第4話
name change
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「ところで次元。ここいらでハッキリさせておきたい事があるんだけども……」
両手の人差し指どうしをチョンチョンとつき合わせて、上目遣いのルパン。
気持ち悪いことこの上ない。
「ハッキリさせたいんだろ。ハッキリ言え」
「いや、ね? お前がそれだけウジウジしまくってるって事はさ。やっぱ綾が好きなのかなぁって……ね?」
次元は不愉快そうにルパンを睨んだ。
「いやいやいや、怒る事は無ぇだろ……」
「好きだ」
「へ?」
「変な顔をするな。お前じゃない。綾だ」
彼女が窓から飛び降りた時、
『ほら、心配することないじゃない』
そう言って笑ったその笑顔を見た時に気づいてしまったのだ。
その笑顔をずっと見ていたいと思ったら、もうそれこそ蟻地獄のようなもので、
どんなに否定しようとしても、愛しくて大切で、どうしようもない存在になってしまった。
「彼女がそばにいる生活を想像した。笑いたきゃ笑えよ」
「笑うもんかよ。好きな女をそばに置きたいと思うのは俺だって同じだ」
ルパンはウサギの背中をなで、また指を齧られそうになった。
「だが近づけば近づくほど、綾は……」
眩しかった。
闇の中に差し込んだ光のようだった。
それゆえに、彼女を自分なんかの、裏家業の人生に巻き込んでも良いのだろうかと悩んでいるのだった。
「でもお前、好きなんだろ?」
ルパンが再度確認する。
「そんな事を確認して何になる。考えてもみろ、彼女は女優で、まっとうな人生を生きてる。光と影、俺たちは対極にいる存在だ」
「でも、好きなんだろ?」
同じ言葉を繰り返すルパンに頭にきた次元は声を荒げた。
「あぁ、そうだよ! 綾が好きだ!」
するとルパンはニヤリと笑った。
「だってさ。聞こえた? 綾」
『ハイ』
ルパンの片手に掲げられた通信機から、鈴のような声がした。
両手の人差し指どうしをチョンチョンとつき合わせて、上目遣いのルパン。
気持ち悪いことこの上ない。
「ハッキリさせたいんだろ。ハッキリ言え」
「いや、ね? お前がそれだけウジウジしまくってるって事はさ。やっぱ綾が好きなのかなぁって……ね?」
次元は不愉快そうにルパンを睨んだ。
「いやいやいや、怒る事は無ぇだろ……」
「好きだ」
「へ?」
「変な顔をするな。お前じゃない。綾だ」
彼女が窓から飛び降りた時、
『ほら、心配することないじゃない』
そう言って笑ったその笑顔を見た時に気づいてしまったのだ。
その笑顔をずっと見ていたいと思ったら、もうそれこそ蟻地獄のようなもので、
どんなに否定しようとしても、愛しくて大切で、どうしようもない存在になってしまった。
「彼女がそばにいる生活を想像した。笑いたきゃ笑えよ」
「笑うもんかよ。好きな女をそばに置きたいと思うのは俺だって同じだ」
ルパンはウサギの背中をなで、また指を齧られそうになった。
「だが近づけば近づくほど、綾は……」
眩しかった。
闇の中に差し込んだ光のようだった。
それゆえに、彼女を自分なんかの、裏家業の人生に巻き込んでも良いのだろうかと悩んでいるのだった。
「でもお前、好きなんだろ?」
ルパンが再度確認する。
「そんな事を確認して何になる。考えてもみろ、彼女は女優で、まっとうな人生を生きてる。光と影、俺たちは対極にいる存在だ」
「でも、好きなんだろ?」
同じ言葉を繰り返すルパンに頭にきた次元は声を荒げた。
「あぁ、そうだよ! 綾が好きだ!」
するとルパンはニヤリと笑った。
「だってさ。聞こえた? 綾」
『ハイ』
ルパンの片手に掲げられた通信機から、鈴のような声がした。