第5話
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廊下を曲がる手前で、人の声がした。
ルパンは慌てて足を止め、壁に張り付いた。
「おい! 今日のメインに使う子ウサギが1羽足りないぞ」
「何だって? どうするんだよ」
会話の主は立ち止まって話しているらしく、こちらに向かってくる様子はない。
宝物庫はこの先の階段を上がった先にある。
ルパンは2人が去るのをじっと待った。
「仕方ない。明日の為に仕込んでおいた肉を使おう。ウサギは明日以降に……おい、足りない1羽は今のうちにしめておけよ」
「あいよ!」
2人は去っていった。
会話を聞いていたルパンは青くなった。
震える手で通信機を掴む。
「じげーん! 助けてくれー!」
『どうした』
「不二子が食われちまう! 料理人より先に家畜小屋に行って、不二子を助けてくれ!」
『家畜小屋ぁ? なんでそんな所に……』
「木を隠すなら森の中って言うだろ? それに、ウサギは寂しいと死んじゃうんだって!」
『寂しいからって死ぬタマじゃねぇだろう、彼女は』
「いいから、とにかく早く行って!」
簡単に死ぬような女でもないが、万が一にも食べられてしまっては寝覚めが悪そうだ。
末代まで祟られる気がする。
次元は早足で家畜小屋へ向かった。
ルパンは慌てて足を止め、壁に張り付いた。
「おい! 今日のメインに使う子ウサギが1羽足りないぞ」
「何だって? どうするんだよ」
会話の主は立ち止まって話しているらしく、こちらに向かってくる様子はない。
宝物庫はこの先の階段を上がった先にある。
ルパンは2人が去るのをじっと待った。
「仕方ない。明日の為に仕込んでおいた肉を使おう。ウサギは明日以降に……おい、足りない1羽は今のうちにしめておけよ」
「あいよ!」
2人は去っていった。
会話を聞いていたルパンは青くなった。
震える手で通信機を掴む。
「じげーん! 助けてくれー!」
『どうした』
「不二子が食われちまう! 料理人より先に家畜小屋に行って、不二子を助けてくれ!」
『家畜小屋ぁ? なんでそんな所に……』
「木を隠すなら森の中って言うだろ? それに、ウサギは寂しいと死んじゃうんだって!」
『寂しいからって死ぬタマじゃねぇだろう、彼女は』
「いいから、とにかく早く行って!」
簡単に死ぬような女でもないが、万が一にも食べられてしまっては寝覚めが悪そうだ。
末代まで祟られる気がする。
次元は早足で家畜小屋へ向かった。