主人と僕の旅路 4
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「ふん、黙ってきいていれば…技を奪われた、顔を壊されたと、泣き言を言うためにこの殺生丸を呼び出したのか」
ヒューと殺生丸さまと死神鬼の間を冷たい風が通り抜ける。
「ふっ、冥道残月波はこの死神鬼の技……。同じ技の使い手は二人もいらぬ」
死神鬼は鋭い目つきを殺生丸さまに向けながら武器を構え直した。
「そして天生牙の如き不完全な刀もな!」
そして死神鬼は殺生丸さまに攻撃を放った。攻撃は殺生丸さまの真横に当たる。
やっぱり……。完全な冥道を描いている。それに何より気になるのは……。
天生牙が不完全な刀だということ。
そこまで考えてハッと後ろを振り向く。
この殺生丸さまに似た妖気……、犬夜叉さんだ。
殺生丸さまは天生牙を大きく振り下ろしていた。冥道残月破は最初に見た時よりかなり大きくなっている。
「殺生丸、きさまの冥道はいたずらに大きいだけ…。永遠に完全な描くことはない!」
死神鬼は再び冥道残月破を繰り出す。その瞬間、殺生丸さまの冥道残月破が死神鬼のものに吞み込まれていく。
死神鬼の冥道残月破の方が完成されている――ということ。
そうしている間に犬夜叉さん達が現れる。
「琥珀……」
「姉上……」
珊瑚さんの声に私の後ろにいる琥珀君が声を上げる。
やっぱり兄弟なんだ。
「あ、あれは死神鬼!」
その時犬夜叉さんの方から聞きなれない声が聞こえる。
犬夜叉さんの方を見ると肩にノミの妖怪が乗っている。しかもかなりの高齢のようだ。
死神鬼はそのノミの妖怪を見つけると、犬夜叉さん達に向けて冥道残月破をうつ。犬夜叉さん達はなんとか間一髪で攻撃を避ける。
「てめぇなにしやがる! 風の傷!」
犬夜叉さんの鉄砕牙が死神鬼の立っている岩場を崩す。だが死神鬼は悠然と崩れた岩場に立っている。
「弟のほうに鉄砕牙を与えたか……。おもしろい……」
「おう殺生丸、どうなってんだ!?」
「どういうことだ? 殺生丸、本来なら兄のきさまが鉄砕牙を譲り受けるのが筋ではないのか?」
死神鬼の問いかけに殺生丸さまは冷たく相手を見据える。
そんな中、私は確かに……と思っていた。
殺生丸さまに譲るのが確かに筋、かも。だけどきっと――。きっとお父様に考えがあるんだ。そう信じたい。
そこに邪見の「ぬぅっ、殺生丸さまが一番気にしていることをっ……」と言う声で思考が遮られる。
「言われなくても何度も鉄砕牙を奪おうとなさり、あげくの果てにその鉄砕で左腕を斬り落とされ、やっとあきらめて鉄砕牙を鍛えているというのにっ……」
「邪見さま、わかり易いのですが……」
「殺生丸さまが聞いていたら、間違いなくぶっとばされてるよ」
邪見の解説に軽くツッコミを入れながら、私は殺生丸さまに視線と思考を向ける。
殺生丸さま、きっと気にしているよね。
「きさまは闘うために私を呼び出したのだろう。ならば……余計な話をするな!」
殺生丸さまは再び冥道残月破を繰り出す。だが先程と同様死神鬼の冥道に呑み込まれてしまう。
「あの男も冥道残月破を……」
「しかも殺生丸の冥道を打ち消すなんて……」
「当然じゃっ」
かごめちゃんの言葉にノミの妖怪が答える。
「冥道残月破はもともと死神鬼の技。犬夜叉さまのお父上が闘って奪い取りはしたが、殺生丸さまは技を完成させてはいない」
「え!?」
――奪い取った???
私が急に驚いたものだから「どうしたんじゃ」と邪見が声をかけてくれる。
けれど私には邪見の言葉を聞き流してかごめちゃん達の話し声に耳を傾ける。
弥勒さんが冥加さんに「それでは冥加さま」と話しかけた。
「殺生丸の天生牙も……犬夜叉の鉄砕牙同様、闘った相手の武器の能力を奪い取る力があるのですか?」
いや、天生牙にそんな力はない。ということは……。
冥道残月破は――。
その嫌な考えを肯定するように死神鬼は話始める。
「殺生丸、きさま知っているのか? 天生牙がどうやって生まれたのか」
「なに……?」
「言っただろう、天生牙はそんな形ではなかったと――。いや、天生牙は存在すらしなかった」
!!!
