第二章
name change
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今日は非番をもらった。というか無理やり非番にさせられたの間違いか。
「名前今までずっと非番を取ってないじゃないか。」
「いいんです私は。仕事もたくさんあるし!」
「だめだよ!明日は名前は非番!これは隊長命令だからね!」
「ではお休みいただきますね。ありがとうございます鳳橋隊長。」
となったもののなにしようかな。帰り道にそう考えて歩いていると、ひよ里ちゃんと会った。
「名前どないしたん?何か考え事しとるんか?」
目をクリクリとさせながら聞いてくるひよ里ちゃん。年下で可愛い〜って思いたくても、私より先に副隊長になっているひよ里ちゃん。絶対言えない。
「明日急に非番になったからどうしようかなって思ってまして。」
「ほんならうちらと女子会しよう!リサと夜ご飯行く約束してんねん!」
「え!いいんですか!ぜひ行きたいです!」
男の兄弟しかいないのと、村でも霊術院の時も京夜としか過ごしてなかったから女の子とご飯行けることがすごく嬉しかった。
「もちろんやで!じゃあ明日18時にこの前の店な!」
「はい!楽しみにしていますね!」
ひよ里と別れて家に帰った。とりあえず明日のために久しぶりにおめかししないとね。
非番の日。
朝から暇だった。とりあえずのんびりはしてるものの、いつも動いていたから落ち着かない。時刻は昼前。
「もう準備だけして散歩にでも行こうかな。」
とりあえず母の用意してくれていた綺麗な着物が何着かあったのを思い出し見てみる。見てみると他にも化粧道具や髪飾りもいくつかあった。
「お母さんすごく立派なのばっかり用意してくれてたんだ。化粧道具や髪飾りまで。死神になるから使うことはないかもって思ってたけど、こういう日のためなのか。」
私の髪の毛と目の色はピンクに近いブラウンで珍しい色だから悩むと思ってた。でもさすが母だった。どれも合いそうな物ばかり揃えていてくれた。化粧は母に一応教わっていたから大丈夫だ。
「今日はこれにしよう!」
ピンクの帯と水色のシンプルな花柄の着物と黄緑のバラの髪飾りを手に取り、化粧をした。気づけば昼を過ぎていたがちょうど良かった。
「よし!とりあえずお店付近に綺麗な池と周りには広場があった気がする。そこに行こうかな。」
私は部屋を出るとさっそく鳳橋隊長と会った。朝から何回か妙に霊圧は感じていたんだけどね。
「うわぁ!名前美しい!!普段から美人だけどさらに綺麗だね。どこか出かけるの?」
嬉しそうな笑顔でワクワクしながら聞いてくる鳳橋隊長。なんかなーと少し怪しげに思いながら私は返事をした。
「全然綺麗じゃないですよ。今日の夜ひよ里ちゃんとリサさんと女子会をすることになっていて、それまですることないので少し散歩をしてこようと思ってまして。」
「そこに関してはいつも素直じゃないね〜。女子会いいね!僕も混ぜてよって言いたい所だけど、あいにく忙しくてさ〜。いっぱい楽しんでおいで!そんな綺麗なんだから周りには気をつけなよ。」
お父さんかあなたは。それに忙しいって朝から人の部屋の周りうろちょろしてましたよねと言おうと思ったけど、非番もらえてひよ里ちゃんたちとご飯行けるし感謝しないと。
「ありがとうございます!では行ってきます!」
店付近に近づくとやっぱり人が多くなっていく。一応虚が出た時のために、私の斬魄刀はコンパクトにできるため持ち歩いてはいる。すると
「ねー君!1人でなにしているの?」
知らない男の人に声をかけられた。私こういうのは本当に苦手だ。
「ちょっと用事があるので失礼します。」
「用事って何時から?それか用事終わったあとにでもご飯なんてどう?」
「すみません、私お付き合いしている人がいるのでそれはできません。」
嘘だ。そんな人まったく無縁だしいない。
「俺こんな綺麗な人放っておけないんだ〜。」
って手首を握られた。振り払おうとしたがびくともしない。剣術では男の人にも勝てるけど素手となるとどうしても勝てない。斬魄刀を出す訳にもいかない。どうしよう。とても怖い。そう思っていると…
「その手離しい。嫌がってるの気づかんのか。」
私の後ろに聞いたことのある声。振り向くとそこには平子隊長が立っていた。でもいつも聞く声とは少し違う低い声だった。
「いたたたたたっ。すみません堪忍してください。」
平子隊長が握った男の手はビキビキと音を立てていた。
「ひ、平子隊長!私はもう大丈夫です!そろそろ離してあげて下さい!」
男はひぃー!と情けない声を出して逃げて行った。
「名前大丈夫か?まだ震えてんで。」
そう言って私の肩を抱いてくれた。落ち着く気持ちとすごくドキドキしている気持ちがある。なんなんだろこの気持ちは。胸が締め付けられる。
