主人と僕の旅路 3
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道なき道を殺生丸さまから放されぬように、必死にくらいついて行く。はるか前を行く神楽に着いて行くと、山から火が噴き出ているのが見える。
「この火の国に……あっちにつながる門がある」
火の国??? それにあっちって……。
神楽はそれ以降無言で私達を導いていく。山の中へ、中へ入っていく。
そして洞窟のような場所で神楽は立ち止まった。
「あたしはこっから先は御免こうむるぜ。巻きぞえくっちゃたまんねえからな」
「ど、どういうことだ神楽っ。危ないのかっ」
邪見の言葉に神楽がキッと睨み付ける。
「うっせーな。案内しろと言ったのはそっちだろ。命の保障はしねえと言ったはずだぜ」
神楽はやることはやった、というふうに手を軽く挙げて去っていった。
「……」
「……」
殺生丸さまは何故か一歩を踏み出そうとしない。
「あ、あの。殺生丸、さま?」
私に背を向けている殺生丸さまの表情が気になって、覗き込もうと歩き出すと突然殺生丸さまが振り返った。
「……鈴」
「はっ、はいっ!」
「鈴は……狐の血をひいていたな」
「え、あ、はい」
どうしたんだろう。いきなりそんなことを聞くなんて。
「……ならばあの世にも行ける、か」
「あああああ、あの世でございますか!!!」
邪見が騒いでいるのを殺生丸さまは気にも止めず、私に語りかける。
「鈴……ついて来い」
「え、あ、はい」
殺生丸さまに言われるまでもなく、ついて行くつもりだったんだけど。
本当にどうしちゃったんだろう……?
私が首を傾げていると殺生丸さまがポツリと低い声で話す。
「……鈴は置いていくつもりだった」
「!?」
「……だが奈落の手先がいる以上、置いてはいけぬ」
それって。この前みたいに私が危ない目に合わないようにってことなのかな。それにあの世ってことは私が体調崩さないようにって考えていてくれていたのかも。
殺生丸さまは背を向けて歩き出す。
なんだか心が温かくなって、私は口元を緩ませながら殺生丸さまの後ろを歩いていく。
洞窟の奥へと歩いていくと大きな門が見える。門の両端には石像。
「あの世とこの世の境をつなぐ門……か」
「通りたいのか?」
石像がギロ……とこちらを睨み付ける。
今のって石像がしゃべった、んだよね。でもこの石像、妖怪じゃないし。睨み付けられて恐いけれど、何故か嫌な感じがしない。
「通りたいのか? 通りたくないのか?」
「と、通るに決まっておろうが! そのために来たんじゃっ」
「ならば通そう」
その瞬間、ズンと石像が動き出す。
「!?」
二つの石像はそれぞれに武器を構えている。
「殺生丸さま……」
私は懐から式紙を取り出す。
私が殺生丸さまの役に立つとは思えないけれど。けれどせめて、自分の身くらいは自分で護らないと。
殺生丸さまも闘鬼神を取り出す。そして私の目の前に立った。
???
「……あまり前には出るな」
「え?」
「こ、これ!」
いつの間にか殺生丸さまの毛皮を掴んでいる邪見が声を大にする。
「鈴が前に出て怪我でもしたらお困りになるだろうが!!」
「え、うん。…………ってお困りになる?」
私が尋ねると殺生丸さまは邪見をグーで殴りつける。
あ、そうか。殺生丸さま、やっぱり私のこと心配してくれてたんだ。
「この火の国に……あっちにつながる門がある」
火の国??? それにあっちって……。
神楽はそれ以降無言で私達を導いていく。山の中へ、中へ入っていく。
そして洞窟のような場所で神楽は立ち止まった。
「あたしはこっから先は御免こうむるぜ。巻きぞえくっちゃたまんねえからな」
「ど、どういうことだ神楽っ。危ないのかっ」
邪見の言葉に神楽がキッと睨み付ける。
「うっせーな。案内しろと言ったのはそっちだろ。命の保障はしねえと言ったはずだぜ」
神楽はやることはやった、というふうに手を軽く挙げて去っていった。
「……」
「……」
殺生丸さまは何故か一歩を踏み出そうとしない。
「あ、あの。殺生丸、さま?」
私に背を向けている殺生丸さまの表情が気になって、覗き込もうと歩き出すと突然殺生丸さまが振り返った。
「……鈴」
「はっ、はいっ!」
「鈴は……狐の血をひいていたな」
「え、あ、はい」
どうしたんだろう。いきなりそんなことを聞くなんて。
「……ならばあの世にも行ける、か」
「あああああ、あの世でございますか!!!」
邪見が騒いでいるのを殺生丸さまは気にも止めず、私に語りかける。
「鈴……ついて来い」
「え、あ、はい」
殺生丸さまに言われるまでもなく、ついて行くつもりだったんだけど。
本当にどうしちゃったんだろう……?
私が首を傾げていると殺生丸さまがポツリと低い声で話す。
「……鈴は置いていくつもりだった」
「!?」
「……だが奈落の手先がいる以上、置いてはいけぬ」
それって。この前みたいに私が危ない目に合わないようにってことなのかな。それにあの世ってことは私が体調崩さないようにって考えていてくれていたのかも。
殺生丸さまは背を向けて歩き出す。
なんだか心が温かくなって、私は口元を緩ませながら殺生丸さまの後ろを歩いていく。
洞窟の奥へと歩いていくと大きな門が見える。門の両端には石像。
「あの世とこの世の境をつなぐ門……か」
「通りたいのか?」
石像がギロ……とこちらを睨み付ける。
今のって石像がしゃべった、んだよね。でもこの石像、妖怪じゃないし。睨み付けられて恐いけれど、何故か嫌な感じがしない。
「通りたいのか? 通りたくないのか?」
「と、通るに決まっておろうが! そのために来たんじゃっ」
「ならば通そう」
その瞬間、ズンと石像が動き出す。
「!?」
二つの石像はそれぞれに武器を構えている。
「殺生丸さま……」
私は懐から式紙を取り出す。
私が殺生丸さまの役に立つとは思えないけれど。けれどせめて、自分の身くらいは自分で護らないと。
殺生丸さまも闘鬼神を取り出す。そして私の目の前に立った。
???
「……あまり前には出るな」
「え?」
「こ、これ!」
いつの間にか殺生丸さまの毛皮を掴んでいる邪見が声を大にする。
「鈴が前に出て怪我でもしたらお困りになるだろうが!!」
「え、うん。…………ってお困りになる?」
私が尋ねると殺生丸さまは邪見をグーで殴りつける。
あ、そうか。殺生丸さま、やっぱり私のこと心配してくれてたんだ。