっていたのに。陰陽師なのに気配に気付けなかったなんて。
「さあ琥珀、もう逃げられんぞ」
奈落は琥珀君へ手を伸ばす。それを琥珀君は持っている武器で奈落の右手を斬り落とす。
だが。
「琥珀君!」
奈落は斬り落とされた右手からバキバキと触手を伸ばし、四魂のかけらがある琥珀君の首へと触れた。
私は着物から式神を取り出す。
「炎虎、やつを灰にしろ!」
炎虎は大きく口を開ける。
その瞬間、琥珀君の首がほのかに光る。優しい光がバチッと奈落の触手を弾き返した。
炎虎が炎を吐き出し、奈落の体が一瞬にして炎に包まれる。
邪見も人頭杖で一緒に奈落に攻撃してくれてる。
「琥珀君、早くこっちに!」
私は琥珀君の腕を引っ張って奈落から引き離し、阿吽に乗せる。
阿吽に合図し猛スピードで奈落から距離をとる。
奈落に攻撃するという手もあるけれど、今は琥珀君を守ることが最優先だ。
「な、なんとか逃げおおせたようだな」と邪見。
「いや、奈落はすぐ後ろにいる!」
私が真上を見上げた瞬間、瘴気に包まれた奈落が姿を現す。
「くくく……桔梗はなにを望んでいたと思う?」
「!?」
「あの女はおまえの四魂のかけらを一点の汚れもなく浄化していた。清浄なかけらをわしの四魂の玉に打ち込み、玉ごとこの奈落を浄化し滅するためだ。そして桔梗は死してなお、わしの命をおびやかしているわけだ」
それじゃあ、さっき炎虎が炎を吐く前に琥珀君の首が光ったのって……。桔梗さんの力か。
もし琥珀君のかけらが奈落に渡れば、奈落を滅ぼせるかもしれないってこと?
そこまで考えて私はブンブンと力強く首を振る。
駄目だ。琥珀君を危ない目に合わせられないっ。
「くくく……だがな琥珀。触れずともおまえのかけらを持ち帰ることはできる」
「「!?」」
瘴気に包まれた奈落はバキバキと触手を伸ばし、琥珀君の首元へ一気に迫る。
「低く飛べ!」
琥珀君の声で阿吽はすぐさま地面スレスレを飛ぶ。
「奈落のやつなにをっ」と涙目の邪見。
それに対して琥珀君は「おれの首をはねて持ち帰るつもりだ」と返す。
奈落は触手を次々にこちらに放つ。
とにかく琥珀君を守らないと!!!
「水竜! 私達の盾となれ!」
水竜は奈落と私達の間に水の壁を作る。奈落の攻撃は水竜のつくった壁に見事に阻まれている。
よしっ。
けれど、奈落はこれに懲りず次々と攻撃を繰り出していく。
私の頬から汗が流れ落ちた。
やがて水の壁に波紋が広がっていく。
壁が破られるっ!
「お、おい鈴」
「分かってる!」
私はもう一つ式神を取り出す。
「雷魚!」
雷魚は水竜の作った水の壁にスルスルと入り込み、攻撃してきた奈落を雷で迎え撃つ。
奈落もさすがに諦めたのか、攻撃を中止する。
「おお、さすが!」
「鈴さん凄いです」
二人の言葉に「とにかく今のうちに逃げよう」と返しながら、阿吽に合図を出す。
奈落は攻撃はしてこないものの私達を追ってくる。
一体、どういうつもり……。
すると奈落は「くくく」と笑い声を漏らす。
「四魂のかけらを手に入れるためにはまず陰陽師の首が必要らしい」
その瞬間、奈落は触手ではなく瘴気の塊をこちらに飛ばしてきた。
「!?」
瘴気の塊は水竜の壁をすり抜ける。
瘴気は妖怪本体じゃない。だから式神が効かない。
瘴気の塊は私達を襲ってくる。
「!!!」
ドシャ
阿吽がバランスを崩し私達は地面へと放り出された。
瘴気は私達を覆う。
「鈴さん、防毒面です」
そう言って琥珀君は私に防毒面をつける。その瞬間、琥珀君の首元から黒い気配が漂う。
――まさか。
私は嫌な気配を感じて「琥珀君?」と問いかける。
琥珀君はそれに返すことなく、ゆっくりと立ち上がる。
手に鎌を持ちながら――。
「に……逃げて……ください。……鈴……さん」
あの時と同じだ。
琥珀君が四魂のかけらに操られて私を襲ってきた。
琥珀君と出会ったあの時と――。
奈落の姿を見た瞬間、一気に顔が青ざめた。
殺生丸さまのことで頭がいっぱいで周囲のことを全然見れていなかった。
