主人と僕の旅路 1
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―殺生丸視点―
「くくく犬夜叉きさま……。結界を斬れるようになったのか」という奈落に対して、犬夜叉は「覚悟しやがれ!」と鉄砕牙を振りかざし、奈落に突っ込んでいく。
しかし……。
「こやつは私の獲物だ」
ザンと殺生丸は犬夜叉を追い越し、奈落を斬る。ドガガ……と奈落の体が砕け散る。
奈落は危険を察したのか、ゴボッと大量の瘴気を出す。
「「!!」」
――逃げるつもりか――
「殺生丸さま……。きょうのところは退散いたします」と最猛勝を連れて、空へと逃げる。
奈落……。
「バカが……。私から逃れられると思っているのか」
殺生丸は変化し始める。
しかし、奈落は「くくく」と笑い始める。
何がおかしい……。
「殺生丸さま。変化してわしを追うよりも、お連れの小娘を早く迎えに行かれた方がよい……」
「!!!」
――鈴!!――
「鈴は今……琥珀という者と一緒にいる」
琥珀…。
「それがどういうことか…。犬夜叉…、きさまなら想像がつくだろう…」
―主人公視点―
琥珀くんは外をジッと見たまま、動かない。
様子がおかしい……。
「琥珀くん……、どうかしたの?」
「……」
ただ、黙っている。
様子がおかしいし、それに……。
――四魂のかけらとかいうやつから、黒い気配を感じる――
―殺生丸視点―
鈴……。
「犬夜叉……どういうことだ」
犬夜叉は刀を鞘におさめ、こちらを向く。
「琥珀は奈落に支配されてんだ。背中に四魂のかけらを仕込まれて。だから……奈落の命令があれば……。琥珀は、相手が誰であろうと殺す」
「……」
「それより、殺生丸。おまえ人質でもとられてんのか?」
鈴をさらったのは逃げる時を稼ぐため……か。
奈落――つくづく姑息なやつだ
殺生丸はザザ……と空へと向かう。
そして、鈴の匂いがする方へ……。
――余計なことに、巻き込まれていなければいいのだが――
―主人公視点―
相変わらず、外にいる人達はこちらに向かってくる。
妖怪を倒す素早さからして、普通の人じゃなさそう……。
琥珀くんの様子を伺いながら外を見ていると、琥珀くんが私の腕をガッと掴んだ。
「琥珀、くん?」
琥珀くんは腕を引っ張りながら、私を外へと連れ出す。
「え!? 琥珀くん! どこに行くの?」
「……」
――何だか、怖い……――
手を振り払おうとするけれど、何気に力が強い!!
琥珀くんはグングン腕を引っ張って、私を竜に似た妖怪の上に乗せた。
「琥珀くんっっ!!!」
一生懸命に琥珀くんに呼び掛けるけど、こちらを見向きもしない。
ど、どうしよう……。
琥珀くんが連れて来た場所は、とある森。……というか、ここらへん一帯は木しかないような。
「ねぇ、なんで逃げてきたの? 外に誰かいたみたいだけど」
「……」
やっぱり琥珀くんは、黙ったまま……。
私は少し焦る。
――琥珀くん、やっぱりおかしい――
「ねぇ、琥珀くんっっ!! これからどこに行くの? ねぇ、琥珀くんっっ」
その瞬間、四魂のかけらから、黒い気配を感じる。しかも、さっきより強い!!
ハッとした時には遅かった。
琥珀くんは、鎌を手に持ち私に向かって振り上げる。
「っ!」
ザン!!
私は間一髪のところで、地面に伏せる。
「こ……琥珀くん?」と私が話しかけた瞬間、またビュッと鎌を振り上げる。
――逃げなきゃ!――
なんとか立ち上がって、走る。
何で? さっきまで普通に話してたのに……。
もしかして、――四魂のかけらのせい?――
ダダダと琥珀くんをチラチラ見ながら、走る。
だが……、前を見ていなかったせいか、ドンと木か何かに顔をぶつけた。
琥珀くんは走ってこちらに向かってくる!
