第1話
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ルパンは通信機をテーブルから取り上げた。
不二子も同じ物を持っている。
「おーい、不二子ちゃんやーい。お返事くらいしてちょーだい!」
ルパンがいくら呼びかけても、通信機はウンともスンとも言わなかった。
あれから数ヶ月も経っているのだから、不二子が通信機を身に着けている可能性はかなり低いだろう。
つまり、ルパンの呼びかけはまったくの無駄。
「もういいだろう。不二子の事は放っておけよ」
次元が横から通信機を奪い取った。
「ガキじゃあるまいし、気が向いたら連絡してくるさ」
「けどよー」
「チッ、諦めの悪いヤツだな」
ルパンは唇を尖らせ、子供のように拗ねてしまった。
『次元? 次元なの?』
唐突に通信機から女の声が漏れてきて、次元は息をのんだ。
あきらかに不二子ではない。
声のトーンが高いし、それに、不二子なら第1声が『次元?』であろうはずがない。
ルパンと2人で顔を見合わせる。
「誰だ」
『私よ。ユニシアで……』
ユニシア。
その単語1つで次元は誰だか分かった。
「綾……」
脳裏に彼女の笑顔が浮かんだ。
不二子も同じ物を持っている。
「おーい、不二子ちゃんやーい。お返事くらいしてちょーだい!」
ルパンがいくら呼びかけても、通信機はウンともスンとも言わなかった。
あれから数ヶ月も経っているのだから、不二子が通信機を身に着けている可能性はかなり低いだろう。
つまり、ルパンの呼びかけはまったくの無駄。
「もういいだろう。不二子の事は放っておけよ」
次元が横から通信機を奪い取った。
「ガキじゃあるまいし、気が向いたら連絡してくるさ」
「けどよー」
「チッ、諦めの悪いヤツだな」
ルパンは唇を尖らせ、子供のように拗ねてしまった。
『次元? 次元なの?』
唐突に通信機から女の声が漏れてきて、次元は息をのんだ。
あきらかに不二子ではない。
声のトーンが高いし、それに、不二子なら第1声が『次元?』であろうはずがない。
ルパンと2人で顔を見合わせる。
「誰だ」
『私よ。ユニシアで……』
ユニシア。
その単語1つで次元は誰だか分かった。
「綾……」
脳裏に彼女の笑顔が浮かんだ。