主人と僕の旅路 3
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炎虎の吐き出した炎が冥王獣を包む。
「おのれ……陰陽師」
冥王獣にジッと目を凝らす。冥王獣の体には金剛槍破が突き刺さっている。そして……。空から黒焦げになった甲羅がバラバラと落ちてくる。
「およよよよ!!」と変な悲鳴を上げながら邪見は落ちてくる甲羅を必死で避けている。それを横目に、私は冥王獣に目を向ける。
やったか……。
だが、冥王獣は甲羅が全て剥がれ落ちる前にと瘴気を巻き散らしながら私達に背を向ける。
「っ!!」
弥勒さんが手に空いた風穴で冥王獣を吸おうとするも、時すでに遅し。冥王獣は空の遥か彼方へ逃げて行ってしまっている。
冥王獣……。いや魍魎丸の目的は冥王獣の甲羅。そして犬夜叉さんの金剛槍破を奪って、最強の武器と鎧を手に入れること。
私は軽くおでこに手を当てながらため息を吐く。
炎虎で甲羅を剥がれ落したものの、完全に剥がしたわけではない……。……私もまだまだ、か。
もう一度ため息を吐くと、阿吽がいつの間にか側によって来ていて鼻を私の頬にすり寄せる。
「阿吽?」
阿吽が鼻をすり寄せるのをやめて宙を見ている。
「?」
私も阿吽の視線の先に目を向ける。阿吽は冥王獣を追って飛んでいく自分の主を見ていた。
阿吽に乗って殺生丸さまのすぐ後を着いていく。ちなみに邪見はついつい声をかけ忘れて、置いてきてしまった。
「殺生丸さま!」
あと少しで追いつく。
阿吽の首を軽く叩き、もう少しスピードを上げてもらうよう頼む。
そのとき。
「っ!!」
後ろから嫌な妖気を感じてふりかえる。
この妖気……。さっき殺生丸さまと何やら話していた奈落の分身……。
奈落の分身は私が相手を見る前に折り鶴を飛ばした。かと思うと、折り鶴は殺生丸さまと私を囲むように円を作る。
殺生丸さまは素早く折り鶴と奈落の分身を爪で引き裂く。
だが奈落の分身は引き裂かれたかと思うと、その姿は一輪の花になりボッと火を纏い消えた。
「怒るなよ、仕事なんでな」と遥か上から声が聞こえた。殺生丸さまと私は視線を上に向けた。
奈落の分身は球体の結界にまもられている。
「じゃあな、殺生丸さまと陰陽師」
「……」
「……」
奈落の分身はスッと空に消えていった。
あの奈落の分身……。やっかいな相手になりそう……。
殺生丸さまは私に視線を向ける。
「っ……」
さっきまでのシリアスな思考回路から、一気に乙女思考になってしまう。ほんの少しでも、殺生丸さまに見つめられただけで胸が高鳴ってしまう。
「鈴」
「は、はい」
「行くぞ」
「え?」
どこに……と聞く前に、殺生丸さまは口を開く。
「魍魎丸を追う」
「は、はい!」
それだけ言うと殺生丸さまは背を向けて飛んでいく。
私も阿吽に指示を出して後を着いていった。
―邪見視点―
ガラガラと落ちてきた冥王獣の甲羅を全て華麗に避け、ホッと一息ついた後ハッとする。
殺生丸さまと鈴が、いない……。
「はぁ……」とため息を吐く。
周りにいる犬夜叉達も歩き始めている。
百歩、百歩譲って殺生丸さまはともかくとして鈴もか……と落胆。
それにしても……と邪見は先程の鈴を思い返す。
さすがは安倍晴明の血を継ぐ陰陽師といったところか……。あの冥王獣の鎧甲を燃やし剥がすとは。
うーむと頭をひねる。
どうも殺生丸さまは鈴に興味があるようだし、鈴も殺生丸さまが気になっているようだし。
そこまで考えて邪見はピン!と閃く。
大妖怪と大陰陽師が結ばれれば……。最強なのでは……。
しかもしかも。
子供なんか出来た日には「邪見おじいちゃま~」なんて可愛らしく言われたりして。
いやいや、そこまで考えるのはまだ早いのでは……。
とそこまで妄想した瞬間、急に寂しくなる。
「とりあえずは二人を探さないとなぁ。もぉ……」
邪見は妙に早足で歩き始めた。
-主人公視点-
殺生丸さまの後をついていくと、徐々に魍魎丸の姿が見えてくる。殺生丸さまは闘鬼神を振り下ろす。周りの岩がガラガラと崩れていく。殺生丸さまが魍魎丸の前に立ったのを確認して、私も阿吽と共に殺生丸さまのすぐ後ろに降り立つ。
