主人と僕の旅路 1
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―殺生丸視点―
鬼を使って灰刃坊に刀を打たせて一週間。
邪見に様子を見に行かせたが…
「血の臭い…」
邪見が何者かに殺されたらしい。-おそらく灰刃坊の仕業-
灰刃坊のところへ来たが、やはり目の前には邪見が倒れている。
「灰刃坊の仕業…か」
手間がかかるが…仕方ない。
殺生丸は天生牙を取りだし、あの世の使いを斬る。
やがてトクンと心臓の音が聞こえ、邪見は体を起こした。
「行くぞ邪見。さっさと体をくっつけろ」
「…殺生丸さま…?あのう~もしや…天生牙でわしの命を救ってくださったので…?」
―馬鹿か、こいつは―。
「私のほかに、こんなことのできる者がいるか」
邪見は何やら気持ち悪い目で、こちらを見ている。
「灰刃坊は刀を仕上げたのか?」
「そ、そうでした」と邪見がくっつけたばかりの体を動かす。
「灰刃坊は鬼の牙から剣を打ち起こしたと…。それが、あやつなにやら目つきがおかしくて…まるで…」
―まるで剣に操られているような…-
やはり…か。
灰刃坊が悟心鬼の妖気に勝てるはずがない。しかし…ここまであっさりと操られるとは。
「計算違いだった」
「殺生丸さま?どうかなさったので?」
「何でもない」
灰刃坊は…犬夜叉の方か。
「そういえば鈴はどうしていますかね」と邪見が喋りだす。
「知らん」
―灰刃坊に会う前-
「嫌です、私も一緒に行くっ」
「わからんガキだなっ。ここから先、人間なんぞがはいったら、毒気で死んでしまうんだぞ」
「う…。た、ただの人間じゃないし。おんみょ…じゃなくて…。とにかく大丈夫!」
「うるさい」と殺生丸は一喝し、歩き始める。
私はほんの少し俯く。
「殺生丸さま、絶対にここに戻ってくれますか?」
「…。行くぞ邪見」
「絶対に戻ってきて下さいね」
その後は灰刃坊に刀を打たせた…。
「鈴、泣きそうでしたね。どうやら身寄りもなさそうですし。あの娘、何か複雑な事情があるのでは…?」
複雑な事情…か。
確かに鈴は誰かと離れることを極端に嫌っている。
それに奈落のあの言葉。敵…とはどういうことなのか。
他にも鈴はかすかながら妖怪の臭いがする。
「知らぬことばかり…か」
「殺生丸さま?」
「…。行くぞ邪見。犬夜叉の方だ」
鬼を使って灰刃坊に刀を打たせて一週間。
邪見に様子を見に行かせたが…
「血の臭い…」
邪見が何者かに殺されたらしい。-おそらく灰刃坊の仕業-
灰刃坊のところへ来たが、やはり目の前には邪見が倒れている。
「灰刃坊の仕業…か」
手間がかかるが…仕方ない。
殺生丸は天生牙を取りだし、あの世の使いを斬る。
やがてトクンと心臓の音が聞こえ、邪見は体を起こした。
「行くぞ邪見。さっさと体をくっつけろ」
「…殺生丸さま…?あのう~もしや…天生牙でわしの命を救ってくださったので…?」
―馬鹿か、こいつは―。
「私のほかに、こんなことのできる者がいるか」
邪見は何やら気持ち悪い目で、こちらを見ている。
「灰刃坊は刀を仕上げたのか?」
「そ、そうでした」と邪見がくっつけたばかりの体を動かす。
「灰刃坊は鬼の牙から剣を打ち起こしたと…。それが、あやつなにやら目つきがおかしくて…まるで…」
―まるで剣に操られているような…-
やはり…か。
灰刃坊が悟心鬼の妖気に勝てるはずがない。しかし…ここまであっさりと操られるとは。
「計算違いだった」
「殺生丸さま?どうかなさったので?」
「何でもない」
灰刃坊は…犬夜叉の方か。
「そういえば鈴はどうしていますかね」と邪見が喋りだす。
「知らん」
―灰刃坊に会う前-
「嫌です、私も一緒に行くっ」
「わからんガキだなっ。ここから先、人間なんぞがはいったら、毒気で死んでしまうんだぞ」
「う…。た、ただの人間じゃないし。おんみょ…じゃなくて…。とにかく大丈夫!」
「うるさい」と殺生丸は一喝し、歩き始める。
私はほんの少し俯く。
「殺生丸さま、絶対にここに戻ってくれますか?」
「…。行くぞ邪見」
「絶対に戻ってきて下さいね」
その後は灰刃坊に刀を打たせた…。
「鈴、泣きそうでしたね。どうやら身寄りもなさそうですし。あの娘、何か複雑な事情があるのでは…?」
複雑な事情…か。
確かに鈴は誰かと離れることを極端に嫌っている。
それに奈落のあの言葉。敵…とはどういうことなのか。
他にも鈴はかすかながら妖怪の臭いがする。
「知らぬことばかり…か」
「殺生丸さま?」
「…。行くぞ邪見。犬夜叉の方だ」