「ありがとうございます。あまりしたことのない経験なのでびっくりしてしまって…」
こっちを全然見ようとしない平子隊長。どうしたんだろう。
「なにか変ですかね?平子隊長全然こっち見て話してくれないから。」
平子隊長は一瞬驚いた顔をして、そのまま口を開く。
「今日は非番か?死覇装じゃないんやな。たしかにこない綺麗なべっぴんみたらどんな男でも連れ去りたくなるわ。」
「そんな!!綺麗だなんて。全然です。平子隊長はどうしてここに?」
「昼飯食おう思てたんや。そしたら名前が変なやつに絡まれてたんや。」
「なるほど!偶然でもお会いできて嬉しいです!」
「ほなこの前も言ってたし、俺飯まだやしお腹空いてるなら飯でも行くか?」
「そうですね!いきましょう!助けて頂いたお礼もしたいので!」
「アホか。俺のおごりに決まってるやろ。甘えとき。」
本当に優しくて良い人すぎる。部下からの信頼もすごく厚くて、こんな人がいつも近くにいてくれたら心地良いんだろうな。って何を思ってるの私。相手は隊長だよ。
平子隊長と初めてのご飯。なぜかドキドキが止まらない私。
「なぁ、さっき言ってた付き合ってるやつってもしかして如月のことか?」
いきなりの質問に戸惑った。あれは嘘だったから。そして何で京夜なんだろ。
「へ?京夜ですか?」
「呼び捨てやし、いつも仲良い感じやし、如月はさきのことよく知っとるというか、幼なじみだけに感じんから。」
確かに京夜とは生まれた時から一緒にいるし、京夜は私のことすごく理解してくれている。でも恋人のように感じたことは一回もなかった。
「京夜はどちらかと言うとお兄ちゃんって感じですね!鳳橋隊長と似ている感じです!それに私お付き合いしている人なんていませんし。あれはあの場をしのぐための嘘です。嫌ですよね、こんなすぐ嘘つくの。あはは。」
嘘つきだって嫌われたかな。嫌われたら嫌だな。
「アホか。嫌いになんてならんわ。むしろ安心したぐらいやわ。」
最後の方ボソッとしていて全然聞き取れなかった。
でも嫌われなくて良かったと思った。
「良かった。平子隊長に嫌われたら辛いです。」
平子隊長は今日すごく驚いた顔をする。どうしたんだろう。
「変なこと聞いてすまんかったな!ほら冷めてまうで早う食べや。」
それからたわいの無い会話をして、お互いたくさん笑った。やっぱりこの人といるのは楽しくて心地良い。もっと一緒にいたいと思った。助けてもらったのにご馳走になり、お礼を言い解散した。
「名前今までずっと非番を取ってないじゃないか。」
「いいんです私は。仕事もたくさんあるし!」
「だめだよ!明日は名前は非番!これは隊長命令だからね!」
「ではお休みいただきますね。ありがとうございます鳳橋隊長。」
となったもののなにしようかな。帰り道にそう考えて歩いていると、ひよ里ちゃんと会った。
「名前どないしたん?何か考え事しとるんか?」
目をクリクリとさせながら聞いてくるひよ里ちゃん。年下で可愛い〜って思いたくても、私より先に副隊長になっているひよ里ちゃん。絶対言えない。
「明日急に非番になったからどうしようかなって思ってまして。」
「ほんならうちらと女子会しよう!リサと夜ご飯行く約束してんねん!」
「え!いいんですか!ぜひ行きたいです!」
男の兄弟しかいないのと、村でも霊術院の時も京夜としか過ごしてなかったから女の子とご飯行けることがすごく嬉しかった。
「もちろんやで!じゃあ明日18時にこの前の店な!」
「はい!楽しみにしていますね!」
ひよ里と別れて家に帰った。とりあえず明日のために久しぶりにおめかししないとね。
非番の日。
朝から暇だった。とりあえずのんびりはしてるものの、いつも動いていたから落ち着かない。時刻は昼前。
「もう準備だけして散歩にでも行こうかな。」
とりあえず母の用意してくれていた綺麗な着物が何着かあったのを思い出し見てみる。見てみると他にも化粧道具や髪飾りもいくつかあった。
「お母さんすごく立派なのばっかり用意してくれてたんだ。化粧道具や髪飾りまで。死神になるから使うことはないかもって思ってたけど、こういう日のためなのか。」
私の髪の毛と目の色はピンクに近いブラウンで珍しい色だから悩むと思ってた。でもさすが母だった。どれも合いそうな物ばかり揃えていてくれた。化粧は母に一応教わっていたから大丈夫だ。
「今日はこれにしよう!」
ピンクの帯と水色のシンプルな花柄の着物と黄緑のバラの髪飾りを手に取り、化粧をした。気づけば昼を過ぎていたがちょうど良かった。
「よし!とりあえずお店付近に綺麗な池と周りには広場があった気がする。そこに行こうかな。」
私は部屋を出るとさっそく鳳橋隊長と会った。朝から何回か妙に霊圧は感じていたんだけどね。
