第2話
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
突然、部屋のドアがノックされた。
1人で落ち着かなかった私は、駆けていってドアを開ける。
全身黒ずくめの男が立っていた。
「無用心だな。相手を確かめもせずにドアを開けるなんて」
男はカーテンを閉め、窓際の家具を中央へ寄せた。
彼が何をしたいのか分からずに、私はぼーっと彼のやる事を見ていた。
すると彼は、
「危機管理能力ゼロだな」
そう言って鼻で笑った。
「あなた誰なの?」
「俺は次元大介。あんたのボディガードだ」
そういえば、ソーントンさんがボディガードをつけると言っていた。
それがこの人。
帽子の下から睨むように私を見ている。
その眼光鋭い瞳で値踏みするように見られていると、身がわりだと分かってしまいそうな気がして不安になった。
「それならその口の利き方はなに? それが王女に対する態度なの?」
彼の威圧感に負けないように胸を張り、わざと彼に突っかかった。
胸ぐらを掴めそうな距離まで詰め寄って、人差し指まで向けて。
彼はじっと私の顔を見ていた。
そしてなぜか、ふっと笑みを浮かべる。
「悪かったな」
そう言って微笑む彼の表情に、私はなぜか落ち着かない気分になる。
この人、強面のくせに笑顔はちょっとステキかも。
1人で落ち着かなかった私は、駆けていってドアを開ける。
全身黒ずくめの男が立っていた。
「無用心だな。相手を確かめもせずにドアを開けるなんて」
男はカーテンを閉め、窓際の家具を中央へ寄せた。
彼が何をしたいのか分からずに、私はぼーっと彼のやる事を見ていた。
すると彼は、
「危機管理能力ゼロだな」
そう言って鼻で笑った。
「あなた誰なの?」
「俺は次元大介。あんたのボディガードだ」
そういえば、ソーントンさんがボディガードをつけると言っていた。
それがこの人。
帽子の下から睨むように私を見ている。
その眼光鋭い瞳で値踏みするように見られていると、身がわりだと分かってしまいそうな気がして不安になった。
「それならその口の利き方はなに? それが王女に対する態度なの?」
彼の威圧感に負けないように胸を張り、わざと彼に突っかかった。
胸ぐらを掴めそうな距離まで詰め寄って、人差し指まで向けて。
彼はじっと私の顔を見ていた。
そしてなぜか、ふっと笑みを浮かべる。
「悪かったな」
そう言って微笑む彼の表情に、私はなぜか落ち着かない気分になる。
この人、強面のくせに笑顔はちょっとステキかも。