主人と僕の旅路 3
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ドオオオンとけたたましい音が鳴る。
殺生丸様は剣を振りかざす。が、魍魎丸は剣から放たれる妖力を易々と吸収していく。
その間も犬夜叉さんは魍魎丸の腕に絡めとられたまま。
「……殺生丸様」
私は胸の前で手を組む。
きっと魍魎丸は殺生丸様の放つ妖気を貯め込んで強くなるつもりだ。
これ以上妖気を貯め込まれたらマズイけれど。でも殺生丸様の攻撃が全く効いていないわけじゃない。
かごめちゃんは犬夜叉さんを心配してキリ……と弓を構える。
「犬夜叉待ってて。私の矢の霊力なら、魍魎丸に効くかも」
「やめろかごめ! このままでいい!」
犬夜叉さんが叫んだ瞬間、空気が変わる。
この殺生丸さまに似た妖気は……犬夜叉さんの妖気。
人間の姿をした犬夜叉さんの妖気が……。
「もうすぐ夜が明ける……」
「犬夜叉が半妖に戻るぞ」
弥勒さんと七宝ちゃんの言葉に私も空へと目を向ける。山が微かに白んできている。
「あの、かごめちゃん」と私は声をかける。
「鈴ちゃん?」
「犬夜叉さんが人間の姿になっているのって」
かごめちゃんはしばらくポカンとした後、「ああ!」と声を出す。
「鈴ちゃんは知らないんだもんね。犬夜叉は朔の日になると人間になるの」
私とかごめちゃんが話をしている間にも、犬夜叉さんの妖気は強まっていく。
そして、殺生丸様はというと魍魎丸に剣を振るい続けている。
魍魎丸が殺生丸様に攻撃を仕掛ける。それを殺生丸様は華麗に上へとかわし、剣を振るう。魍魎丸は左腕で攻撃を庇う。が、バチバチと音を立て妖気は吸収されない。
「!」
そして、ドオオオンと左腕が落ちた。
やっぱり、殺生丸様の攻撃効いていたんだ。
「ふん……。私の妖力をすべて吸いとるだと……? 笑止」
ゴオオオ……
「この殺生丸の妖力が、きさまの如き小さな器に納まりきれるか」
魍魎丸に剣を振るう。魍魎丸は妖力を吸収することなく、体が砕けていく。
殺生丸様……。やっぱり凄い。
魍魎丸の体はシューと妖気が漏れ出している。
「こんなことで……わしは死なん……」
その瞬間、魍魎丸の腕がカッと光輝く。そして瞬く間に腕が切られたかと思うと犬夜叉さんが飛び出してきた。
「おのれ!」
犬夜叉さんが魍魎丸に一気に詰め寄るが
「瘴気!」
魍魎丸から一気に瘴気が詰め寄る。
瘴気は私やかごめちゃんに迫ってくる。
「かごめちゃん、下がって」
「え?」
私はかごめちゃんと……ついでに邪見の前に立つ。懐へと手を入れる。
「風鳥! 汚れた空気を退けろ」
風鳥は風を起こして瘴気を退けていく。
「おおっ、さすが陰陽師」と邪見。
「邪見。いいから後ろに下がってて」
そんな会話をしているうちに、犬夜叉さんはかごめちゃんを心配して抱きかかえる。
「神楽来い」
首だけになった魍魎丸はさっさと立ち去ろうと空へと昇る。
「逃がさん」
殺生丸様の低い声が辺りに響く。殺生丸様は魍魎丸に対して攻撃を仕掛けるが、結界に阻まれてしまう。
魍魎丸は神楽を引き連れ、上へ上へと昇りフッと消えた。
風がサァと吹く。
私は式紙の風鳥を懐へとしまい、殺生丸様の隣に立つ。
「惜しいところでございましたな」
「……」
邪見の呼びかけに殺生丸様は黙ったまま。
それがいつもの光景で私はホッと息を吐く。
よ かった。今回の戦いは、私、邪魔にも迷惑にもならなかったかな。それにポーカーフェイスも出来ていた。
でも。神楽のことが。殺生丸様……明らかに神楽のことを庇っていたし。
もう考えないようにしよう、忘れようと思えば思うほど黒い靄が心に広がっていく。
「鈴」
殺生丸様は私へと顔をむける。
「は、はい」
ドキドキ
少し顔を向けられただけで、緊張する。胸が高鳴る。
「……何かあればすぐに言え」
「え?」
「……魍魎丸にあってから浮かない顔をしている」
ああ、そうか。私、ポーカーフェイスあんまり出来てなかったんだな……と思う。
私は頬をパンと叩く。
「大丈夫です。何にもありませんから」
「……」
しばらく殺生丸様は私を見た後、スッと頬に手を当てる。
「あっ。あのっ」
殺生丸様はしばらくの沈黙の後、頬から手を離す。
そして「……行くぞ」と一声。
「「は、はい」」
殺生丸様は背を向けグングンと歩いていく。私も邪見も犬夜叉さんたちに背を向け、殺生丸様について行く。