もう駄目だ……。
ギュッと目を閉じた瞬間、「後ろにいろ」と聞きなれた声が上からする。
視線を上に上げると……、殺生丸さまの顔。
どうやら、木にぶつかったと思っていたものが殺生丸さまの体だったようだ。
「……怪我はないか」と殺生丸さまは、私の手を優しく包む。
「は、はいっっ!! あの、殺生丸さま。もしかして……助けに?」
「…………うるさい」
殺生丸さまは、何だかんだ言いつつも、私を後ろに庇う。
琥珀くんは殺生丸さまをジッと見ると、鎌を構えた。
「くくく犬夜叉きさま……。結界を斬れるようになったのか」という奈落に対して、犬夜叉は「覚悟しやがれ!」と鉄砕牙を振りかざし、奈落に突っ込んでいく。
しかし……。
「こやつは私の獲物だ」
ザンと殺生丸は犬夜叉を追い越し、奈落を斬る。ドガガ……と奈落の体が砕け散る。
奈落は危険を察したのか、ゴボッと大量の瘴気を出す。
「「!!」」
――逃げるつもりか――
「殺生丸さま……。きょうのところは退散いたします」と最猛勝を連れて、空へと逃げる。
奈落……。
「バカが……。私から逃れられると思っているのか」
殺生丸は変化し始める。
しかし、奈落は「くくく」と笑い始める。
何がおかしい……。
「殺生丸さま。変化してわしを追うよりも、お連れの小娘を早く迎えに行かれた方がよい……」
「!!!」
――鈴!!――
「鈴は今……琥珀という者と一緒にいる」
琥珀…。
「それがどういうことか…。犬夜叉…、きさまなら想像がつくだろう…」
―主人公視点―
琥珀くんは外をジッと見たまま、動かない。
様子がおかしい……。
「琥珀くん……、どうかしたの?」
「……」
ただ、黙っている。
様子がおかしいし、それに……。
――四魂のかけらとかいうやつから、黒い気配を感じる――
―殺生丸視点―
鈴……。
「犬夜叉……どういうことだ」
犬夜叉は刀を鞘におさめ、こちらを向く。
「琥珀は奈落に支配されてんだ。背中に四魂のかけらを仕込まれて。だから……奈落の命令があれば……。琥珀は、相手が誰であろうと殺す」
「……」
「それより、殺生丸。おまえ人質でもとられてんのか?」
鈴をさらったのは逃げる時を稼ぐため……か。
奈落――つくづく姑息なやつだ
殺生丸はザザ……と空へと向かう。
そして、鈴の匂いがする方へ……。
――余計なことに、巻き込まれていなければいいのだが――
―主人公視点―
相変わらず、外にいる人達はこちらに向かってくる。
妖怪を倒す素早さからして、普通の人じゃなさそう……。
琥珀くんの様子を伺いながら外を見ていると、琥珀くんが私の腕をガッと掴んだ。
「琥珀、くん?」
琥珀くんは腕を引っ張りながら、私を外へと連れ出す。
「え!? 琥珀くん! どこに行くの?」
「……」
――何だか、怖い……――
手を振り払おうとするけれど、何気に力が強い!!
琥珀くんはグングン腕を引っ張って、私を竜に似た妖怪の上に乗せた。
「琥珀くんっっ!!!」
一生懸命に琥珀くんに呼び掛けるけど、こちらを見向きもしない。
ど、どうしよう……。
琥珀くんが連れて来た場所は、とある森。……というか、ここらへん一帯は木しかないような。
「ねぇ、なんで逃げてきたの? 外に誰かいたみたいだけど」
「……」
やっぱり琥珀くんは、黙ったまま……。
私は少し焦る。
――琥珀くん、やっぱりおかしい――
「ねぇ、琥珀くんっっ!! これからどこに行くの? ねぇ、琥珀くんっっ」
その瞬間、四魂のかけらから、黒い気配を感じる。しかも、さっきより強い!!
ハッとした時には遅かった。
琥珀くんは、鎌を手に持ち私に向かって振り上げる。
「っ!」
ザン!!
私は間一髪のところで、地面に伏せる。
「こ……琥珀くん?」と私が話しかけた瞬間、またビュッと鎌を振り上げる。
――逃げなきゃ!――
なんとか立ち上がって、走る。
何で? さっきまで普通に話してたのに……。
もしかして、――四魂のかけらのせい?――
ダダダと琥珀くんをチラチラ見ながら、走る。
だが……、前を見ていなかったせいか、ドンと木か何かに顔をぶつけた。
琥珀くんは走ってこちらに向かってくる!
もう駄目だ……。
ギュッと目を閉じた瞬間、「後ろにいろ」と聞きなれた声が上からする。
視線を上に上げると……、殺生丸さまの顔。
どうやら、木にぶつかったと思っていたものが殺生丸さまの体だったようだ。
「……怪我はないか」と殺生丸さまは、私の手を優しく包む。
「は、はいっっ!! あの、殺生丸さま。もしかして……助けに?」
「…………うるさい」
殺生丸さまは、何だかんだ言いつつも、私を後ろに庇う。
琥珀くんは殺生丸さまをジッと見ると、鎌を構えた。