「うわぁ!名前美しい!!普段から美人だけどさらに綺麗だね。どこか出かけるの?」
嬉しそうな笑顔でワクワクしながら聞いてくる鳳橋隊長。なんかなーと少し怪しげに思いながら私は返事をした。
「全然綺麗じゃないですよ。今日の夜ひよ里ちゃんとリサさんと女子会をすることになっていて、それまですることないので少し散歩をしてこようと思ってまして。」
「そこに関してはいつも素直じゃないね〜。女子会いいね!僕も混ぜてよって言いたい所だけど、あいにく忙しくてさ〜。いっぱい楽しんでおいで!そんな綺麗なんだから周りには気をつけなよ。」
お父さんかあなたは。それに忙しいって朝から人の部屋の周りうろちょろしてましたよねと言おうと思ったけど、非番もらえてひよ里ちゃんたちとご飯行けるし感謝しないと。
「ありがとうございます!では行ってきます!」
店付近に近づくとやっぱり人が多くなっていく。一応虚が出た時のために、私の斬魄刀はコンパクトにできるため持ち歩いてはいる。すると
「ねー君!1人でなにしているの?」
知らない男の人に声をかけられた。私こういうのは本当に苦手だ。
「ちょっと用事があるので失礼します。」
「用事って何時から?それか用事終わったあとにでもご飯なんてどう?」
「すみません、私お付き合いしている人がいるのでそれはできません。」
嘘だ。そんな人まったく無縁だしいない。
「俺こんな綺麗な人放っておけないんだ〜。」
って手首を握られた。振り払おうとしたがびくともしない。剣術では男の人にも勝てるけど素手となるとどうしても勝てない。斬魄刀を出す訳にもいかない。どうしよう。とても怖い。そう思っていると…
「その手離しい。嫌がってるの気づかんのか。」
私の後ろに聞いたことのある声。振り向くとそこには平子隊長が立っていた。でもいつも聞く声とは少し違う低い声だった。
「いたたたたたっ。すみません堪忍してください。」
平子隊長が握った男の手はビキビキと音を立てていた。
「ひ、平子隊長!私はもう大丈夫です!そろそろ離してあげて下さい!」
男はひぃー!と情けない声を出して逃げて行った。
「名前大丈夫か?まだ震えてんで。」
そう言って私の肩を抱いてくれた。落ち着く気持ちとすごくドキドキしている気持ちがある。なんなんだろこの気持ちは。胸が締め付けられる。
「ありがとうございます。あまりしたことのない経験なのでびっくりしてしまって…」
こっちを全然見ようとしない平子隊長。どうしたんだろう。
「なにか変ですかね?平子隊長全然こっち見て話してくれないから。」
平子隊長は一瞬驚いた顔をして、そのまま口を開く。
「今日は非番か?死覇装じゃないんやな。たしかにこない綺麗なべっぴんみたらどんな男でも連れ去りたくなるわ。」
「そんな!!綺麗だなんて。全然です。平子隊長はどうしてここに?」
「昼飯食おう思てたんや。そしたら名前が変なやつに絡まれてたんや。」
「なるほど!偶然でもお会いできて嬉しいです!」
「ほなこの前も言ってたし、俺飯まだやしお腹空いてるなら飯でも行くか?」
「そうですね!いきましょう!助けて頂いたお礼もしたいので!」
「アホか。俺のおごりに決まってるやろ。甘えとき。」
本当に優しくて良い人すぎる。部下からの信頼もすごく厚くて、こんな人がいつも近くにいてくれたら心地良いんだろうな。って何を思ってるの私。相手は隊長だよ。
平子隊長と初めてのご飯。なぜかドキドキが止まらない私。
「なぁ、さっき言ってた付き合ってるやつってもしかして如月のことか?」
いきなりの質問に戸惑った。あれは嘘だったから。そして何で京夜なんだろ。
「へ?京夜ですか?」
「呼び捨てやし、いつも仲良い感じやし、如月はさきのことよく知っとるというか、幼なじみだけに感じんから。」
確かに京夜とは生まれた時から一緒にいるし、京夜は私のことすごく理解してくれている。でも恋人のように感じたことは一回もなかった。
「京夜はどちらかと言うとお兄ちゃんって感じですね!鳳橋隊長と似ている感じです!それに私お付き合いしている人なんていませんし。あれはあの場をしのぐための嘘です。嫌ですよね、こんなすぐ嘘つくの。あはは。」
嘘つきだって嫌われたかな。嫌われたら嫌だな。
「アホか。嫌いになんてならんわ。むしろ安心したぐらいやわ。」
最後の方ボソッとしていて全然聞き取れなかった。
でも嫌われなくて良かったと思った。
「良かった。平子隊長に嫌われたら辛いです。」
平子隊長は今日すごく驚いた顔をする。どうしたんだろう。
「変なこと聞いてすまんかったな!ほら冷めてまうで早う食べや。」
それからたわいの無い会話をして、お互いたくさん笑った。やっぱりこの人といるのは楽しくて心地良い。もっと一緒にいたいと思った。助けてもらったのにご馳走になり、お礼を言い解散した。