できちゃった!
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「あ、目覚めました?」
「ここはどこや、藍染は?」
ガバッと起き上がる平子隊長に内心ドキドキしながらもつとめて冷静に話しかける
「ここは現世です、現世で勝手に拝借した廃病院のにいます。藍染副隊長達は恐らく尸魂界に居らっしゃるかと…」
「ひよ里や拳西は?リサは?羅武やローズ、」
念の為用意していた鎮静剤を打つ。
「興奮は禁物です」
患者と話をする時は落ち着いて話す。不安な気持ちは相手にも伝わるから。
ひよ里さん達含めた他の隊長格の命の無事を伝えると項垂れながらも安心した表情を見せる。
「平子隊長達は今、"虚化"という症状に見舞われてます。死神と虚の境界線を破り、強大な力を手に入れた反面、制御できていない今の状態だと虚になってしまう」
「……」
「浦原隊長の聞き伝なのと最初に目覚められたのが平子隊長なのでここからはあくまでも予測になってしまいますが、」
鎮静剤の影響か倒れそうになる平子隊長を慌てて支える。
「1度発症した虚化を治すことは無理でしょう。でも精神世界に行き、内なる虚を屈服させることが虚化暴走を食い止める1つの手段かと思います」
「……なァ」
「なんですか?」
「意外とおっぱい大きいんやな」
「い、今はサラシを巻いてないので」
患者の様子を確認するって言いながら毎夜毎夜平子さんの個室に通う私を浦原隊長達は責めなかった。それに甘えてここぞとばかりに眠る平子隊長を堪能してた私は変質者なのかもしれない。
「興奮することはダメなんやろ?残念やなァ、せっかく夜這いしに来てくれてるのに答えられへんなんて」
「よ、夜這いなんて、」
「ずっと俺の事熱い眼差しで見とったやろ、尸魂界におった頃から」
「……」
「冗談に決まっと」
「分かりました、いいですよ」
「は?」
「虚化を制御出来たらいくらでもこの身を捧げます」
「アホちゃう?貴族の娘さんなんやからもっと自分を大事にせぇよ」
「貴族の身分も捨ててここに来たんです」
「なんでそんなアホなことしとんねん」
「平子隊長が好きだから、」
怪訝な瞳を向けられるがお構いなしだ。
「平子隊長が好きなんです。平子隊長が死ぬのが嫌で、あの夜勝手にあの場に向かいました。そして、今ここにいます。」
「……ホンマにアホやな」
「すごい好きなんです」
「駆け落ちまでされたら嫌でも分かるっちゅーねん」
「ごめんなさい」
「謝んなや」
力尽きたのか胸に顔を寄せられる。
「堪忍な、セクハラちゃうねん」
「平子隊長なら構いません」
「おっぱいやっわらかいのォ、でも鎮静剤のせいで全然性欲出てけェへんわ」
「そんなこと言って、」
「なァ」
「なんですか、平子隊長」
「真子でええわ、」
「し、真子さん」
「今はそれで勘弁したる」
ぼうっとするのだろう、気だるそうにこちらを見る。
「これから先どうなるか分からへんけど生きてる限り守ったるし衣食住も何とかしたる」
「あ、ありがとうございます」
「もう少しだけこのまんまでいさせてくれへんか」
「わ、分かりました」
何を考えてるのか分からないけど苦しんでるのだけは分かる。見せないけど泣いているのだろう。
こういう時に何をすればいいのか分からない。
ただ、ひたすら彼の背中をさすることしか出来なかった。
言わない、言わない、言えない
「ここはどこや、藍染は?」
ガバッと起き上がる平子隊長に内心ドキドキしながらもつとめて冷静に話しかける
「ここは現世です、現世で勝手に拝借した廃病院のにいます。藍染副隊長達は恐らく尸魂界に居らっしゃるかと…」
「ひよ里や拳西は?リサは?羅武やローズ、」
念の為用意していた鎮静剤を打つ。
「興奮は禁物です」
患者と話をする時は落ち着いて話す。不安な気持ちは相手にも伝わるから。
ひよ里さん達含めた他の隊長格の命の無事を伝えると項垂れながらも安心した表情を見せる。
「平子隊長達は今、"虚化"という症状に見舞われてます。死神と虚の境界線を破り、強大な力を手に入れた反面、制御できていない今の状態だと虚になってしまう」
「……」
「浦原隊長の聞き伝なのと最初に目覚められたのが平子隊長なのでここからはあくまでも予測になってしまいますが、」
鎮静剤の影響か倒れそうになる平子隊長を慌てて支える。
「1度発症した虚化を治すことは無理でしょう。でも精神世界に行き、内なる虚を屈服させることが虚化暴走を食い止める1つの手段かと思います」
「……なァ」
「なんですか?」
「意外とおっぱい大きいんやな」
「い、今はサラシを巻いてないので」
患者の様子を確認するって言いながら毎夜毎夜平子さんの個室に通う私を浦原隊長達は責めなかった。それに甘えてここぞとばかりに眠る平子隊長を堪能してた私は変質者なのかもしれない。
「興奮することはダメなんやろ?残念やなァ、せっかく夜這いしに来てくれてるのに答えられへんなんて」
「よ、夜這いなんて、」
「ずっと俺の事熱い眼差しで見とったやろ、尸魂界におった頃から」
「……」
「冗談に決まっと」
「分かりました、いいですよ」
「は?」
「虚化を制御出来たらいくらでもこの身を捧げます」
「アホちゃう?貴族の娘さんなんやからもっと自分を大事にせぇよ」
「貴族の身分も捨ててここに来たんです」
「なんでそんなアホなことしとんねん」
「平子隊長が好きだから、」
怪訝な瞳を向けられるがお構いなしだ。
「平子隊長が好きなんです。平子隊長が死ぬのが嫌で、あの夜勝手にあの場に向かいました。そして、今ここにいます。」
「……ホンマにアホやな」
「すごい好きなんです」
「駆け落ちまでされたら嫌でも分かるっちゅーねん」
「ごめんなさい」
「謝んなや」
力尽きたのか胸に顔を寄せられる。
「堪忍な、セクハラちゃうねん」
「平子隊長なら構いません」
「おっぱいやっわらかいのォ、でも鎮静剤のせいで全然性欲出てけェへんわ」
「そんなこと言って、」
「なァ」
「なんですか、平子隊長」
「真子でええわ、」
「し、真子さん」
「今はそれで勘弁したる」
ぼうっとするのだろう、気だるそうにこちらを見る。
「これから先どうなるか分からへんけど生きてる限り守ったるし衣食住も何とかしたる」
「あ、ありがとうございます」
「もう少しだけこのまんまでいさせてくれへんか」
「わ、分かりました」
何を考えてるのか分からないけど苦しんでるのだけは分かる。見せないけど泣いているのだろう。
こういう時に何をすればいいのか分からない。
ただ、ひたすら彼の背中をさすることしか出来なかった。
言わない、言わない、言えない