私は殺生丸さまの元へ駆け付けたいのをグッと堪える。
本当は側に行きたい。けれど今行ったら邪魔になってしまう……。
「わしが実際に闘ったのは、鉄砕牙だ」
「! 鉄砕牙と闘って……負けた!?」
やっぱり天生牙は鉄砕牙の――。
殺生丸さまの顔が段々と強張っていく。私はその様子をグッと堪えて見ていることしか出来なかった。
ヒューと殺生丸さまと死神鬼の間を冷たい風が通り抜ける。
「ふっ、冥道残月波はこの死神鬼の技……。同じ技の使い手は二人もいらぬ」
死神鬼は鋭い目つきを殺生丸さまに向けながら武器を構え直した。
「そして天生牙の如き不完全な刀もな!」
そして死神鬼は殺生丸さまに攻撃を放った。攻撃は殺生丸さまの真横に当たる。
やっぱり……。完全な冥道を描いている。それに何より気になるのは……。
天生牙が不完全な刀だということ。
そこまで考えてハッと後ろを振り向く。
この殺生丸さまに似た妖気……、犬夜叉さんだ。
殺生丸さまは天生牙を大きく振り下ろしていた。冥道残月破は最初に見た時よりかなり大きくなっている。
「殺生丸、きさまの冥道はいたずらに大きいだけ…。永遠に完全な描くことはない!」
死神鬼は再び冥道残月破を繰り出す。その瞬間、殺生丸さまの冥道残月破が死神鬼のものに吞み込まれていく。
死神鬼の冥道残月破の方が完成されている――ということ。
そうしている間に犬夜叉さん達が現れる。
「琥珀……」
「姉上……」
珊瑚さんの声に私の後ろにいる琥珀君が声を上げる。
やっぱり兄弟なんだ。
「あ、あれは死神鬼!」
その時犬夜叉さんの方から聞きなれない声が聞こえる。
犬夜叉さんの方を見ると肩にノミの妖怪が乗っている。しかもかなりの高齢のようだ。
死神鬼はそのノミの妖怪を見つけると、犬夜叉さん達に向けて冥道残月破をうつ。犬夜叉さん達はなんとか間一髪で攻撃を避ける。
「てめぇなにしやがる! 風の傷!」
犬夜叉さんの鉄砕牙が死神鬼の立っている岩場を崩す。だが死神鬼は悠然と崩れた岩場に立っている。
「弟のほうに鉄砕牙を与えたか……。おもしろい……」
「おう殺生丸、どうなってんだ!?」
「どういうことだ? 殺生丸、本来なら兄のきさまが鉄砕牙を譲り受けるのが筋ではないのか?」
死神鬼の問いかけに殺生丸さまは冷たく相手を見据える。
そんな中、私は確かに……と思っていた。
殺生丸さまに譲るのが確かに筋、かも。だけどきっと――。きっとお父様に考えがあるんだ。そう信じたい。
そこに邪見の「ぬぅっ、殺生丸さまが一番気にしていることをっ……」と言う声で思考が遮られる。
「言われなくても何度も鉄砕牙を奪おうとなさり、あげくの果てにその鉄砕で左腕を斬り落とされ、やっとあきらめて鉄砕牙を鍛えているというのにっ……」
「邪見さま、わかり易いのですが……」
「殺生丸さまが聞いていたら、間違いなくぶっとばされてるよ」
邪見の解説に軽くツッコミを入れながら、私は殺生丸さまに視線と思考を向ける。
殺生丸さま、きっと気にしているよね。
「きさまは闘うために私を呼び出したのだろう。ならば……余計な話をするな!」
殺生丸さまは再び冥道残月破を繰り出す。だが先程と同様死神鬼の冥道に呑み込まれてしまう。
「あの男も冥道残月破を……」
「しかも殺生丸の冥道を打ち消すなんて……」
「当然じゃっ」
かごめちゃんの言葉にノミの妖怪が答える。
「冥道残月破はもともと死神鬼の技。犬夜叉さまのお父上が闘って奪い取りはしたが、殺生丸さまは技を完成させてはいない」
「え!?」
――奪い取った???
私が急に驚いたものだから「どうしたんじゃ」と邪見が声をかけてくれる。
けれど私には邪見の言葉を聞き流してかごめちゃん達の話し声に耳を傾ける。
弥勒さんが冥加さんに「それでは冥加さま」と話しかけた。
「殺生丸の天生牙も……犬夜叉の鉄砕牙同様、闘った相手の武器の能力を奪い取る力があるのですか?」
いや、天生牙にそんな力はない。ということは……。
冥道残月破は――。
その嫌な考えを肯定するように死神鬼は話始める。
「殺生丸、きさま知っているのか? 天生牙がどうやって生まれたのか」
「なに……?」
「言っただろう、天生牙はそんな形ではなかったと――。いや、天生牙は存在すらしなかった」
!!!
私は殺生丸さまの元へ駆け付けたいのをグッと堪える。
本当は側に行きたい。けれど今行ったら邪魔になってしまう……。
「わしが実際に闘ったのは、鉄砕牙だ」
「! 鉄砕牙と闘って……負けた!?」
やっぱり天生牙は鉄砕牙の――。
殺生丸さまの顔が段々と強張っていく。私はその様子をグッと堪えて見ていることしか出来なかった。