主人と僕の旅路 3
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ひどい妖気だ。
寺に近付くたびに、顔が渋くなっていくのが分かる。
--------------
「御霊丸ってやつの寺に、妖気を消す不妖壁があるって証拠だ」
--------------
ゴオオオ……
「殺生丸さま、ここですかな。神楽の言っていた寺は……」
寺の屋根には穴が開いているし、荒れている。それに寺には人の気配がしない。邪見は懐から結晶を取り出す。けれど結晶は……。
「妖気の結晶も反応せんし。奈落の心臓がここにあるという話……神楽の出任せだったのでは?」
「……」
結晶は反応していない。
でも、この荒れよう。何かあったのは確か。それに神楽が殺生丸さまに対して出任せなんて言わないと思うし。
……ものすごく複雑だけど。
殺生丸様は相変わらず無言で寺を見て回る。私も殺生丸様の背中を見つめながら後ろを歩いていく。
ザワ……
「っ!!」
寺の裏手に回った瞬間、大量の妖怪の死体が目に入る。
どの妖怪もバラバラになって……殺されている。そして一際目に付く大きな穴。
「こ、この妖怪の残骸はいったい……」
「何者かが埋められていたらしいな。さしずめこれはその者の仕業……」
私は殺生丸さまの隣に立って、妖怪がいたと思われる穴を見つめる。
奈落……。神楽のことといい、一体何を考えているんだろう。
私はチラリと殺生丸さまを盗み見る。殺生丸さまは真っ直ぐに穴を見つめたままだ。
あんまり意識することなかったけれど、でも、こうして殺生丸さまの横顔見るとやっぱり綺麗だな。
私はジッと殺生丸さまの横顔を見る。
例え神楽が殺生丸さまのこと好きでも、殺生丸様が神楽のこと好きでも。今はこうして殺生丸様の横顔を見ていたい。
「……どうした」
「え」
殺生丸様が顔を私に向ける。みるみるうちに私の顔が赤くなっていく。
「な、なんでもない、です」
マジマジと顔を見つめるなんて失礼だよね。
両手で頬をペチッと押さえる。
「なんか変なんだよなー」と邪見が私と殺生丸様の間に入ってくる。
「変って」
「ここ最近の鈴の態度じゃ」
私は目をパチクリさせる。
「なんか急に赤くなったり。かと思えば暗くなるし。また赤くなるし」
「うっ」
「あんまり殺生丸さまに心配かけるなよ」
邪見がふんぞり反って言った瞬間、殺生丸様が邪見を蹴り飛ばしはるか彼方へ消えていくのが見えた。
私は殺生丸さまの後ろをついていく。
さっきの邪見の言葉、殺生丸様に心配をかけるなって。殺生丸様、私のこと心配してくれていたんだ……。
なんだかそれだけで胸がポカポカする。
私、殺生丸様に迷惑かけないようにしないと。ただでさえ今まで迷惑かけまくっているし。とりあえずはポーカーフェイスかぁ。
ザワ……
「っ」
妖気を感じる。
この殺生丸様と微かに似た妖気……犬夜叉さん!?