私は必死に笑顔を浮かべるが、心はまだ神楽と殺生丸様の関係が気になって仕方なかった。
殺生丸様は剣を振りかざす。が、魍魎丸は剣から放たれる妖力を易々と吸収していく。
その間も犬夜叉さんは魍魎丸の腕に絡めとられたまま。
「……殺生丸様」
私は胸の前で手を組む。
きっと魍魎丸は殺生丸様の放つ妖気を貯め込んで強くなるつもりだ。
これ以上妖気を貯め込まれたらマズイけれど。でも殺生丸様の攻撃が全く効いていないわけじゃない。
かごめちゃんは犬夜叉さんを心配してキリ……と弓を構える。
「犬夜叉待ってて。私の矢の霊力なら、魍魎丸に効くかも」
「やめろかごめ! このままでいい!」
犬夜叉さんが叫んだ瞬間、空気が変わる。
この殺生丸さまに似た妖気は……犬夜叉さんの妖気。
人間の姿をした犬夜叉さんの妖気が……。
「もうすぐ夜が明ける……」
「犬夜叉が半妖に戻るぞ」
弥勒さんと七宝ちゃんの言葉に私も空へと目を向ける。山が微かに白んできている。
「あの、かごめちゃん」と私は声をかける。
「鈴ちゃん?」
「犬夜叉さんが人間の姿になっているのって」
かごめちゃんはしばらくポカンとした後、「ああ!」と声を出す。
「鈴ちゃんは知らないんだもんね。犬夜叉は朔の日になると人間になるの」
私とかごめちゃんが話をしている間にも、犬夜叉さんの妖気は強まっていく。
そして、殺生丸様はというと魍魎丸に剣を振るい続けている。
魍魎丸が殺生丸様に攻撃を仕掛ける。それを殺生丸様は華麗に上へとかわし、剣を振るう。魍魎丸は左腕で攻撃を庇う。が、バチバチと音を立て妖気は吸収されない。
「!」
そして、ドオオオンと左腕が落ちた。
やっぱり、殺生丸様の攻撃効いていたんだ。
「ふん……。私の妖力をすべて吸いとるだと……? 笑止」
ゴオオオ……
「この殺生丸の妖力が、きさまの如き小さな器に納まりきれるか」
魍魎丸に剣を振るう。魍魎丸は妖力を吸収することなく、体が砕けていく。
殺生丸様……。やっぱり凄い。
魍魎丸の体はシューと妖気が漏れ出している。
「こんなことで……わしは死なん……」
その瞬間、魍魎丸の腕がカッと光輝く。そして瞬く間に腕が切られたかと思うと犬夜叉さんが飛び出してきた。
「おのれ!」
犬夜叉さんが魍魎丸に一気に詰め寄るが
「瘴気!」
魍魎丸から一気に瘴気が詰め寄る。
瘴気は私やかごめちゃんに迫ってくる。
「かごめちゃん、下がって」
「え?」
私はかごめちゃんと……ついでに邪見の前に立つ。懐へと手を入れる。
「風鳥! 汚れた空気を退けろ」
風鳥は風を起こして瘴気を退けていく。
「おおっ、さすが陰陽師」と邪見。
「邪見。いいから後ろに下がってて」
そんな会話をしているうちに、犬夜叉さんはかごめちゃんを心配して抱きかかえる。
「神楽来い」
首だけになった魍魎丸はさっさと立ち去ろうと空へと昇る。
「逃がさん」
殺生丸様の低い声が辺りに響く。殺生丸様は魍魎丸に対して攻撃を仕掛けるが、結界に阻まれてしまう。
魍魎丸は神楽を引き連れ、上へ上へと昇りフッと消えた。
風がサァと吹く。
私は式紙の風鳥を懐へとしまい、殺生丸様の隣に立つ。
「惜しいところでございましたな」
「……」
邪見の呼びかけに殺生丸様は黙ったまま。
それがいつもの光景で私はホッと息を吐く。
よ かった。今回の戦いは、私、邪魔にも迷惑にもならなかったかな。それにポーカーフェイスも出来ていた。
でも。神楽のことが。殺生丸様……明らかに神楽のことを庇っていたし。
もう考えないようにしよう、忘れようと思えば思うほど黒い靄が心に広がっていく。
「鈴」
殺生丸様は私へと顔をむける。
「は、はい」
ドキドキ
少し顔を向けられただけで、緊張する。胸が高鳴る。
「……何かあればすぐに言え」
「え?」
「……魍魎丸にあってから浮かない顔をしている」
ああ、そうか。私、ポーカーフェイスあんまり出来てなかったんだな……と思う。
私は頬をパンと叩く。
「大丈夫です。何にもありませんから」
「……」
しばらく殺生丸様は私を見た後、スッと頬に手を当てる。
「あっ。あのっ」
殺生丸様はしばらくの沈黙の後、頬から手を離す。
そして「……行くぞ」と一声。
「「は、はい」」
殺生丸様は背を向けグングンと歩いていく。私も邪見も犬夜叉さんたちに背を向け、殺生丸様について行く。
私は必死に笑顔を浮かべるが、心はまだ神楽と殺生丸様の関係が気になって仕方なかった。