できちゃった!
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「ねぇ隊長に戻るって本当?」
「せやで」
言ってくれてもいいじゃない、と言おうとしたが言えなかったのは101年前に言った"これから先どうなるか分からへんけど生きてる限り守ったるし衣食住も何とかしたる"という言葉を終わらせたくなかったから。
藍染も捕まり、冤罪と証明された。
真子も皆も元に戻るのだ。
「ちょっと待って、」
先に歩く真子に着いていこうとしたら急に立ちくらみした。
「……何しとんねん、お前は」
もっとしっかりせェよ、と呟く真子はどことなく遠く感じる。
「ごめんなさい、」
立ち上がって歩き出したいのに身体が思うように動かない。
「先行ってて、立ちくらみ、治まったら」
宿舎に戻るから、と言おうとしたら真子がしゃがむ。
「真子も具合悪いの?」
「アホか、さっさとせェよ」
「ちょっと太ったしいい」
「今更やろ、気が変わる前にさっさと乗れや」
ぶっきらぼうな言い方なのはいつもの事。昔、引き連れてた女の子にはもっと優しくしてたのにな、などと未だに嫉妬してしまう。
「ったく戦い終わって気緩むのも分かるけどほどほどにせェよ」
「ん、」
細いくせに筋肉はしっかりついてて、造作もなく背負ってくれる。おんぶされるのなんて何年ぶりだろうか。
「実家に戻ったんか?」
「それこそ今更でしょ」
「……せやな」
真子の首筋に顔を寄せれば、こしょばいからやめェや、と嫌がられる。
ほら着いたで、と声をかけられ前を向けば知らない家だ。
「ここどこ」
「これから住む家」
「ふぅん」
真子だけが住む家なの?それとも2人で住む家なの?なんて聞けやしない。
俺別の子と暮らすねんなんて言われたら立ち直れなそうだし。
よっこらせと玄関に座らされ、ブーツの靴紐を解いてくれる。
「なァ」
「何?」
「現世に来たこと後悔してるか?」
「してないよ、だって私、真子のこと好きだもん」
「お前は変わらへんな」
お姫様抱っこしてベットに座らされる。
ワンピースのファスナーを下ろされ慌てて制止する。
「まだ、日が明るいよ?」
「アホか、お前熱あるやろ。さすがに病人相手に無理はさせられへんわ」
「熱……っぽいかも」
「お前ホンマに人のことばっかやんけ、もっと自分を大切にせェよ」
もしかしてひよ里さんが斬られて一目散に駆け寄り、市丸に怪我を負わされたことをまだ怒ってるのだろうか。あの時、真子が来てくれなかったら今こうしていないかもしれなかったし。
「迷惑かけて怒ってるよね」
「ちゃう、まァええわその話はまた今度で」
ブラのホックを外され、カップ付きのキャミソールを着させられる。
「こっちの寝巻きやと浴衣しかあらへんのやな」
「可愛すぎない、その柄は」
「は、お前俺のセンスに文句あるんかいな」
だって次の真子の副官の子に比べたら随分と歳上なのに、淡い色の桜柄の浴衣なんて。
浴衣が可愛すぎて小っ恥ずかしい。
「副官の子の浴衣?」
「アホ、そないなの俺が桃に贈ったらセクハラになるやんけ。小っこい彼氏さんが黙っとらんわ」
「嬉しい、」
別に初めて服を贈られるわけではないのに目頭が熱くなる。
「やめェや、お前俺が泣かせたみたいやんけ」
泣いてることを指摘され、嗚咽が漏れる。
いよいよ焦り出したのか、動揺した真子が困った顔をしながらも頭を撫でてくれる。
「なんや真子、あんた飛鳥襲おうとしたん?」
「勝手に入ってくんなや、それに昼間から見境なくそないな事せェへんわ」
「リサさん?どうされましたか?」
さすがに気心知れた相手と言えども今の状態を見られるのは恥ずかしい。号泣して挙句に浴衣ははだけて下着が丸見えだ。
「あんたええ乳持っとるね」
「コラ触んなや俺のやど」
さりげなく胸を揉まれた気がするが浴衣を着せてくれる。
「真子、あんた15分後に隊首会やろ?着替えんでええの?」
「ったく、ホンマは飛鳥体調悪そうやから行きたないんやけどなァ」
「サボりたいだけやろ」
テキパキと死覇装に着替えて羽織をする真子を眺める。死覇装の姿は101年振りに見る。
「ほな行ってくるわ」
「興味あらへんわ」
「お前に言ってへんわ、飛鳥に言うとんねん」
「行ってきますのチューするん?」
「お前の前では絶対せェへん」
不機嫌そうに眉間に皺を寄せて玄関に行く真子を見送る。
「真子いると話しにくかったからちょうどええわ」