魍魎丸に向かい合うように琥珀君と、前に見た桔梗さんがいる。
「……」
ゴオオオオオと風が鳴り響いている。
「おのれ……陰陽師」
冥王獣にジッと目を凝らす。冥王獣の体には金剛槍破が突き刺さっている。そして……。空から黒焦げになった甲羅がバラバラと落ちてくる。
「およよよよ!!」と変な悲鳴を上げながら邪見は落ちてくる甲羅を必死で避けている。それを横目に、私は冥王獣に目を向ける。
やったか……。
だが、冥王獣は甲羅が全て剥がれ落ちる前にと瘴気を巻き散らしながら私達に背を向ける。
「っ!!」
弥勒さんが手に空いた風穴で冥王獣を吸おうとするも、時すでに遅し。冥王獣は空の遥か彼方へ逃げて行ってしまっている。
冥王獣……。いや魍魎丸の目的は冥王獣の甲羅。そして犬夜叉さんの金剛槍破を奪って、最強の武器と鎧を手に入れること。
私は軽くおでこに手を当てながらため息を吐く。
炎虎で甲羅を剥がれ落したものの、完全に剥がしたわけではない……。……私もまだまだ、か。
もう一度ため息を吐くと、阿吽がいつの間にか側によって来ていて鼻を私の頬にすり寄せる。
「阿吽?」
阿吽が鼻をすり寄せるのをやめて宙を見ている。
「?」
私も阿吽の視線の先に目を向ける。阿吽は冥王獣を追って飛んでいく自分の主を見ていた。
阿吽に乗って殺生丸さまのすぐ後を着いていく。ちなみに邪見はついつい声をかけ忘れて、置いてきてしまった。
「殺生丸さま!」
あと少しで追いつく。
阿吽の首を軽く叩き、もう少しスピードを上げてもらうよう頼む。
そのとき。
「っ!!」
後ろから嫌な妖気を感じてふりかえる。
この妖気……。さっき殺生丸さまと何やら話していた奈落の分身……。
奈落の分身は私が相手を見る前に折り鶴を飛ばした。かと思うと、折り鶴は殺生丸さまと私を囲むように円を作る。
殺生丸さまは素早く折り鶴と奈落の分身を爪で引き裂く。
だが奈落の分身は引き裂かれたかと思うと、その姿は一輪の花になりボッと火を纏い消えた。
「怒るなよ、仕事なんでな」と遥か上から声が聞こえた。殺生丸さまと私は視線を上に向けた。
奈落の分身は球体の結界にまもられている。
「じゃあな、殺生丸さまと陰陽師」
「……」
「……」
奈落の分身はスッと空に消えていった。
あの奈落の分身……。やっかいな相手になりそう……。
殺生丸さまは私に視線を向ける。
「っ……」
さっきまでのシリアスな思考回路から、一気に乙女思考になってしまう。ほんの少しでも、殺生丸さまに見つめられただけで胸が高鳴ってしまう。
「鈴」
「は、はい」
「行くぞ」
「え?」
どこに……と聞く前に、殺生丸さまは口を開く。
「魍魎丸を追う」
「は、はい!」
それだけ言うと殺生丸さまは背を向けて飛んでいく。
私も阿吽に指示を出して後を着いていった。
―邪見視点―
ガラガラと落ちてきた冥王獣の甲羅を全て華麗に避け、ホッと一息ついた後ハッとする。
殺生丸さまと鈴が、いない……。
「はぁ……」とため息を吐く。
周りにいる犬夜叉達も歩き始めている。
百歩、百歩譲って殺生丸さまはともかくとして鈴もか……と落胆。
それにしても……と邪見は先程の鈴を思い返す。
さすがは安倍晴明の血を継ぐ陰陽師といったところか……。あの冥王獣の鎧甲を燃やし剥がすとは。
うーむと頭をひねる。
どうも殺生丸さまは鈴に興味があるようだし、鈴も殺生丸さまが気になっているようだし。
そこまで考えて邪見はピン!と閃く。
大妖怪と大陰陽師が結ばれれば……。最強なのでは……。
しかもしかも。
子供なんか出来た日には「邪見おじいちゃま~」なんて可愛らしく言われたりして。
いやいや、そこまで考えるのはまだ早いのでは……。
とそこまで妄想した瞬間、急に寂しくなる。
「とりあえずは二人を探さないとなぁ。もぉ……」
邪見は妙に早足で歩き始めた。
-主人公視点-
殺生丸さまの後をついていくと、徐々に魍魎丸の姿が見えてくる。殺生丸さまは闘鬼神を振り下ろす。周りの岩がガラガラと崩れていく。殺生丸さまが魍魎丸の前に立ったのを確認して、私も阿吽と共に殺生丸さまのすぐ後ろに降り立つ。
魍魎丸に向かい合うように琥珀君と、前に見た桔梗さんがいる。
「……」
ゴオオオオオと風が鳴り響いている。