私は目を凝らして前を見る。すると何故か黒髪の犬夜叉さんが見たことない妖怪に立ち向かって細い刀を持ち、触手を突き刺している。
何で黒髪?というか、あの妖怪違和感というか。
--妖気が--
私はハッとして殺生丸様の側による。
「あの、殺生丸様。あそこにいる妖怪、妖気が……ないです」
「ハッ!?」
邪見は妖気の結晶を取り出してみるが、私の意見に反して結晶は反応していない。私はおそるおそる殺生丸様を見つめる。すると殺生丸様は私の頬にそっと手を当てる。
「……」
「あの」
ポーカーフェイスと決めていたのに、殺生丸様の手から熱が伝わって頬が緩んでしまう。
やがて殺生丸様は私の頬から手を離し、刀に手をかける。そして思い切り、妖怪に向かって剣を振りかざした。
ゴー
私は殺生丸様に続いて、妖怪に近付く。
やっぱり……。あの妖怪。
邪見の持っている結晶は――。
「間違いありません殺生丸さま。あの妖怪、妖気がございません」
妖怪は触手を奈落と同様に再生していく。
そしてその妖怪の周りには犬夜叉さんとかごめちゃんがいる。
あの妖怪、やっぱり妖気がない。つまりは奈落の心臓ってことだ。
寺に近付くたびに、顔が渋くなっていくのが分かる。
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「御霊丸ってやつの寺に、妖気を消す不妖壁があるって証拠だ」
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ゴオオオ……
「殺生丸さま、ここですかな。神楽の言っていた寺は……」
寺の屋根には穴が開いているし、荒れている。それに寺には人の気配がしない。邪見は懐から結晶を取り出す。けれど結晶は……。
「妖気の結晶も反応せんし。奈落の心臓がここにあるという話……神楽の出任せだったのでは?」
「……」
結晶は反応していない。
でも、この荒れよう。何かあったのは確か。それに神楽が殺生丸さまに対して出任せなんて言わないと思うし。
……ものすごく複雑だけど。
殺生丸様は相変わらず無言で寺を見て回る。私も殺生丸様の背中を見つめながら後ろを歩いていく。
ザワ……
「っ!!」
寺の裏手に回った瞬間、大量の妖怪の死体が目に入る。
どの妖怪もバラバラになって……殺されている。そして一際目に付く大きな穴。
「こ、この妖怪の残骸はいったい……」
「何者かが埋められていたらしいな。さしずめこれはその者の仕業……」
私は殺生丸さまの隣に立って、妖怪がいたと思われる穴を見つめる。
奈落……。神楽のことといい、一体何を考えているんだろう。
私はチラリと殺生丸さまを盗み見る。殺生丸さまは真っ直ぐに穴を見つめたままだ。
あんまり意識することなかったけれど、でも、こうして殺生丸さまの横顔見るとやっぱり綺麗だな。
私はジッと殺生丸さまの横顔を見る。
例え神楽が殺生丸さまのこと好きでも、殺生丸様が神楽のこと好きでも。今はこうして殺生丸様の横顔を見ていたい。
「……どうした」
「え」
殺生丸様が顔を私に向ける。みるみるうちに私の顔が赤くなっていく。
「な、なんでもない、です」
マジマジと顔を見つめるなんて失礼だよね。
両手で頬をペチッと押さえる。
「なんか変なんだよなー」と邪見が私と殺生丸様の間に入ってくる。
「変って」
「ここ最近の鈴の態度じゃ」
私は目をパチクリさせる。
「なんか急に赤くなったり。かと思えば暗くなるし。また赤くなるし」
「うっ」
「あんまり殺生丸さまに心配かけるなよ」
邪見がふんぞり反って言った瞬間、殺生丸様が邪見を蹴り飛ばしはるか彼方へ消えていくのが見えた。
私は殺生丸さまの後ろをついていく。
さっきの邪見の言葉、殺生丸様に心配をかけるなって。殺生丸様、私のこと心配してくれていたんだ……。
なんだかそれだけで胸がポカポカする。
私、殺生丸様に迷惑かけないようにしないと。ただでさえ今まで迷惑かけまくっているし。とりあえずはポーカーフェイスかぁ。
ザワ……
「っ」
妖気を感じる。
この殺生丸様と微かに似た妖気……犬夜叉さん!?
私は目を凝らして前を見る。すると何故か黒髪の犬夜叉さんが見たことない妖怪に立ち向かって細い刀を持ち、触手を突き刺している。
何で黒髪?というか、あの妖怪違和感というか。
--妖気が--
私はハッとして殺生丸様の側による。
「あの、殺生丸様。あそこにいる妖怪、妖気が……ないです」
「ハッ!?」
邪見は妖気の結晶を取り出してみるが、私の意見に反して結晶は反応していない。私はおそるおそる殺生丸様を見つめる。すると殺生丸様は私の頬にそっと手を当てる。
「……」
「あの」
ポーカーフェイスと決めていたのに、殺生丸様の手から熱が伝わって頬が緩んでしまう。
やがて殺生丸様は私の頬から手を離し、刀に手をかける。そして思い切り、妖怪に向かって剣を振りかざした。
ゴー
私は殺生丸様に続いて、妖怪に近付く。
やっぱり……。あの妖怪。
邪見の持っている結晶は――。
「間違いありません殺生丸さま。あの妖怪、妖気がございません」
妖怪は触手を奈落と同様に再生していく。
そしてその妖怪の周りには犬夜叉さんとかごめちゃんがいる。
あの妖怪、やっぱり妖気がない。つまりは奈落の心臓ってことだ。