第4話
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何を言っているのかわからないわ」
「シラを切っても無駄です。実は先ほど、あなたが庭で男と会っているのを偶然目撃しましてね。男はあなたを綾と呼んでいました」
綾はサッと顔を青ざめさせた。
それを見て、パルドアは意地悪そうな笑みを浮かべた。
「あぁ、やはり王女の偽者か」
口調ががらりと変わる。
「ち、ちがっ……」
「国王陛下にお話ししなくては。何が狙いだ?」
「待って、別に騙そうとしたわけじゃ……」
焦った綾はとにかくこの事態をルパンたちに知らせようと、そっとポケットから通信機を取り出した。
パルドアに見えないように、背中に回した右手の中でスイッチを入れようとするがうまくいかない。
パルドアは周りに誰もいないのを確認すると、
「連れてこい」
と背後の従者に短く命令した。
パルドアも大きな男だったが、それより更に大柄な男が前に進み出てきて綾の腕をつかんだ。
「嫌っ……!」
綾は振りほどこうと腕を振り回した。
しかし男の手はしっかりと綾の腕をつかんで放さず、そのままグイと自分のほうへ引っ張った。
小声だがはっきりとした口調で警告する。
「おとなしくなさった方が。誰かに気づかれて困るのはそちらでしょう」
ソーントンにさえ気づかれるわけにはいかない。
綾は仕方なくパルドアについて歩き出した。
「シラを切っても無駄です。実は先ほど、あなたが庭で男と会っているのを偶然目撃しましてね。男はあなたを綾と呼んでいました」
綾はサッと顔を青ざめさせた。
それを見て、パルドアは意地悪そうな笑みを浮かべた。
「あぁ、やはり王女の偽者か」
口調ががらりと変わる。
「ち、ちがっ……」
「国王陛下にお話ししなくては。何が狙いだ?」
「待って、別に騙そうとしたわけじゃ……」
焦った綾はとにかくこの事態をルパンたちに知らせようと、そっとポケットから通信機を取り出した。
パルドアに見えないように、背中に回した右手の中でスイッチを入れようとするがうまくいかない。
パルドアは周りに誰もいないのを確認すると、
「連れてこい」
と背後の従者に短く命令した。
パルドアも大きな男だったが、それより更に大柄な男が前に進み出てきて綾の腕をつかんだ。
「嫌っ……!」
綾は振りほどこうと腕を振り回した。
しかし男の手はしっかりと綾の腕をつかんで放さず、そのままグイと自分のほうへ引っ張った。
小声だがはっきりとした口調で警告する。
「おとなしくなさった方が。誰かに気づかれて困るのはそちらでしょう」
ソーントンにさえ気づかれるわけにはいかない。
綾は仕方なくパルドアについて歩き出した。