「どうしたんです?」
「あんた妊娠してへん?」
告げられた言葉に思わず息が詰まった
「せやで」
言ってくれてもいいじゃない、と言おうとしたが言えなかったのは101年前に言った"これから先どうなるか分からへんけど生きてる限り守ったるし衣食住も何とかしたる"という言葉を終わらせたくなかったから。
藍染も捕まり、冤罪と証明された。
真子も皆も元に戻るのだ。
「ちょっと待って、」
先に歩く真子に着いていこうとしたら急に立ちくらみした。
「……何しとんねん、お前は」
もっとしっかりせェよ、と呟く真子はどことなく遠く感じる。
「ごめんなさい、」
立ち上がって歩き出したいのに身体が思うように動かない。
「先行ってて、立ちくらみ、治まったら」
宿舎に戻るから、と言おうとしたら真子がしゃがむ。
「真子も具合悪いの?」
「アホか、さっさとせェよ」
「ちょっと太ったしいい」
「今更やろ、気が変わる前にさっさと乗れや」
ぶっきらぼうな言い方なのはいつもの事。昔、引き連れてた女の子にはもっと優しくしてたのにな、などと未だに嫉妬してしまう。
「ったく戦い終わって気緩むのも分かるけどほどほどにせェよ」
「ん、」
細いくせに筋肉はしっかりついてて、造作もなく背負ってくれる。おんぶされるのなんて何年ぶりだろうか。
「実家に戻ったんか?」
「それこそ今更でしょ」
「……せやな」
真子の首筋に顔を寄せれば、こしょばいからやめェや、と嫌がられる。
ほら着いたで、と声をかけられ前を向けば知らない家だ。
「ここどこ」
「これから住む家」
「ふぅん」
真子だけが住む家なの?それとも2人で住む家なの?なんて聞けやしない。
俺別の子と暮らすねんなんて言われたら立ち直れなそうだし。
よっこらせと玄関に座らされ、ブーツの靴紐を解いてくれる。
「なァ」
「何?」
「現世に来たこと後悔してるか?」
「してないよ、だって私、真子のこと好きだもん」
「お前は変わらへんな」
お姫様抱っこしてベットに座らされる。
ワンピースのファスナーを下ろされ慌てて制止する。
「まだ、日が明るいよ?」
「アホか、お前熱あるやろ。さすがに病人相手に無理はさせられへんわ」
「熱……っぽいかも」
「お前ホンマに人のことばっかやんけ、もっと自分を大切にせェよ」
もしかしてひよ里さんが斬られて一目散に駆け寄り、市丸に怪我を負わされたことをまだ怒ってるのだろうか。あの時、真子が来てくれなかったら今こうしていないかもしれなかったし。
「迷惑かけて怒ってるよね」
「ちゃう、まァええわその話はまた今度で」
ブラのホックを外され、カップ付きのキャミソールを着させられる。
「こっちの寝巻きやと浴衣しかあらへんのやな」
「可愛すぎない、その柄は」
「は、お前俺のセンスに文句あるんかいな」
だって次の真子の副官の子に比べたら随分と歳上なのに、淡い色の桜柄の浴衣なんて。
浴衣が可愛すぎて小っ恥ずかしい。
「副官の子の浴衣?」
「アホ、そないなの俺が桃に贈ったらセクハラになるやんけ。小っこい彼氏さんが黙っとらんわ」
「嬉しい、」
別に初めて服を贈られるわけではないのに目頭が熱くなる。
「やめェや、お前俺が泣かせたみたいやんけ」
泣いてることを指摘され、嗚咽が漏れる。
いよいよ焦り出したのか、動揺した真子が困った顔をしながらも頭を撫でてくれる。
「なんや真子、あんた飛鳥襲おうとしたん?」
「勝手に入ってくんなや、それに昼間から見境なくそないな事せェへんわ」
「リサさん?どうされましたか?」
さすがに気心知れた相手と言えども今の状態を見られるのは恥ずかしい。号泣して挙句に浴衣ははだけて下着が丸見えだ。
「あんたええ乳持っとるね」
「コラ触んなや俺のやど」
さりげなく胸を揉まれた気がするが浴衣を着せてくれる。
「真子、あんた15分後に隊首会やろ?着替えんでええの?」
「ったく、ホンマは飛鳥体調悪そうやから行きたないんやけどなァ」
「サボりたいだけやろ」
テキパキと死覇装に着替えて羽織をする真子を眺める。死覇装の姿は101年振りに見る。
「ほな行ってくるわ」
「興味あらへんわ」
「お前に言ってへんわ、飛鳥に言うとんねん」
「行ってきますのチューするん?」
「お前の前では絶対せェへん」
不機嫌そうに眉間に皺を寄せて玄関に行く真子を見送る。
「真子いると話しにくかったからちょうどええわ」
「どうしたんです?」
「あんた妊娠してへん?」
告げられた言葉に思わず息が詰まった