主人と僕の旅路 3
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殺生丸さまは魍魎丸に攻撃した後、地面に降り立つ。私もその後に続いて、後ろに阿吽を着地させた。
魍魎丸……。姿形が変わっている。
「くくく、きさまとは一度闘ったな」
前回は殺生丸様が鎧甲を砕いたけれど。今回は冥王獣を取り込んでいる。前回より強くなっている。
けれど。大丈夫。殺生丸さまは……負けない。
殺生丸さまは魍魎丸に向けて剣を振るう。が……。
「くくく……かすり傷もつかん」
やはりそう簡単にはいかない。
ゴオオオと風が吹き荒れる。そんな中、私は気配を感じて後ろを振り返った。
この妖気……。
しばらくして犬夜叉さん達が私の横に立つ。もちろん、かごめちゃんも一緒だ。
「琥珀!」と珊瑚さん。
「?」
その言葉に首を傾げる。珊瑚さん、琥珀君と知り合いなのか。……そういえばよくよく二人を見比べると、どこか顔つきが似ているような。
珊瑚さんと琥珀君を見比べている間に、魍魎丸は体から金剛槍破を出している。
「ふん……。犬夜叉ごときから掠め取った槍で……。この殺生丸を倒せると思うか!」
殺生丸さまの剣圧で金剛槍破を砕いている。その砕け散ったかけらが周りに弾け飛ぶ。
「危ない!」と弥勒さんが珊瑚さんの腕を引っ張る。続いて私へと手を伸ばす。
けれど私は弥勒さんの引っ張ろうとしている腕をわざと引き、着物の懐へと手を伸ばした。
私はあの時、冥王獣の甲羅を完全に燃やすことが出来なかった。冥王獣の事だけでなく、その他にも……不甲斐ないままだ。
だから。せめて殺生丸さまを支えられるぐらいには。――強くなりたい――
「水竜、主の守りとなれ」
水が私の前に壁となって現れ、砕けた金剛槍破から守ってくれる。
やがて犬夜叉さんも鞘から剣を抜く。
「邪魔だ犬夜叉。きさまの出る幕ではない」
「やかましい! てめぇこそひっこんでろ、殺生丸!」
「どかぬならそれでかまわん。きさまもまとめて斬って捨てるまでだ。奈落の心臓とともにな!」
再び魍魎丸へと攻撃を仕掛けていく。魍魎丸は笑いながら、殺生丸さまの攻撃を受け止める。そして体からバキバキと触手を出した。
「ケンカせずとも……兄弟仲良くあの世に送ってやる」
しかも魍魎丸の出した触手は、金剛槍破の触手だ。
殺生丸さまは金剛槍破の触手を避けていく。が、間一髪。ギリギリでという様子だ。
「選べ殺生丸……。握りつぶされるのがいいか、貫かれるのがいいか……」
バキバキと音を立てて、魍魎丸は触手をさらに伸ばしていく。そして犬夜叉さんを横目で捉えた。
「犬夜叉……。きさまにはもう打つ手はない。兄貴が片づくまで待っていろ」
「てめぇ……おれの金剛槍破をいじりまわしやがって……。絶対に許さねえぞ!」
犬夜叉さんは鉄砕牙を持ったまま魍魎丸に突っ込んでいく。だが、その刃が魍魎丸を斬り裂くことはない。
その隙を狙って、殺生丸さまは犬夜叉さんの後ろから攻撃する。犬夜叉さんに直接は当たらなかったものの、攻撃で投げ飛ばされた。
「殺生丸、てめぇーっ!」
「目ざわりだ……。次に邪魔をしたら、きさまのほうからたたっ斬るぞ」
そして再び殺生丸さまと魍魎丸はせめぎ合いになる。
何か。何か……。弱点があるはずだ。それを殺生丸さまに伝える事さえできれば……。
魍魎丸……。姿形が変わっている。
「くくく、きさまとは一度闘ったな」
前回は殺生丸様が鎧甲を砕いたけれど。今回は冥王獣を取り込んでいる。前回より強くなっている。
けれど。大丈夫。殺生丸さまは……負けない。
殺生丸さまは魍魎丸に向けて剣を振るう。が……。
「くくく……かすり傷もつかん」
やはりそう簡単にはいかない。
ゴオオオと風が吹き荒れる。そんな中、私は気配を感じて後ろを振り返った。
この妖気……。
しばらくして犬夜叉さん達が私の横に立つ。もちろん、かごめちゃんも一緒だ。
「琥珀!」と珊瑚さん。
「?」
その言葉に首を傾げる。珊瑚さん、琥珀君と知り合いなのか。……そういえばよくよく二人を見比べると、どこか顔つきが似ているような。
珊瑚さんと琥珀君を見比べている間に、魍魎丸は体から金剛槍破を出している。
「ふん……。犬夜叉ごときから掠め取った槍で……。この殺生丸を倒せると思うか!」
殺生丸さまの剣圧で金剛槍破を砕いている。その砕け散ったかけらが周りに弾け飛ぶ。
「危ない!」と弥勒さんが珊瑚さんの腕を引っ張る。続いて私へと手を伸ばす。
けれど私は弥勒さんの引っ張ろうとしている腕をわざと引き、着物の懐へと手を伸ばした。
私はあの時、冥王獣の甲羅を完全に燃やすことが出来なかった。冥王獣の事だけでなく、その他にも……不甲斐ないままだ。
だから。せめて殺生丸さまを支えられるぐらいには。――強くなりたい――
「水竜、主の守りとなれ」
水が私の前に壁となって現れ、砕けた金剛槍破から守ってくれる。
やがて犬夜叉さんも鞘から剣を抜く。
「邪魔だ犬夜叉。きさまの出る幕ではない」
「やかましい! てめぇこそひっこんでろ、殺生丸!」
「どかぬならそれでかまわん。きさまもまとめて斬って捨てるまでだ。奈落の心臓とともにな!」
再び魍魎丸へと攻撃を仕掛けていく。魍魎丸は笑いながら、殺生丸さまの攻撃を受け止める。そして体からバキバキと触手を出した。
「ケンカせずとも……兄弟仲良くあの世に送ってやる」
しかも魍魎丸の出した触手は、金剛槍破の触手だ。
殺生丸さまは金剛槍破の触手を避けていく。が、間一髪。ギリギリでという様子だ。
「選べ殺生丸……。握りつぶされるのがいいか、貫かれるのがいいか……」
バキバキと音を立てて、魍魎丸は触手をさらに伸ばしていく。そして犬夜叉さんを横目で捉えた。
「犬夜叉……。きさまにはもう打つ手はない。兄貴が片づくまで待っていろ」
「てめぇ……おれの金剛槍破をいじりまわしやがって……。絶対に許さねえぞ!」
犬夜叉さんは鉄砕牙を持ったまま魍魎丸に突っ込んでいく。だが、その刃が魍魎丸を斬り裂くことはない。
その隙を狙って、殺生丸さまは犬夜叉さんの後ろから攻撃する。犬夜叉さんに直接は当たらなかったものの、攻撃で投げ飛ばされた。
「殺生丸、てめぇーっ!」
「目ざわりだ……。次に邪魔をしたら、きさまのほうからたたっ斬るぞ」
そして再び殺生丸さまと魍魎丸はせめぎ合いになる。
何か。何か……。弱点があるはずだ。それを殺生丸さまに伝える事さえできれば……。