第2話
name change
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「あの、次元」
戸締りを確認して部屋を出ようとした次元を呼び止めた。
もとはと言えば私が勝手に外出したのが悪いのに、次元はボディガードとしてちゃんと守ってくれた。
そのことに、まだちゃんとお礼を言っていなかった。
「今日はありがとう。その……」
振り向いた次元と目が合った。
その顔を見たらなんだか急に恥ずかしくなってきて、言葉が尻すぼみになってしまう。
すると次元は何を勘違いしたのか、したり顔で笑った。
「脱走の件なら、心配しなくても喋らねぇよ」
「そうじゃなくて。と、通りでのこと!」
顔が熱い。
赤くなってないといいけど。
「私のことを本当に守ってくれるのね」
「それが仕事だからな」
「…………」
そう言うだろうとは思っていたが、なぜか胸が苦しかった。
「今日は風船が割れただけだったけど、もしあれが本物の銃だったらって思ったら、すごく怖かった。とっさに次元が庇ってくれて、動揺している私を気遣ってもくれて。すごく安心した。だから、ちゃんとお礼が言いたかったの」
「礼なんていらねぇさ」
胸が苦しい。
言うこと言って、さっさと寝よう。
「私が言いたいんだから、ちゃんと聞いて!」
「へぇへぇ」
「ありがとう、次元。おやすみなさい」
それだけ言って、私は寝室へ駆け込んだ。
戸締りを確認して部屋を出ようとした次元を呼び止めた。
もとはと言えば私が勝手に外出したのが悪いのに、次元はボディガードとしてちゃんと守ってくれた。
そのことに、まだちゃんとお礼を言っていなかった。
「今日はありがとう。その……」
振り向いた次元と目が合った。
その顔を見たらなんだか急に恥ずかしくなってきて、言葉が尻すぼみになってしまう。
すると次元は何を勘違いしたのか、したり顔で笑った。
「脱走の件なら、心配しなくても喋らねぇよ」
「そうじゃなくて。と、通りでのこと!」
顔が熱い。
赤くなってないといいけど。
「私のことを本当に守ってくれるのね」
「それが仕事だからな」
「…………」
そう言うだろうとは思っていたが、なぜか胸が苦しかった。
「今日は風船が割れただけだったけど、もしあれが本物の銃だったらって思ったら、すごく怖かった。とっさに次元が庇ってくれて、動揺している私を気遣ってもくれて。すごく安心した。だから、ちゃんとお礼が言いたかったの」
「礼なんていらねぇさ」
胸が苦しい。
言うこと言って、さっさと寝よう。
「私が言いたいんだから、ちゃんと聞いて!」
「へぇへぇ」
「ありがとう、次元。おやすみなさい」
それだけ言って、私は寝室へ駆け込んだ。