主人と僕の旅路 1
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―殺生丸視点―
「やめて犬夜叉」
「さがってろかごめ」
犬夜叉はかごめを背にかばう。
「おめえ勝てると思ってんのか?」という刀々斎の言葉に「けっ、待ってくれと言っても、聞く相手じゃねぇだろ」と犬夜叉は返す。
ふっ…
「そういうことだ。かかってこい、犬夜叉。来ないならこちらからゆくぞ」
殺生丸が刀を構えると、犬夜叉も刀を構えた。
殺生丸が刀を一振りすると、斬られてもいないのに犬夜叉の体に傷ができる。
「やっぱり受けるのがやっとだわ」
「しかも剣圧に負けとる」とかごめと四宝が騒ぎ立てる。
「ち…ちくしょう…」
「…」
やはり…ただの半妖の血の匂いしかしない…
だがあの時――悟心鬼と闘いながら、犬夜叉の血の匂いは、確かに変わった。
それがどういうことなのか…この目で見極めてくれる。
それにしてもーー犬夜叉の呼吸が荒いな。
それに…。
「闘い方をかえたのか、犬夜叉。いつもはやたらと振り回してくるおまえが…」
「くっ…やかましいっ」
ガチャン
再び刃を会わせる。
犬夜叉は剣圧で血まみれになっている。
「ほお…鉄砕牙が少し重くなったのか」
「す…少しじゃねえバカヤロー!」
「ふん。手にあまる刀など…持たぬ方がマシだ」
そう言って殺生丸が刀を思い切り振った瞬間、鉄砕牙が投げ飛ばされる。
鉄砕牙は地面に突き刺さり、変化を解く。
ここまで…か。半妖などこの程度ということ。
これまでのは何かの間違いだったのか。
そう考えていたとき、犬夜叉は鉄砕牙を持たずに殺生丸に襲いかかってきた。
「…」
――身の程知らずが――
殺生丸が刀を犬夜叉に構えると、剣圧で犬夜叉が吹っ飛ばされる。
犬夜叉は殺生丸を睨む。
「半妖はしょせん半妖か…」
やはりこの間のは気のせい。
「もういい、死ね犬夜叉」
「いかん、逃げろ犬夜叉」と弥勒が叫ぶ。
しかし犬夜叉は動かない。
殺生丸が犬夜叉に向かって走り出した瞬間。
「!」
これ、は…。
血の匂いが…変わっていく。
思わず足を止めてしまう。
「みんな、犬夜叉つれてずらかれ」
刀々斎がそう言って、殺生丸に向かって炎をはく。
「! 刀々斎…」
そしてあっという間に犬夜叉たちは、何処かへ行ってしまった。
「いや、さすが殺生丸さまお強いっ!」と邪見がはしゃいでいる。
「しかし、あそこまで追いつめておきながら、なんで追いかけなかったので?」
「…」
「殺生丸さま?」
この殺生丸に一瞬でも恐れを感じさせるとは…。
あの時の犬夜叉は…。
「邪見、鈴のところへ返るぞ」
「は、はい」
―その頃の主人公-
殺生丸さま遅いなー。
私は花を積みながら殺生丸さまを待つ。この花で首飾りをつくって、殺生丸さまにあげよう。
その時、ふと妖気が後ろのほうからした。
「殺生丸さま…じゃない」
この嫌な妖気…。
「奈落!!!」
「さすがだね。しかし悪いね、奈落とはちょっと違うんだ」と女の人が木の陰から出てきた。
「あたしは風使いの神楽。奈落の分身みたいなもんさ」
「やめて犬夜叉」
「さがってろかごめ」
犬夜叉はかごめを背にかばう。
「おめえ勝てると思ってんのか?」という刀々斎の言葉に「けっ、待ってくれと言っても、聞く相手じゃねぇだろ」と犬夜叉は返す。
ふっ…
「そういうことだ。かかってこい、犬夜叉。来ないならこちらからゆくぞ」
殺生丸が刀を構えると、犬夜叉も刀を構えた。
殺生丸が刀を一振りすると、斬られてもいないのに犬夜叉の体に傷ができる。
「やっぱり受けるのがやっとだわ」
「しかも剣圧に負けとる」とかごめと四宝が騒ぎ立てる。
「ち…ちくしょう…」
「…」
やはり…ただの半妖の血の匂いしかしない…
だがあの時――悟心鬼と闘いながら、犬夜叉の血の匂いは、確かに変わった。
それがどういうことなのか…この目で見極めてくれる。
それにしてもーー犬夜叉の呼吸が荒いな。
それに…。
「闘い方をかえたのか、犬夜叉。いつもはやたらと振り回してくるおまえが…」
「くっ…やかましいっ」
ガチャン
再び刃を会わせる。
犬夜叉は剣圧で血まみれになっている。
「ほお…鉄砕牙が少し重くなったのか」
「す…少しじゃねえバカヤロー!」
「ふん。手にあまる刀など…持たぬ方がマシだ」
そう言って殺生丸が刀を思い切り振った瞬間、鉄砕牙が投げ飛ばされる。
鉄砕牙は地面に突き刺さり、変化を解く。
ここまで…か。半妖などこの程度ということ。
これまでのは何かの間違いだったのか。
そう考えていたとき、犬夜叉は鉄砕牙を持たずに殺生丸に襲いかかってきた。
「…」
――身の程知らずが――
殺生丸が刀を犬夜叉に構えると、剣圧で犬夜叉が吹っ飛ばされる。
犬夜叉は殺生丸を睨む。
「半妖はしょせん半妖か…」
やはりこの間のは気のせい。
「もういい、死ね犬夜叉」
「いかん、逃げろ犬夜叉」と弥勒が叫ぶ。
しかし犬夜叉は動かない。
殺生丸が犬夜叉に向かって走り出した瞬間。
「!」
これ、は…。
血の匂いが…変わっていく。
思わず足を止めてしまう。
「みんな、犬夜叉つれてずらかれ」
刀々斎がそう言って、殺生丸に向かって炎をはく。
「! 刀々斎…」
そしてあっという間に犬夜叉たちは、何処かへ行ってしまった。
「いや、さすが殺生丸さまお強いっ!」と邪見がはしゃいでいる。
「しかし、あそこまで追いつめておきながら、なんで追いかけなかったので?」
「…」
「殺生丸さま?」
この殺生丸に一瞬でも恐れを感じさせるとは…。
あの時の犬夜叉は…。
「邪見、鈴のところへ返るぞ」
「は、はい」
―その頃の主人公-
殺生丸さま遅いなー。
私は花を積みながら殺生丸さまを待つ。この花で首飾りをつくって、殺生丸さまにあげよう。
その時、ふと妖気が後ろのほうからした。
「殺生丸さま…じゃない」
この嫌な妖気…。
「奈落!!!」
「さすがだね。しかし悪いね、奈落とはちょっと違うんだ」と女の人が木の陰から出てきた。
「あたしは風使いの神楽。奈落の分身みたいなもんさ」