四魂のかけらのことで琥珀君が狙われていることは分かりきっていたのに。陰陽師なのに気配に気付けなかったなんて。
「さあ琥珀、もう逃げられんぞ」
奈落は琥珀君へ手を伸ばす。それを琥珀君は持っている武器で奈落の右手を斬り落とす。
だが。
「琥珀君!」
奈落は斬り落とされた右手からバキバキと触手を伸ばし、四魂のかけらがある琥珀君の首へと触れた。
私は着物から式神を取り出す。
「炎虎、やつを灰にしろ!」
炎虎は大きく口を開ける。
その瞬間、琥珀君の首がほのかに光る。優しい光がバチッと奈落の触手を弾き返した。
炎虎が炎を吐き出し、奈落の体が一瞬にして炎に包まれる。
邪見も人頭杖で一緒に奈落に攻撃してくれてる。
「琥珀君、早くこっちに!」
私は琥珀君の腕を引っ張って奈落から引き離し、阿吽に乗せる。
阿吽に合図し猛スピードで奈落から距離をとる。
奈落に攻撃するという手もあるけれど、今は琥珀君を守ることが最優先だ。
「な、なんとか逃げおおせたようだな」と邪見。
「いや、奈落はすぐ後ろにいる!」
私が真上を見上げた瞬間、瘴気に包まれた奈落が姿を現す。
「くくく……桔梗はなにを望んでいたと思う?」
「!?」
「あの女はおまえの四魂のかけらを一点の汚れもなく浄化していた。清浄なかけらをわしの四魂の玉に打ち込み、玉ごとこの奈落を浄化し滅するためだ。そして桔梗は死してなお、わしの命をおびやかしているわけだ」
それじゃあ、さっき炎虎が炎を吐く前に琥珀君の首が光ったのって……。桔梗さんの力か。
もし琥珀君のかけらが奈落に渡れば、奈落を滅ぼせるかもしれないってこと?
そこまで考えて私はブンブンと力強く首を振る。
駄目だ。琥珀君を危ない目に合わせられないっ。
「くくく……だがな琥珀。触れずともおまえのかけらを持ち帰ることはできる」
「「!?」」
瘴気に包まれた奈落はバキバキと触手を伸ばし、琥珀君の首元へ一気に迫る。
「低く飛べ!」
琥珀君の声で阿吽はすぐさま地面スレスレを飛ぶ。
「奈落のやつなにをっ」と涙目の邪見。
それに対して琥珀君は「おれの首をはねて持ち帰るつもりだ」と返す。
奈落は触手を次々にこちらに放つ。
とにかく琥珀君を守らないと!!!
「水竜! 私達の盾となれ!」
水竜は奈落と私達の間に水の壁を作る。奈落の攻撃は水竜のつくった壁に見事に阻まれている。
よしっ。
けれど、奈落はこれに懲りず次々と攻撃を繰り出していく。
私の頬から汗が流れ落ちた。
やがて水の壁に波紋が広がっていく。
壁が破られるっ!
「お、おい鈴」
「分かってる!」
私はもう一つ式神を取り出す。
「雷魚!」
雷魚は水竜の作った水の壁にスルスルと入り込み、攻撃してきた奈落を雷で迎え撃つ。
奈落もさすがに諦めたのか、攻撃を中止する。
「おお、さすが!」
「鈴さん凄いです」
二人の言葉に「とにかく今のうちに逃げよう」と返しながら、阿吽に合図を出す。
奈落は攻撃はしてこないものの私達を追ってくる。
一体、どういうつもり……。
すると奈落は「くくく」と笑い声を漏らす。
「四魂のかけらを手に入れるためにはまず陰陽師の首が必要らしい」
その瞬間、奈落は触手ではなく瘴気の塊をこちらに飛ばしてきた。
「!?」
瘴気の塊は水竜の壁をすり抜ける。
瘴気は妖怪本体じゃない。だから式神が効かない。
瘴気の塊は私達を襲ってくる。
「!!!」
ドシャ
阿吽がバランスを崩し私達は地面へと放り出された。
瘴気は私達を覆う。
「鈴さん、防毒面です」
そう言って琥珀君は私に防毒面をつける。その瞬間、琥珀君の首元から黒い気配が漂う。
――まさか。
私は嫌な気配を感じて「琥珀君?」と問いかける。
琥珀君はそれに返すことなく、ゆっくりと立ち上がる。
手に鎌を持ちながら――。
「に……逃げて……ください。……鈴……さん」
あの時と同じだ。
琥珀君が四魂のかけらに操られて私を襲ってきた。
琥珀君と出会ったあの時と――。